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    タイガース、新時代へ

  ★スポーツ紙、ななめ読み★

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佐藤輝、決めた! 

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○<ヤクルト6-7阪神>◇5日◇神宮
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延長10回、佐藤輝、決勝の1号ソロ

■劇的逆転勝利。雨が降りしきる延長10回に、6番・佐藤輝が右腕・木沢から中堅右に飛び込む第1号決勝ソロ。勝負を決めた。今季初めてカード初戦を取った。ヒーローインタビューで、佐藤輝は、
「完璧でした」
弾丸と化した打球はどこまでも伸びた。これが、佐藤輝だ。同点の延長10回。木沢のカットボールをとらえ、右中間最深部に一直線。くるりとバットを投げ、ゆっくりと歩き出した。
「やりました! 最高です! しっかり強い当たりを打って最低でも塁に出る意識で打席に行きました。打った瞬間、完璧でした」
敵地神宮で絶叫した。3時間51分の熱戦。一振りで仕留めた。どちらに転ぶか分からない展開。驚異の粘りで9回に2点差を追いついた。負けるわけにいかなかった。

2点ビハインドの9回、代打攻勢で一死満塁を演出。2番・中野が押し出しで1点差に追い上げると、続く3番・森下の左前適時打で同点に追いついた。
「迷いはなかった。自分の持ち味はああいう場面で一本出せるところだと思っている。そこにはこだわってやりたい」

「佐藤輝を取材してくれよ」
ノイジー、先制2ラン含む3打点も、
「先制だったので、チームのために打ててうれしい。いい感覚で振ることができているので、継続していきたい」
この日は相手投手が右腕ながら、前川に代えて起用に踏み切った岡田監督の期待に応えた。代打・前川右京がまた安打を放った。

7回一死で登場し、サイスニードから一、二塁間を破る右前打。これで今季は11打数5安打、打率4割5分5厘と好調な船出だ。この日は相手先発が右投手ながら左翼はノイジーがスタメンとなったが、途中出場でも集中力をみなぎらせ、

最終回のマウンドには、新助っ人ハビー・ゲラが登板。先頭打者に安打を浴びたものの、後続を3人で斬り、来日初セーブとなった。
「ゲーム展開上、そう(来日初セーブ)なったが、ブルペンみんなで粘ってゲームをつくれました。いい試合で、勝てたことがなによりうれしい」
先発・青柳晃洋が制球に苦しみながらも6回3安打3失点(自責点2)と粘投した。105球を要しながら最低限の仕事を果たした。
「ボール先行で四球も多くリズムを作ることができなかったので、守ってくれている野手に申し訳なかった。なんとか6回を投げ切ることができました」

岩崎優に、今季初白星が転がり込んだ。味方が同点に追いついた9回に登板。二死一、二塁のサヨナラ機を招いたが、最後は右飛に仕留めた。今季3試合目の登板で、無失点ピッチを継続。

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●<阪神2-3DeNA>◇4日◇京セラドーム大阪
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前川右京、5番で今季初マルチ

■痛い逆転負け、ホーム開幕カードで負け越し。5回まで5安打無失点に抑えていた先発の西勇輝が、6回につかまった。3連打を浴び1点をかえされると、続いて死球。迎えた打者を右飛に仕留めたところで、2番手・桐敷に交代。追い込むも、フォークをはじき返され、逆転の2点適時打を浴びた。
「ちょっと想定外やな」
としつつ、
「今がどん底やろ」
と、打線の状態を分析した。6回に桐敷が許した逆転打については、
「あれは責められへんよ」

前川右京、「5番」。開幕から6試合目で初めて打順を入れ替えた。3試合ぶりにスタメンに戻った前川が「5番」に入り、試合前まで打率・105だった佐藤輝が「6番」に回った。
打線の活性化を託され、先制機を呼び込んだ。
「狙い球を絞って入れたのでよかった。結果が出たので、明日からもう一回準備して入るだけかなと思います」
この日、
4回一死で打席に立つと、DeNAの先発・中川颯の直球を左中間へ運んだ。今季初の長打となる二塁打を記録。その後、梅野の適時打で先制のホームを踏んだ。1本では終わらない。8回二死でも森原から左前へ弾き返し、これも今季初となるマルチ安打を記録。

岡田監督2度リクエスト成功し、先制。4回一死一、三塁、梅野が先制の中前適時打を放つと、一塁走者の佐藤輝が三塁へ。当初はアウト判定も、岡田監督がリクエストを要求し、セーフにくつがえった。さらに一死一、三塁から、続く木浪は一塁へのゴロ。三塁走者の佐藤輝は本塁へスライディングしまたもアウトの判定だったが、ふたたび指揮官がリクエストを要求し、またもセーフに。大きな2点が入った。

1番の近本が失策を含めて4度、出塁したが、一度もホームに戻っていない。2番・中野のまさかの2併殺打。3、4番はさっぱり働かず、つながりがまったくない。

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