ラッキーな形ながらも、接戦を制して、同一カード3連勝。3位に再浮上。能見が、プロ野球135人目の通算100勝をマークした。

「北條がな。ラッキーだったな。いいところに落ちたし、最後も」
と、金本監督。3試合ぶりに先発出場した北條が守備のミスを、3安打で取り返した。1回の守りで三遊間への当たりを後逸し、その失策が失点につながった。が、4回に、
「守備で迷惑をかけたので、取り返したい気持ちで必死だった」
と、一時勝ち越しの右前打。気迫の今季初打点。

同点の9回は先頭で左翼線へ二塁打を放ち、決勝点の足場を築いた。その直後、代打・山崎のバントを正面で捕った相手・守護神が一塁にワンバウンドの悪送球。二塁走者の代走・熊谷が決勝のホームを踏んだ。落胆を引きずらずに奮起した北條について、金本監督は、
「(ミスを)取り返したというのかな。そういうことにしましょう」
と、上機嫌。

能見が、プロ14年目で通算100勝目となる今季2勝目(2敗)を挙げた。「サンケイスポーツ」によると、
「あまりピンと来ないですね」
と笑ったが、
「リリーフの方にしても、野手の方にしても、いろんな人に支えてもらってのこと。僕だけじゃない」
と、感謝の言葉を口にした。連投となった出番は同点の8回に3番手で登板。1球のボール球もなく、強気の勝負。左前打を浴びたが、3奪三振、12球の熱投で流れを引き寄せ、9回の勝ち越しにつなげた。プロ入り前は、
「まったく頭になかった」
という通算100勝。記念球は、まだ手元に届いておらず、
「たぶんドリスが持っていると思います」
と、苦笑い。
「(記念球は)支えてくれる家族に持って帰りたいと思います」
と、家族思いの一面を見せていた。生え抜き左腕では、85年の山本和行以来33年ぶり大台到達となった。

今季初先発・岩田は5回2/3を投げて2安打1失点も、白星はならなかった。立ち上がりに自軍の守備のミスも絡んで先制点を献上。しかし、2回の先頭打者に安打を許して以降は、安定感抜群の投球。3回、4回、5回と安打を許さなかった。6回に死球と、四球でピンチを招いて降板。
「自分の投球はできたと思う」
と振り返った。開幕から二軍で調整してつかんだ登板機会に、
「一軍のマウンドで投げられているだけで、幸せ」

※プロ野球マイナビオールスターゲーム2018の選手間投票の結果が28日に発表され、外野手部門で糸井が選出された。10年連続10度目。史上初の球宴出場ゼロという危機は免れた。

○<DeNA2-3阪神>◇28日◇横浜