大圧勝。「鬼門」のマツダスタジアムで、猛虎打線が大爆発。今季最多20安打の猛攻、2戦連続2ケタの13得点。才木が、強力打線相手に6回3安打1失点と好投し、今季5勝目を挙げた。対広島戦、2勝目。マツダスタジアムでは16年以来、2年ぶりのカード勝ち越し。金本監督も、
「投手陣が頑張ってくれたからね。マツダでは、みんな、結構打つんですよね。打たれてというのが、ここ何年かだけど。自信にしてほしい。個人個人の自信がチームの自信になると思うから」
と、目を細めた。

「初戦のああいう負けから、切り替えて戦えた」
と、力を込める。福留が5回6連打猛攻の口火を切るなど、今季初の1試合4安打3打点と打線をけん引。前日に続いて、打線がつながった。

まずは3回二死二塁から、北條(猛打賞)が中前適時打を放ち、1点を先制。さらに5回一死一、二塁から、糸井の右前適時打、陽川の中前適時打、大山の中越え適時二塁打で二、三塁とすると、俊介の右前2点打で4連続適時打となり、5点を追加した。6回には無死一塁から、福留の14号2ラン、陽川の5号ソロ(含む4安打)でさらに突き放した。

先発・才木が力投。アクシデントも突然の降雨にも動じず、金星をあげた。自慢の直球が走り、中盤以降は110キロ台のカーブを織り交ぜ、緩急を生かして9奪三振。堂々たる124球だった。5回無死二塁の場面で、緊急事態が起こった。
「右脚がつりそうになった」
と、いったんベンチへ。
「トレーナーさんが、素早く処理してくれたおかげ」
と、3者連続三振で、この回を切り抜けた。大事に至らず、一安心。
「自分の感覚は悪くなかったですけど、野手の方々が点を取ってくださったおかげで、楽に投げることができたので、野手の皆さんのおかげかなと思います」
と、猛打に感謝。前回広島と対戦した8月15日。3回2/3を4失点でKOされた。先発としては、プロ最短での降板。味わった屈辱は忘れなかった。

原口が今季2号を放ち、代打安打の球団記録到達に王手をかけた。
「いつもと変わらない準備、入り方をできた。いつもと同じ1打席なんで」
そのまま8回ウラから、捕手として守りにもついた。望月、岡本をリードしてゲームセットまで導いた。08年桧山進次郎が持つ球団記録まであと1本。

※糸井が適時打を放った直後、「右足ふくらはぎのハリ」のため途中交代した。金本監督は、
「ちょっとキュッと来ただけで。大丈夫だと思います」
と語った。

○<広島3-13阪神>◇6日◇マツダスタジアム