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タイガース、新時代へ
★スポーツ紙、ななめ読み★
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スタメン大改造、岡田動く!
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○<中日1-2阪神>◇14日◇バンテリンドーム
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スタメン大シャッフルが的中
■動いて、しのいだ。大幅スタメン変更で接戦を制し、5戦ぶり白星。昨季38年ぶりの日本一へけん引したオーダーの原形をとどめないほど大シャッフルした。前日13日と全打順を入れ替えた。この1勝で岡田監督は通算484勝をマーク、球団歴代2位の吉田義男氏に並んだ。
試合前から動いた。前日13日のスタメンから、全打順を変更。佐藤輝、初の「代役4番」にも、
「別にいつもと変わらない」
大山が、2年ぶりに4番を外れた。「1番・遊撃」には木浪聖也、「2番・捕手」に梅野隆太郎、近本光司を「3番・中堅」、中野拓夢を「8番・二塁」に据えた。クリーンアップを近本、佐藤輝、大山で形成。588日ぶり4番・佐藤輝、4打数無安打に終わり、守備では7回にピンチを広げる送球ミスもあった。
2番起用の梅野が同点打。1―1の7回、中野拓夢の適時打で勝ち越し。一死から前川が右翼へ二塁打を放つも、
「チャンスメークができてよかった」
が、森下が捕邪飛に倒れて、二死二塁。ここで、中野が役割を果たした。中日の先発・梅津が初球に投じた変化球をとらえ、ふらふらと上がった打球は右翼手の目の前でポトリ。二塁から前川が生還した。
この日3年ぶりに8番で出場した中野は、3回にも梅野の同点打の起点となる適時打を放っており、マルチ安打で奮起した。「打ったのはフォークかな。才木が頑張ってくれていたので、どんな形でもいいので勝ち越したいという気持ちでした。積極的にスイングした結果、いいところに飛んでくれてよかったです」
先発の才木浩人は7回4安打1失点、116球の力投で今季初白星をつかんだ。7回には先頭の中田に二塁打を浴び、味方の失策もからんで二死一、三塁のピンチを招いたが、最後は山本を149キロ直球で空振り三振。ヒーローインタビューに呼ばれた才木は、
「やっと勝てました」
とはにかんだ。
「一番乗っているチームだったので、自分で断ち切りたい。そういう気持ちで投げました」
と語り、7回は、
「中田さんに打たれてやっべと思ったんですけど、ここで切りたいという気持ちでいきました」
8回に岩崎優、9回にはハビー・ゲラが締めた。
それでも、今季最少タイの4安打で7試合連続2点以下と低調に変わりはない。
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●<中日5-2阪神>◇13日◇バンテリンドーム
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■魔の6回、逆転負け。今年も鬼門? 引き分けをはさんで、今季初の3連敗。今季ワーストの借金3となった。先発の大竹耕太郎は5回まで安打4本を許しながら、無失点の力投。だが、6回に突然崩れた。
「よくない点の取られ方をしてしまいました」
その6回、無死満塁となり、2番手・岡留英貴がコールされた。絶体絶命のピンチでマウンドを託された右腕は、死球を当て押し出し。同点となり、ついで勝ち越しの左前適時打を浴びた。さらに一死後、ふたたび押し出し四球を与え、3失点。岡留も流れ止められず。
佐藤輝が1回、先制の2点適時二塁打を放った。
「打ったのはチェンジアップ。初回からチャンスをつくってくれて回ったきた打席だったので、ランナーを還したかったです。先制する1本が打ててよかったです」
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▲<中日2-2阪神>◇12日◇バンテリンドーム
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■痛み分け、今季初の引き分け。10日・広島戦の7回から19イニング連続無得点だったが、ようやく得点。
2点を追う8回。2死二、三塁の好機で、打席に立った近本光司が、カウント1-2と追い込まれたところからフォークを打ち返した。打球は一、二塁間に飛び、ランニングスローを見せるも、近本の足が勝り、この間に2人が一気に生還した。
今季3度目の先発で初勝利を目指した青柳晃洋は好投を続けるも、打線の援護に恵まれず。
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●<阪神0-1広島>◇11日◇甲子園
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■今季3度目の完封負けを喫して広島に連敗。0-0の9回から2番手でマウンドに上がったハビー・ゲラが先頭に安打を許すと、2死二塁から広島田村に中越えの適時三塁打を浴びた。来日初失点が痛恨の決勝点となってしまった。
先発の西勇輝は相性通りの好投。1イニング複数安打は許さず打たせて取るピッチングで0を並べた。広島戦通算16勝目とはならなかったが、8回5安打無四球無失点と寄せ付けなかった。ただ、打線の援護がなかった。長打性の当たりを広島外野手に好捕される場面もあり、少ないチャンスも生かしきれなかった。
※「右足で投げるのか、左足で投げるのか、気合入りすぎてパニックになってしまった」
と照れ笑い。モデルで女優の中条あやみ(27)がファーストピッチセレモニーに登場し、“4度目の正直”でノーバウンド投球を決めた。マウンドに上がると、右投げにもかかわらず右足を上げてしまい、やり直し。2度目もおちゃめに笑ってしまい、3度目は再び右足を上げて、首をかしげた。
ドラ1・下村海翔の実戦復帰は、来季夏場以降。「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」を受け、この日無事に退院したことを発表した。
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●<阪神2-6広島>◇10日◇甲子園
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森下翔太、リーグトップタイ3号
■伊藤将司、自己ワーストタイ6失点。
「真ん中に集まったので、それを打たれました。変化球も浮いてしまいました。真っすぐも甘かったです」
今季11試合目で早くも9通り目の打順を組んだ。昨年の同時期は6パターンで、頻繁に打順が変わる苦肉の策がうかがえる。特にクリーンアップに関しては、開幕5戦目まで(3)森下翔太(4)大山悠輔(5)佐藤輝明で固まっていたが、6戦目の4日DeNA戦からの6試合で5通り。この間2試合連続の同じパターンはない。
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