┌ \ ☆  アレ目指して…!  ☆/ ┐

   タイガース、新時代へ

 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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“アレ”へのマジック「10」!

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○<阪神4-1広島>◇8日◇甲子園
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森下、佐藤輝とアベック弾

■快勝。記録ずくめの6連勝で、優勝マジックを「10」に減らした。貯金は今季最多の31で、2位とのゲーム差も最大の9ゲーム差まで広げた。先発・村上が、3年目でプロ初の2桁勝利となる10勝目。
「今日は楽しむものなんか、普通に投げとったなあ(笑い)」
「楽しめ」と、送り出した岡田監督。
「いつも通り投げてたんちゃう? 初回ポンとなあ、3者凡退でいったからなあ。全然そういう何も、なんていうかプレッシャーとかそういうのもな、何も無しで、普段通りにね」

初回に森下翔太が、左越え10号ソロで先制。カウント1―1からの3球目は見逃せばボールかもしれない低めのカーブ。構わず豪快にすくい上げ、左翼席へと放り込んだ。

これが、球団の新人右打者では80年に18本塁打を放った現監督の岡田彰布以来43年ぶりとなった。初回の1発が決勝点となり、勝利打点付きのVアーチがこれで5本目。Vアーチを5本以上打った新人は10年長野(巨人)以来で、阪神では48年別当、69年田淵(9本)に次いで54年ぶり3人目。ちなみに、80年岡田、21年佐藤輝はともに4本だった。

「お騒がせしました」
と、森下は苦笑い。8回、広島・デビッドソンのクッションボールを頭部付近に受け、途中交代。
「跳ね返りが当たったみたいやな。こめかみか何か言うてたから。頭やから。あそこまで行ったら、別に無理する必要ないしな」
と、岡田監督。9日以降はと問われ、
「大丈夫やろ。ベンチ座っとったから。一瞬、ボーッとしたとかいうてたから。頭のことやからな。危ないから」

さらに1点リードの2回先頭では佐藤輝が、床田の直球系のボールをとらえ、バックスクリーンへ飛び込む豪快な18号ソロで追加点をたたき出した。今季甲子園10本目で、球団生え抜き左打者の甲子園2桁アーチは、85年の掛布以来38年ぶりの快挙だ。また、3年目では田淵の61本を超え球団新記録となる62本目となった。お立ち台に上がった佐藤輝は、
「いい風が吹いていたので、行くかなと思いました。ファンの皆さんの前で一本でも多く打ちたいと思っているので、最高の結果になって良かったです」
と話し、スタンドのファンを喜ばせていた。

先発・村上が、8回途中6安打1失点と好投し、3年目でプロ初の2桁勝利となる10勝目を手にした。新人や外国人を除き、前年まで通算0勝の投手が2桁勝利マークは、球団では08年岩田稔(現日刊スポーツ評論家)以来15年ぶりとなった。11試合連続で、クオリティー・スタート(6回以上、自責点3以内)をマーク。抜群の安定感で、リーグ唯一の防御率1点台をキープした。島本、岩崎と盤石のリレー。岩崎優が、球団左腕史上初となる30セーブ目を挙げた。

近本が帰ってきた。岡田監督は、
「そうよな。1本出たし、うん。最後もな、走らそう思たけど、もう止めた。もう、あんま無理する必要ないし。まあ、森下が(交代せず)3番に入ってたら、中野にバントさせてたけど」

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■優勝マジックが7日、「12」に減った。この日は移動日で試合が無かったが、広島がDeNAに敗れた。2位・広島とはこれで8ゲーム差。優勝ラインを見ても、阪神が残り21試合を5割以上で戦い抜けば、広島は残り17試合で全勝が求められる状況となった。

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