┌ \ ☆ A.R.E.GOES ON ☆/ ┐

    タイガース、新時代へ

  ★スポーツ紙、ななめ読み★

└───━•♠︎•♥︎────♦︎•♣︎•━───────┘

やはり持っているバッター、森下翔太!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3連発の日にね、3連打だけで終わったでしょ

■貧打でも、継投で勝った。二死からの3連打だけで勝った不思議な展開。森下翔太が、3回に決勝打。先発・伊藤将司は、6回無失点で2勝目。
「いいや、もう、2点しか入らないからね。まあ、もう伊藤もね、本当、全然あんまりよくなかったんだけど、本当、守り勝ちというか、本当、しのいでしのいで、そういうゲームだったですね」
と、岡田監督は試合を振り返った。監督通算勝利数は485勝目。吉田義男超え球団単独2位(藤本定義の514勝)。

勝負強さの理由について問われて、森下翔太は、
「何も考えてないからですね」
と、応じると、場内に笑いが広がった。さらに39年前の4月17日に生まれたバックスクリーン3連発について振られると、「3連発とはいかなかったですけど、(3回は近本、中野、森下)3連打でチームが勝利できたので良かったです」
と、胸を張った。
「(令和の3連発は)自分がきっかけを作れば、大山さん、輝さんが続いてくれると思います」
と、力を込め、満員の虎党から大喝采を浴びた。

ここまで派手さはない。チーム打率は1割台目前の2割2厘で12球団最下位。それでも借金1で3位の位置にいる。この夜もワンチャンスをものにし、3人のリリーフでゼロ封勝ち。
「勝つのは一番大きい」
と、岡田監督。勝利が良薬になると信じる。
「これだけ打てないんでね。今のこの成績にいてるっていうのは、ピッチャー陣の頑張り。僅差のゲームで守りの方も、しのいでしのいでというね

中野拓夢のつなぐ意識が得点を呼び込んだ。3回、先頭で安打を放った近本に続いて右前打を放って無死一、二塁とチャンスを広げると、森下の二塁打で一塁から生還。2得点以下の試合が9試合続いているが、
「打線はホームランや長打が出にくい状況。後ろの打者にいい形でつなぐ意識をチーム全体で持っていけば得点力もどんどん上がってくる」
と、得点力不足解消を掲げた。

先発・伊藤将司は、毎回走者背負うも粘り勝ち。
「何度もピンチをつくってしまいましたが、なんとか粘ることができました。今日は粘れたの一言です」
7回からのリリーフ陣が強みだ。岡田監督、
「桐敷は久しぶりだったですけど、岩崎、ゲラは…ずっと2点しか取れていないんで、勝ちゲームでも僅差ばっかりなんで、ちょっと休ませたいんだけど、まだチームも波に乗れないというか、点取れないんで、2人には酷だけど頑張ってもらっています。いつかは休ませる時が来ると思います」

◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▲<阪神1-1巨人>◇16日◇甲子園
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■今季2度目の引き分け。今季初の甲子園巨人戦は、降雨コールドで9回引き分け。ゲーム終盤から降りはじめた雨は次第に強まり、ゲリラ豪雨と雷、中断7分で審判が試合終了を決断。

敗戦を阻止した代走・植田海の価値あるプレーに虎党が沸いた。一塁ベンチの選手が両腕を広げ、スタンドからは地鳴りのような歓声が響く。得点力不足で苦しむチームを救う神走塁。1点を追う7回。糸原の浅い右犠飛で、三塁から生還。直前は、二、三塁間に挟まれながらもタッチをかいくぐった。
「左手だとタッチされそうだなと思ったので(ホームへは)右手でいきました」

先発の村上頌樹は、先制許すも巨人打線を寄せ付けず粘投を続け、7回106球を投げて5安打1失点。打線も、快投に奮起した。7回に一死二塁の好機をつくり、8番・木浪の投ゴロ野選で1死二、三塁の同点機を演出。9番・村上の代打として送られた糸原健斗が、きっちり同点右犠飛を決めた。

◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖◆◆❖◇◇❖