┌ \ ☆ 日本一は、本当のアレ! ☆/ ┐

   タイガース、新時代へ

 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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日本一!

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○<日本シリーズ:オリックス1-7阪神>◇第7戦◇5日◇京セラドーム大阪
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近本光司、MVP

■完勝。38年ぶり日本一。岡田監督の体が、5度宙に舞う。試合後のインタビューで、
「昨日で3勝3敗になって、きょうはプロ野球最後の試合。選手が役割を果たして、こういう結果になった」
と、コメント。
「前回は、27歳。長かった」
と、感慨深げに語った。

◇大阪・ミナミの道頓堀周辺には勝利の美酒に酔いしれるファンが集結。大阪府警は約1300人を投入する厳戒態勢を敷いたが、試合終了の瞬間からダイブする人が続出。周囲は騒然となった。戎橋が揺れた。あと1球コールから地鳴りのような歓声が鳴り響いた道頓堀。日本一が決まった直後、雄たけびをあげる人や応援歌の六甲おろしを歌う人らでごった返し、道頓堀川に飛び込む人の姿もあった。

ノイジーの2戦連続アーチ。
「今年一年、このためにプレーしてきた。すごくうれしいし、ここにいるこの機会を得られて本当にうれしい」
と、興奮気味に語った。優勝をつかみ取る9回二死一塁からの杉本の左飛をキャッチ。
「チカモトの方を見たら何も言っていなかったので、僕がそれを取ると言って、取ったあとにポケットの中に入れたよ」
と、ニヤリと笑った。試合を振り返り、前日の山本撃ちに続く2戦連発の宮城撃ち。
「得点圏の場面で2ストライクと追い込まれていたので、何とか前に飛ばして得点につなげたいなという気持ちで立った。(感触は)アメージング!」
4回にノイジーが先制3ランを放ち、5回には森下、大山、ノイジーの中軸3連続適時打で加点。

近本、MVP。この日も4安打を放ち、シリーズ打率は・483。表彰式ではスポンサー各社から合計700万円の賞金を贈られた。新人の森下も優秀選手賞で100万円ゲット、シリーズ新人記録の7打点。2戦連発のノイジーも。

4番として悲願の日本一をつかみ取った大山悠輔、
「1年間の集大成、勝ちで。チーム一丸となって戦えて良かったです」
と、胸を張った。4番についても、
「いや、今日勝てたことが本当にすべてなんで。本当に良かったです」
と、笑顔でナインと喜びを分かち合った。

先発・青柳晃洋が、4回2/3を投げて無失点の力投。2年間エースとして君臨してきた男が屈辱のシーズンを味わったが最後の最後に意地を見せてくれた。
「気持ちが入っていて、今シーズン一番の投球だったかなと思いました」
島本浩也が2番手登板。3番手の伊藤将司が3回零封。オリックスとの第3戦のリベンジ果たす。リリーフ登板について、
「最後、やっぱりチーム一丸となって、いつでも投げる準備をしていたんで、そこで投げる機会来たので、なんとかつなげることができました」
日本シリーズでの勝利投手となったが、
「そうなんですかぁ、嬉しいです」

試合後、岡田監督は、9回は二死まで桐敷。そして最後の一死で登板した岩崎について、
「いやもう、この1年ね。最後クローザーとしてね、岩崎がずっとやってくれてたんで、まあ、あんまり負担かけないように、点差もあったんですけれど、最後の1人ということで」
と、プランを明かした。そのうえで、頓宮にソロ本塁打を浴びた場面を、
「まさかいきなり初球ホームラン打たれるとは思ってなかったんですけれどね。ちょっと意外だったですけれどね」
と話すと、場内は爆笑。そのうえで、
「まあどういう形であれね、あの最後は岩崎でしめるということで、まあ予定通りのね、登板だったです、はい」

◆9回二死、梅野はベンチ最前列で、今年7月に脳腫瘍で亡くなった横田慎太郎さん(享年28)の背番号「24」のユニホームを抱き締めてスタンバイ。優勝決定の瞬間、全力でマウンドへと駆け出した。ユニホームはその後、さらに同期入団の守護神・岩崎の手に渡り、ともに3度、宙を舞った。

※ 阪急阪神ホールディングスの角和夫会長は、
「グループの歴史においても輝く功績であって、大変誇らしく思う。チームを鼓舞し、勝利へと導いたファンの熱い声援に対しても感謝を申し上げる」
とのコメントを発表した。
「59年ぶりの関西ダービーとなり、世間の大きな注目を浴びる中、セ・リーグ王者にふさわしい戦いを繰り広げた。タイガースの2023年の戦いぶりは本当に素晴らしく、多くの人に夢と感動を与えてくれた」

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●<日本シリーズ:オリックス5-1阪神>◇第6戦◇4日◇京セラドーム大阪
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■完敗。山本由伸に完敗、14三振。村上頌樹、5回6安打4失点で降板。2番手・西勇が、公式戦で12年ぶりのリリーフ登板。ノイジーにソロ弾飛び出すも、第7戦で決着へ。

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