あるぞ、阪神史上初の開幕新人1、2番!

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 あるぞ、阪神史上初の開幕新人1、2番!

           サイコロ勝敗表;●●●●●△●○○
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4番で復帰した大山が、先制2号2ランを放った。6回には先頭の近本が左前打を放ち、左翼手がファンブルする間に二進。続くマルテが中前にタイムリーを放ち、1点を追加。7回には、1番・遊撃でのスタメン出場、D3位・木浪、タイムリー二塁打で突き放した。勝負強さも際立っている。木浪は1回にも二塁打を放っており、5打数2安打でオープン戦打率は・444。

あるぞ、阪神史上初の開幕新人1、2番。「1番・木浪」、「2番・近本」。2人のルーキーが、攻撃の軸となった。実戦を重ねるたびに調子を上げる2人に、開幕スタメンへの期待は高まる。

持ち味を存分に発揮した。先発・青柳は5回4安打1失点。制球難もなく無四死球で、圧巻7三振を奪い、開幕ローテ入りをアピールした。
「真っすぐ、ツーシームとも、ある程度コントロールできて、スライダー、ツーシームが有効に使えた」
ほぼ完ペキな投球内容だった。矢野監督から、
「危なげないどころか、完ペキに近いんじゃないの? 今日の内容やったら2ケタ勝てる」

主砲らしく、たったひと振りで均衡を破った。大山が、オープン戦2号2ランを放った。4番・三塁で出場し、2回に中前打を放つと、4回、一死二塁から初球スライダーを強振。中堅左横に、豪快アーチを突き刺した。
「ホームランどうこうではなく、自分のいい点(ポイント)で打てました」
と、納得。矢野監督も、笑顔だ。
「デッドボールぶつかってよくなったんじゃない? 足もよう動いてたで」と笑いつつ、
「いい意味で(侍ジャパンを)経験したものっていうのは、何かこう伝わってくる感じはする」
2年連続で侍ジャパンに選出されたものの、いずれも無安打。10日の試合で左ひざ裏に死球を受け、負傷交代していた。

 <オープン戦:中日2-4阪神>◇13日◇ナゴヤドーム

適時打を打った選手は、塁上でガッツポーズをして喜ぼう!

ようやくお目覚め。矢野・阪神が、オープン戦8試合目で待ちに待った初勝利を挙げた。12安打5得点と爆発。待望の1勝に、
「オープン戦とはいえ、勝つのは大変」
と、安堵の表情だ。一軍に再合流した高山が2回に先制の右前適時打を放つなど2安打2打点と活躍。また、初めて本職の遊撃で初スタメン、ドラ3・木浪も、3安打2打点。し烈な遊撃の定位置争いから、新人が抜け出した。

2回無死一、三塁。ここが自分の勝負所。7番・高山が、初球スライダーをとらえて右前へ先制打を放った。一塁ベース上で、両手を突き上げてガッツポーズ。4回には中堅フェンスにぶち当てる決勝のタイムリー。「サンケイスポーツ」によると、
「今日はすごく、うまくいきました」
競争の真ん中にいるべき男が帰ってきた。まさに遅れてきた男が打線の新しい風となり、チームを乗せた。矢野監督も、
「あいつの気持ちが出ていたと思う。ただ単に上がってきただけじゃなく、結果を出すという」
と、目を細めた。

沖縄・宜野座キャンプを終えて二軍行き。教育リーグ5試合で打率3割8分1厘と打ちまくり、結果を残し帰ってきた。今回の名古屋遠征から一軍に復帰した。キャンプから競争を掲げて、高山の打撃を辛抱強く見守ってきただけに目尻を下げた。



一方で、藤浪は、無期限二軍へ。左打者9人の竜打線に、
「立ち上がりから、感触よくなかった」
4回無安打1失点ながら、4四死球と相変わらず制球に苦しんだ。

4回71球、暴投2。すっぽ抜けたり、引っかけたりと、制球はバラバラ。試合後に、本人と話し合った矢野監督は、
「自分と戦っている。相手と勝負できていない感じ。一度、二軍に行かせようかなと」
と明言した。開幕を目前にし、自らと向き合った上での決断だった。このままでは1年間戦い抜けない。一軍で“追試”を受ける選択肢もあったが、二軍で仕切り直したい考えを伝えた。
「本当は上にしがみつきたいですし、開幕も一軍で迎えたい。ローテにも入りたい。もう1回チャンスをくださいというのも手だったかもしれないですけど、それ以上にもっとやるべきことがある」
今後は期間は設けず調整することになり、プロ7年目で初めて開幕を二軍で迎えることが決定的となった。

<オープン戦:中日4-5阪神>◇12日◇ナゴヤドーム