┌ \ ☆ 鼓動を鳴らせ。虎道を進め ☆/ ┐
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★スポーツ紙、ななめ読み★
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岩崎、通算100セーブ!
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○<阪神5-2広島>◇17日◇甲子園
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近本、プロ初の1試合5安打で大暴れ
■今季初めて全イニングで、安打。6試合ぶりに3得点以上を挙げて、連敗を2で止めた。1日で、首位返り咲き。大竹耕太郎が、好相性の広島戦で今季初勝利を挙げた。8回途中を1本塁打を含む4安打、無四死球4奪三振で2失点と好投した。持ち味の駆け引きでも存分に魅せ、過去14試合で9勝1敗と好相性の広島戦で25年初白星。
「技術的な部分じゃなくて、精神的な部分でしっかり相手と向き合って勝負するっていうか、そういったところは大事だなと感じた試合」
藤川監督は、
「いやもう素晴らしかった。実績、数字もある、コンディションも整ってきた。そういう意味でチームの非常に大きなピースが帰ってきたなと。そういう印象を受けるような1イニング1イニングのピッチングだった」
70キロ台超スローボール好投の要因は、
「(捕手の)坂本さんにも何も言わない」
と、ノーサインで投げていると衝撃の告白。
「思いつきというか、セットに入る前から投げようと思っているときはあまりない。(右)脚を下ろした時に『投げようか』とか。チェンジアップ(の握り)で投げるときもあるしカットのときもある」
岩崎優が9回を締め、通算100セーブを達成した。NPBでは史上8人目となる100セーブ&100ホールド。今季11セーブ目。阪神で通算100セーブ以上を挙げたのは、藤川球児(243)、山本和行(130)に次いで3人目。前日16日の広島戦では同点の9回に打たれ、敗戦投手になっていた。お立ち台では、
「昨日はすみませんでした」
と、謝罪からスタートした。
20年9月のプロ初セーブから6シーズン目。猛虎の守護神が、新たな金字塔を打ち立てた。
「(100Sを)誰も達成するとは思っていなかったと思う。自分も含めてそんな、誰も想像していないようなことを、これからもどんどん数字を積み重ねてやっていきたい」
石井大智が、広島打線の流れを止めた。モンテロの2ランで2点差に迫られた直後の8回一死からマウンドへ。代打・二俣を左飛、続く代打・野間を三飛に仕留め、後続を断った。リードを守り、先輩・岩崎の通算100セーブをお膳立てした右腕は、
「100セーブ、おめでとうございます。いつもお世話になっているので。すごいっすね」
と、声を弾ませた。
「いや、すごい」
と、称賛した藤川監督は、
「ああいうポジションで長くやる。元々は入団してから抑えなわけではないですから、非常に長い年月をかけてそういうものを達成にたどり着くというのは、本当に本人の努力とね、忍耐力と、その中でも攻めていかなければいけないというその境地。今後もそういう姿を期待してます」
打線は、4回二死一、三塁、前日適時打を放った木浪聖也が先制の中前適時打。V撃、2戦連続適時打。
「ここで一本という気持ちが強かった」
木浪の一本はチームにスイッチを入れた。藤川監督は、
「球場全体がそういう雰囲気になりましたから。それだけで選手たちは感じますし。甲子園球場らしいと言いますか、タイガースらしいゲーム展開で良かったんじゃないですかね」
5回は近本光司が今季6度目の猛打賞を決める中前打で出塁すると、一死満塁から暴投で1点を追加。なおも一死二、三塁で大山悠輔が三塁強襲の適時二塁打を放ち、2点を追加した。近本光司が7年目で、初めての1試合5安打を記録した。試合後は、
「(5安打目打った時の気持ちは)飛んでいったと思いました」
1回に右前、3回に左前、5回、6回は中前に打ち分けた。8回の第5打席は左前にうまく運び、適時打とした。佐藤輝明が、先制口火打。8戦ぶりマルチ、
「球はずっと見えている。打てたのがよかったです」
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●<阪神4-2広島>◇16日◇甲子園
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■首位攻防戦初戦を落とし、12日ぶりに首位から陥落した。
2試合連続完封勝利中だった村上頌樹が、初回先頭秋山に先頭打者アーチを被弾。二死一塁から坂倉に適時二塁打を許し、さらに1点を失った。64キロのスローボールを投げ、球場をどよめかせた。打線は、森下の前に6回まで2安打無得点だった。が、7回無死一、二塁から前川の右前適時打、木浪の中前適時打で同点にに追いつくも、代打・楠本が痛恨の一ゴロ併殺打。しかし、9回に抑えの岩崎が捕まり、勝ち越しを許した。
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●<DeNA1-0阪神>◇15日◇横浜
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■及川雅貴、決勝打浴び18試合目で初自責点。打線沈黙、再三の好機生かせず、4戦ぶり黒星。デュプランティエは、5回無失点で、防御率は1・00。
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△<DeNA1-1阪神>◇13日◇新潟
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■今季2度目の引き分けに持ち込んだ。1点を追う9回、プロ初の6番遊撃でスタメン起用された高寺望夢が、二死アウトから劇的なプロ初アーチを放ち同点に。才木浩人が7回4安打1失点と粘投も、今季4勝目はならなかった。その後、中継ぎ陣が無失点リレーでつないだ。遊撃の守備では2度の併殺を完成させ、5、7回には確実に犠打を決めるなど、ケガで戦列を離れた小幡の穴をきっちり埋めた。高寺の起用に応える活躍に、藤川監督も目を細めた。
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