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タイガース、新時代へ
★スポーツ紙、ななめ読み★
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生まれ変わった佐藤輝！
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○＜日本生命セ・パ交流戦：阪神5－1西武＞◇7日◇甲子園
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佐藤輝、打って、守って、ヘッスラ生還。
■完勝。やっぱり佐藤輝はスターだ。猛虎打線が、15試合ぶり5得点で快勝。連敗を3で止め、1日で貯金生活に戻した。伊藤将司も、この日が一軍復帰戦。復活の3勝目。同期入団の佐藤輝に、軽快な動きに何度も助けられた。
「キレのある動きをしてくれていた。反省しているなと思いました」
と笑った。
異例の練習前ミーティングで野手にゲキ。
「久しぶりにいい形で勝てた」
岡田監督は、
「（貯金ゼロで）チャラになったんで。みんな今日から再出発というか再スタートというか、そういう気持ちでやっていたと思う」
この日から、佐藤輝が一軍に昇格して、「5番・三塁」で先発出場。2回先頭の第１打席でいきなり中前打を放つなどし、守備でも軽快な動きを見せた。
「ファームから5試合ぐらい連続ちゃうか、ヒット。それだけゲームに集中してるいうことやろ。（守備は）足動かさなあかん打球ばっかりでちょうど良かったやん。躍動感あるみたいにみえた」
佐藤輝は5月15日に出場選手登録を抹消され、23日間の二軍生活をへての一軍復帰だった。第1打席でいきなり中前打。その後、三塁まで進むと一ゴロの間に、本塁に生還した。ヘッドスライディングでユニホームを泥だらけにしながら、貴重な1点をつかんだ。
3回一死満塁では遊飛に倒れたが、守備では再三、軽快をプレーを披露。4度の守備機会を無難にこなす。二軍で基礎から徹底して練習を積んできた成果を発揮してみせた。5回に右前打を放ち、打撃も復活を証明した。岡田監督は、
「ええ、良かったと思いますよ」
そう簡単には昇格させんよ、そんな気配すら感じさせたものの、4番の大山が打撃不振で自信喪失、5日に登録抹消されると、穴あきグラブの佐藤に“お仕置き”をしている場合ではなくなった。ただでさえ、6月以降の5試合で7得点と貧打にあえぎ、チーム打率はリーグワースト。打てる打者をファームで塩漬けにする余裕などなかった。
「しぶとく、本当ににいい仕事をしていると思いますね」
4回二死一、二塁では、2番で起用されている前川右京が、左前適時打で追加点をあげた。さらに、6回には、近本光司が4番で初打点となる2点適時三塁打。
「久しぶりに、2点のあと3点ね、近本のダメ押しみたいなタイムリーが久しぶりに出たので、こういうのを続けていければと思いますけどね」
左膝に打球直撃のアクシデントも続投、のちピンチ脱出。5月11日以来の一軍マウンドとなった伊藤将司が7回100球を投げて5安打1失点と好投。テンポの良い投球で西武打線を封じ、4月以来となる3勝目を挙げた。
「自分にとってはすごく大事な試合だった。7回1失点はよかったです」
岡田監督も、
「徐々に、五回以外はね、本来のピッチングになったんじゃないですかね」
と評価した。8回は桐敷拓馬、9回は漆原大晟が無失点リレー。
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●＜日本生命セ・パ交流戦：阪神1－4楽天＞◇6日◇甲子園
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■今季初の同一カード3連敗を喫し、4月18日以来の貯金0となった。甲子園では6連敗。先発の西勇輝は自身の2失策がからみ6回4安打4失点と、本来の調子ではなかった。岡田監督は、
「もうええやん。（貯金）ゼロになったから。明日から開幕するんやから」
原口文仁が「5番・一塁」で、今季3度目の先発出場し、前日5日にプロ初の2番で先発出場した前川右京が2戦連続「2番・左翼」で先発。しかし、この日も苦しんだ。
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●＜日本生命セ・パ交流戦：楽天3－2阪神＞◇5日◇甲子園
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■まさかの逆転負けで、痛恨連敗。自慢のＷ守護神が崩壊。あと1人から守護神・岩崎優が逆転2ラン被弾。岡田監督の矛先は、“2点打線”、
「絶対にやられるで」
悪夢被弾。現実となった。
「追い込まれていましたが、強くスイングすることができましたし、先制点を取ることができてよかったです」
前川右京をプロ初の2番で起用。森下、近本、糸原のクリーンアップ。岡田監督は2番起用について
「点取るためやろ。いやいや、それは見たら分かるやんか」
先発した大竹は5勝目スルリ。走者を出しても粘り、踏ん張った。6回2／3を8安打無失点に抑え、7回途中から継投に入ると1イニングで石井、島本、漆原を起用する執念の“マシンガン継投”で無失点でしのいだ。必死継投も及ばず。
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●＜日本生命セ・パ交流戦：阪神1－3楽天＞◇4日◇甲子園
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■「やりようがない」
という泥沼にはまり込んでいる。1－1の同点で迎えた延長10回にゲラが決勝打を浴び７7カード連続で初戦黒星スタートとなった。ゲラの二軍降格も決定。3試合連続失点、延長戦4連敗中に2度のセーブ失敗。
「いや、あしたからファームや。もうきょう話したよ、だから。本人も相当、自信なくしてるから。もうそれは。どう打っていいか分からん、言うんやから、それはもう。なんて言うかのう、体の切れやな、全然切れがないやろ。本人が言うてきたんや、うん。話し合いやからなぁ」
大山悠輔が２軍へ 貧打でまたも延長戦負けのショックに追い打ち 岡田彰布監督
「本人も相当、自信なくしてる」
4番と守護神を欠く虎が正念場を迎えた。佐藤輝の昇格については、
「上げへんて」
と否定した。
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