HanshinTigers

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　　　 タイガース、新時代へ

　 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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文句なし、ヒーローは森下翔太！

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○＜阪神5－2DeNA＞◇3日◇京セラドーム大阪
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森下、確信歩きの超特大弾

■快勝。森下翔太の逆転2ランが決勝打となり、先発・伊藤将司は7回5安打2失点の好投今季初勝利を挙げた。クリーンアップ、打点揃い踏み。木浪聖也がスーパープレー。横っ飛び捕球から、中野拓夢にトスし併殺完成。伊藤将が立ち直り、打線が反撃に転じた直後の守備。岡田監督は、
「守り勝ち。大事なところでゲッツーを取れたのが大きかった。守りからリズムをつかんだようなゲーム」
と、絶賛。

「若干（バットの）先気味だったかなと思ったんですけど、結果的に結構飛んでたんで、ホームラン行くだろうと思った」
お立ち台に上がった背番号1・森下は、
「打撃練習でもあそこまでなかなか飛んでなかったので、打撃練習以上のものが出ちゃいました。もう、手応えがあったので、走らなくていいやと（笑い）。3、4、5番が打てばチームは勝てると思うので、これからも絶対打ちたいです」
と、ファンは大喜び。

1－2で迎えた6回は先頭の近本が四球で出塁すると、中野が犠打で一死二塁。堅実な阪神のパターンで好機をつくった。ここで、森下が打席へ。カウント2－1から、125キロチェンジアップを振り抜いた。完璧な一打に、森下は打った瞬間確信歩き。打球は左翼5階席に着弾し、虎党から大歓声が上がった。

投手のヒーローは伊藤将司だった。2回までに2失点したが7回まで粘り抜き、打線の逆転を促した。プロ4年目で通算30勝の節目に到達した。
「今日は本当に野手のみんなに助けてもらった1勝。本当にうれしく思います。翔太が豪快なホームランを打ってくれたので、ここは点を取られたら先輩として情けないなと思った。なんとかゼロに抑えられました」
と、ホッとした表情だった。

8回は近本の1号ソロと、佐藤輝の適時打で加点。投手陣は8回にゲラ、9回は岩崎とつないで逃げ切った。　

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●＜阪神3－5DeNA＞◇2日◇京セラドーム大阪
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大誤算、先発・村上が3回ＫＯ

■今季初9連勝中の京セラドーム不敗神話が崩壊。登板となった先発・村上頌樹は初回から失策も絡み3安打を浴びて4失点。3回7安打5失点（自責点1）で降板。
「先頭バッターに四球から流れを止めることができず、試合を作ることができませんでした。結果的に山本選手に対しての投球次第でゲームの流れも変わっていたと思うので粘りきれずに申し訳ないです」

初回に佐藤輝の適時失策も響き、4点を失った。自責点は1だったが、被安打7と打ち込まれた。岡田監督は、
「まさか初回4点とは思ってないからのう」と険しい表情。村上について「（初回）先頭にあんなフォアボールを出したからなあ。あんまりよくなかったってブルペンから良くなかったって言うてたけどなあ」
と首をひねった。

森下、大山、佐藤輝のクリーンアップが全員無安打特に下半身に張りがある4番・大山は3度の得点圏で凡退した。打線は4点を先行された直後の初回、1番・近本が三塁打。続く中野は中前適時打を放ち、1点を返した。4点を追う7回には、ここまでノーヒットだった木浪が右翼スタンドにソロ。今季10打席目での初安打となる1号。気迫の一発で追い上げた。

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