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村上頌樹、マダックスで2試合連続完封!
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○<阪神2-0中日>◇10日◇甲子園
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藤川監督、村上を大絶賛。「また成長しようとしている」
■村上頌樹が2戦連続の完封勝ちで、両リーグトップの6勝目を挙げた。9回を投げて97球と、自身初のマダックス(100球未満での完封)も達成した。今季4連敗中だった“宿敵”中日を撃破。ガールズフェスタ「TORACO DAY」の初日。女性ファンも多く集まった。
「完封できたのが、まず一番。2試合連続だったので、うれしかったです」
122球の熱投で、9回5安打完封勝利。2試合連続で1人で投げ抜いた。先発予定だった前日9日の試合が雨天中止となり、約2年ぶりのスライド登板となったこの日も圧倒する投球で勝利を呼び込んだ。初回、一死二塁。上林には右前にはじき返されるも、うまくチャージした森下の好返球で二塁走者が本塁憤死。バックの好プレーに助けられ、立ち上がりを無失点で切り抜けると、2回以降は単打は許しても危なげないピッチングを繰り出した。お立ち台の村上は98球での完封劇の要因について、
「テンポ良くいけたのがいいんじゃないかなと思いますし、ゲッツーもうまくとれたし、野手の方が助けてくれた」
と笑み、
「2点目がほしいところでテルが打ってくれて、先制点も取ってくれて楽に投げられました」
藤川監督は、
「いやもう本当にいつも締まったピッチングをしてくれるといいますか、内野の守備も守りやすいですしね。すごくリズムのあるピッチングで今日も素晴らしかったですね」
森下翔太が、前戦までの勢いそのままに、先制打を放った。中野拓夢が左中間への二塁打で出塁すると、森下の中堅への詰まり気味の打球で判断よくスタートし、先制のホームイン。2戦連続マルチ。
「外野の位置も見て、打球のスピード的に落ちるかなと。正直、ちょっとギャンブル気味ではあったんですけど」
と振り返った。その森下は、カウント2-1から高橋宏の151キロ直球をとらえた。打球は中堅手の前に落ち、先制の適時打となった。初回、攻守で躍動。表の守備で、レーザービームで本塁への好返球を見せ、相手の先制を阻止。
「少し詰まった当たりでしたが、良いところに飛んでくれました。(中野)拓夢さんの走塁あっての先制点だと思います」
重苦しい雰囲気を打ち破る4番・佐藤輝の一打で、貴重な追加点を挙げた。1-0で迎えた6回、先頭の近本が中前打で出塁すると、続く中野の犠打でチャンスメーク。森下が二ゴロに倒れて二死三塁。この日初めて甲子園でチャンステーマが流れる中、打席に立った佐藤輝が左中間を破る適時二塁打を放った。フルカウントから、軽打で高橋宏の外角高め直球をとらえた。
「もう本当にいいピッチャーなんで。チャンスは少ない。あの打席で、1本が出てよかったです」
佐藤輝は2試合ぶりの安打で、リーグ最多の32打点目を挙げた。
前川右京が、プロ初となる8番に入った。藤川監督は、
「何かが下がってそうしているわけではないので。こちらが見ているものと彼の考えているところを一致させているだけなので。打順が下がっていることで、パフォーマンスが落ちているから、どうこうではないということですね」
調子や状態で打順を決めたわけではないと説明。打ちにいく時に体が早く開いてしまっている。この日第1打席で左前打を放った前川自身は、
「1本目から、2本目が出ないので。やっぱり数字が残ってこない。そこをどうするか頑張ります」
◆岡田彰布顧問のキレッキレ解説。
「1点の重みというか、そういうゲーム」
と振り返り、
「だから2点勝負、そのくらいかなーっていうのがあって。初回、助けられたのがあったけど、まあ、開幕投手同士の投手戦。タイガースがうまく点をとった。ここいう時に一本出た」
と、分岐点を語った。その上で、
「交流戦までに2桁貯金を作っとかないといけない。2桁ほしい。交流戦はキツい。力のある投手というか、パ・リーグは多いですから。そこで苦戦すると思っておいた方がいい」
と、課題を口にした。他球団が故障者続出で戦力が整わないだけに、独走態勢に入っておくべきと説いた。NHKでの中継はCMがないため、3時間弱、しゃべり倒した一戦。最後は、
「イニング間がええね」
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☔<阪神-中日>◇9日◇甲子園
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■午後2時15分、今季3度目の雨天中止が発表された。
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●<巨人6-4阪神>◇7日◇東京ドーム
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■今季の東京ドーム6試合目で初黒星。2カード連続の勝ち越しも、巨人と同率首位をキープ。森下翔太が、自己最長タイ4試合連続アーチ、6号2ラン。
先発の門別啓人は、先発で今季最短となる4回途中6安打6失点で降板。初回に若林に先制2ランを献上し、4回二死から4本の安打を浴びて3点を失い、なおも二死一、二塁で降板。2番手・石黒もキャベッジに適時二塁打を浴び、流れを止められなかった。藤川監督、
「逃げていた」
中野拓夢が死球を受け、グラウンドに倒れ込んだ。一死二塁から巨人の左腕・高梨が投じたボールが抜けて、背中に直撃。その場にうつ伏せに倒れ込んで起き上がれず、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。藤川監督もベンチを飛び出し、球審に何やらアピール。高梨は2023年に近本も死球を受けて骨折で負傷離脱をしていただけに、スタンドは大ブーイングで怒号が飛び交った。巨人・岡本和真との交錯で前夜途中交代も、3度目猛打賞。
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