佐藤輝が自己最多タイ、24号V2ラン!

┌ \ ☆ 鼓動を鳴らせ。虎道を進め ☆/ ┐

┃タ┃イ┃ガ┃ー┃ス┃、┃新┃時┃代┃ヘ┃

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佐藤輝が自己最多タイ、24号V2ラン!

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○<阪神2-1ヤクルト>◇13日◇甲子園
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鉄腕発揮の森下、スーパー返球で試合終了

■劇的幕切れ。2連勝、貯金は、今季最多を更新する「19」。伊藤将、4勝目。岩崎が1点差に迫られ、なお一死二、三塁。ここで増田の右飛で同点の犠牲フライかと思われたが、右翼手・森下が本塁へスーパー返球を送り、アウトになった。リクエストでも判定は覆らず、甲子園から大歓声がわき起こった。

お立ち台の森下は、
「嬉しいです。フライがきたら絶対に刺してやろうと。イメージ通りに投げることができました」
と笑み。完璧なストライク送球に、
「自分の指にもかんだ感触がありましたし、送球のラインも合っていた。リクエストありましたが、アウトだろうと確信していました」

甲高い打球音とともに、飛び出したすさまじい打球は右翼席へと消えていった。主砲・佐藤輝の鮮やかな1発だった。6回無死一塁、先頭の森下が左前打でチャンスメーク。続く佐藤輝の打席で暴投が絡み、無死二塁の得点圏に走者を進めた。ここで2-2からの6球目、少し高く浮いたチャンジアップを見逃さなかった。右翼ポール際へ、打った瞬間確信の当たりは、キャリアハイに並ぶ今季24号先制2ランとなった。浜風の影響も関係なし、今季初となる甲子園の右翼席への特大弾。打った瞬間に確信してバットを放り投げ、ゆっくりとダイヤモンドを回った。
「何とかヒットを打ってね、先制点というところでした。ちょっと普通の曲がりとは違うね、チェンジアップなんですけど、うまく対応できた。(感触も)かなりいい感じだったと思います」

先発の伊藤将司、112球の熱投、7回3安打無失点で4勝目。三塁すら踏ませない好投を演じた。今季6度目の先発だが黒星はなく、6月18日ロッテ戦(甲子園)から無傷の4連勝となった。また今季初完封した6月29日(神宮)に続き、ヤクルト戦では16イニング連続無失点とした。
「立ち上がりから低めにボールを集めることで7回を0点で投げていけたと思います。流れがどちらに行くかわからないところで粘れたこともよかったです。先発として試合を作ることができました」

8回に登板した石井大智は、29試合連続無失点。9回は小幡竜平の痛恨失策などもあり、1点を失ったが、一死二、三塁での右飛を捕球した森下翔太の好返球で三走の生還を阻止した。試合後の整列。小幡は殊勲の森下の頭を、帽子の上からごく軽くはたいた。照れ隠しの「ありがとう」だった。小幡はこの回、一死一塁から遊撃への打球をジャッグル。オールセーフでピンチを広げていた。致命傷になりかねないミスだった。岩崎優、21S目(2敗)。まさに薄氷を踏む思いでセーブを挙げた岩崎は、
「今度は自分が助けられるように頑張ります」

藤川監督は試合後、劇的な幕切れに、
「ウル虎の夏ですね。簡単にはいかないような気がしていたゲームですからね。でも、本当にウル虎の夏、みたいな形になりました」
と、ウル虎のユニホームに重ねて笑みを浮かべた。森下の返球について、
「ポジショニング等々、各シフトと、準備していたものがきれいにいったし、森下もしっかりとホームに投げたし、連係プレーがきれいにいっているということは、準備もしっかりとできていたと思います」

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