┌ ＼ ☆ Ａ．Ｒ．Ｅ．ＧＯＥＳ ＯＮ ☆／ ┐
タイガース、新時代へ
★スポーツ紙、ななめ読み★
└───━•♠︎•♥︎────♦︎•♣︎•━───────┘
才木浩人、128球完封！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○＜DeNA0－1阪神＞◇12日◇横浜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一夜で首位奪還
■先発・才木浩人がチーム今季初の完封勝利を飾った。4安打、5奪三振、128球を投げ抜いた。味方の好守にも助けられながら、安定感抜群の投球を続けた。ヒーローインタビューで、才木は、
「もう少し点を取って欲しいですね（笑）」
と語り、スタンドは大爆笑。母の日の勝利とあって、
「勝ちました～！！」
と、歓喜の報告をした。ヒーローインタビューで、
「最後、8回、9回でも全然、まだ余力が残っていたので。よかったと思います」
–最後まで行く感じで…、
「僕は、とりあえず、一つずつみたいな意識で行っていましたけど。監督と安藤さん（投手コーチ）が最後まで行くようなことを言ってもらったんで、そこからと思います」
岡田監督は、
「そら才木さまさまよ。ハッキリ言うて」
と、大絶賛。あえて9回もマウンドに上げたのは状態を判断しての策と明かした。尻上がりに調子を上げてきた才木。
「6回くらいから、ようなってきたよな。風で高めが伸びてた。だから6回くらいから安心してた」
1－0のこの展開では代えられない、という思いや、このゲームは才木にやろう、という気持ちがあったのだと思う。これを乗り切れば大黒柱になる、ということで賭けたのではないだろうか。
「まあ、1番イニングも投げとるしな、防御率も悪くないしな。けっこうあれや、負けた後に才木で勝ってるよ。負け試合の後、多いよな」
梅野隆太郎が好リードで、才木の完封勝利を演出。武器のフォークに加え、スライダーも効果的に使用。
「引いたらダメやぞ」
と、声をかけ、力強い直球もストライクゾーン内へどんどん投げ込ませた。
打線シャッフルが、また機能。森下＆佐藤輝を外し、井上を1番に抜擢、3番に近本を据えた理由を、
「去年と同じ形じゃできへんで」
と、語った。
「いや、いろいろずっと考えてたんや、おーん。3番打つやつの打率が悪すぎるんよな、誰が打っても3番あかんねん、近本もあかんかったやろ。ちょっと分からんけどな、巡り合わせでな」
わずか2安打1得点の打線に、
「よう勝ったよ」
1番・井上が好機拡大の安打→中野の適時二塁打で先制。打線は0－0の3回、井上の中前打などで二死から一、二塁の好機を演出。2番・中野が先発大貫の138キロ速球をとらえ、右翼線にライナーで運んだ。
「甘い球が来なかったですし、チームとしてもなかなかチャンスがないかなという状況。しっかりと仕留められたので良かった」
二塁走者を一気に生還させる一打で、大きな先制点をもたらした。
中野が、超絶背面キャッチ。5回にスーパープレーを見せて併殺に仕留めた。5回一死から京田が放った打球はフラフラと中前に上がった。だが、二塁・中野が全力で背走。落下地点に入るとジャンプしながらグラブを差し出し、見事にキャッチした。
「今日の試合がすごく大事というのはわかってました」
一塁走者の山本は落ちると判断して三塁ベースまで激走しており、アウトがコールされるとぼうぜんとした表情を浮かべた。マウンドの才木は満面の笑みでグラブをたたき、中野のプレーをたたえた。3回には左翼・ノイジーが、フェンスに激突しながら好捕。得意の壁ドン〟がまた炸裂。前日に続いて、横浜スタジアムは不規則な風が吹いていた。
◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●＜DeNA11－9阪神＞◇11日◇横浜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■轟沈（ごうちん）。痛恨の大逆転負け。最大7点差のリードをひっくり返され、大逆転負けを喫した。首位陥落。近本光司、満塁本塁打含む6打点でも負けた。8回に岩崎優が筒香に逆転被弾、3本塁打をくらい、逆転負けを喫した。
打線は3回までに先発野手全員安打、10安打9得点の猛攻で序盤の主導権を奪った。井上広大は、
「打ったのはストレート。チャンスの場面でしたし、積極的に打ちにいこうと思っていました。最低外野フライという楽な気持ちで打席に入れたことがいい結果につながったと思います」
2戦連続先発に応えるマルチ安打、「右中間意識して」連日の適時打。前川右京も、4試合ぶりのスタメン起用に今季3度目のマルチ安打で応えた。「3番・左翼」で出場。
伊藤将司が、まさかの大量失点で降板を喫した。5回途中8安打7失点（自責点6）での降板。岡田監督は、
「高い高い高い言うてんのに。修正でけへんのやな」
7点リード、守れず。２軍合流、
「１日でも早く戻りたい」
◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖
