近本、風を切る!

近本、風を切った。近本、自慢の快足で、試合の流れを一気に引き寄せた。続けざまに二盗、三盗を決め、逆転への突破口を開いた。矢野監督は、
「大きく流れを変えてくれた。リズムに乗って、走る勇気は止まってしまう。近本が多く走者に出ることが、ウチの野球」
とたたえた。5カードぶりの勝ち越し。先発・岩田は、今季2勝目。

「2カ月ぶりといわれると、すごく恥ずかしいんですけど…」
と、岩田。6回5安打2失点。持ち前の低めに丁寧に集める投球が光った。2本塁打を浴びるも、18のアウトのうち、14がゴロ。
「自分のピッチングができている証拠」
と、胸を張った。

さて、2点を追う、4回だ。先頭打者として迎えた近本、第2打席で一、二塁間を痛烈に破って出塁。続く糸原の2球目、投手のモーションとともに、二塁へスタートを切った。間一髪のタイミングで、セーフ。

さらに一死後、勢いに乗る足は止まらなかった。「サンケイスポーツ」によると、
「やっと、自分の仕事ができた。しっかりとタイミングを計って、いつでもいけるようにと思っていたので。チームにいい流れを呼び込むことができた」
と、糸井の2球目に今度は三塁へスタート。意表を突いた三盗が、糸井の適時打、そしてマルテの逆転打を呼んだ。



先発野手全員安打の攻撃の中心となった主軸3人。2点を追う、その4回。一死三塁で3番・糸井が、しぶとく中前適時打。4番・大山が二塁打で二、三塁に好機を拡大すると、5番・マルテが、左前に逆転2点打。一気に試合をひっくり返した。そのマルテ、
「スペシャルな日になった」
家族が来日してから、約1週間。遠く離れて暮らす家族へ、贈る一打を放った。

さらに5回、先頭・高山が右前打で出塁すると、消極的走塁での懲罰交代後の木浪。左中間への適時二塁打で、1点を追加。6回も先頭・糸井が右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、続く大山が5点目の左前適時打。7回も植田の右前打から1点を追加し、これで4イニング連続得点。

<日本生命セ・パ交流戦:阪神6-2西武>◇22日◇甲子園