大山が決勝打を放った。メッセンジャーは好投したが、惜しくも日米通算100勝目はお預けとなった。能見がプロ初セーブ。球児が4勝目。今季初の4カード連続の勝ち越し。3位巨人にゲーム差なしとした。

代打・大山が、決勝打を放った。同点の8回無死満塁で打席に立つと6球目の151キロ直球をはじき返した。中前に押し込む決勝打に、「サンケイスポーツ」によると、
「正直打ったとき覚えていなくて、ヒットになってくれてよかったなと思います」
と、胸をなで下ろした。追い込まれファウルで粘って、5球目に引っ張り込んだ鋭いファウル。
「ファウルが(三塁走者の)中谷さんに当たったので、ちょっとあれで緊張が解けたかなと思います」
同点とされた直後の8回ウラ、中谷は先頭で代打登場。痛烈な三塁内野安打で出塁し、ムードを高めた。鳥谷の投前犠打を、悪送球。さらに梅野が四球をもぎ取り、その後は三塁まで進塁。無死満塁から大山が放ったライナーのファウルボールが尻に直撃して、
「大丈夫です」
と、苦笑い。なおも無死満塁から追加点を奪えず、貴重すぎる1点になった。金本監督は、
「迷ったよね。定石では原口でしょうけど、原口は左の角度のあるボールにちょっと弱いんでね」
と、説明。その大山も、
「正直、打ったことも覚えてなくて…」
と、汗をぬぐった。今季はここまで代打で10打数1安打、得点圏打率・109。満塁では、15打席ノーヒットだった。

メッセ、魂の125球。7回1失点好投も12勝目逃す。
「チームが勝ったので、良しとしたい」
と、謙虚。

ドリスが、1球目を投じると、危険球による退場処分を受けた。ハプニングはあったものの、緊急登板の能見が後続を断った。
「緊急だったので、別にそれ(セーブ)はね」
と、笑顔でハイタッチ。無死一塁。犠打を試みるも、140キロ直球を押し込んで捕邪飛に。
「ラッキーだったね」
一死一塁とし、144キロ低め直球でハーフスイングの空振り三振に。最後はど真ん中直球で、投ゴロに仕留めて任務完了。12球で、チームの危機を救ってみせた。金本監督は、
「リリーフにいってからきちっと抑えてくれているのでね。能見なしではね、ちょっとうちのリリーフは考えられない状態ですね」

○<阪神3-2広島>◇16日◇京セラドーム大阪

過去の試合;
●<阪神4-6広島>◇15日◇京セラドーム大阪

最終盤に粘りも、首位・広島に優勝マジック点灯を許した。先発・才木、4回途中4失点KO。6敗目。順位こそ4位のままだが、マジック点灯で広島とのゲーム差は12・5に。絶望的とも言える差が開いた。