劇勝!

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   タイガース、新時代へ

 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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劇勝!

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○<巨人2-5阪神>◇9日◇東京ドーム
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センターゴロ、史上初?珍決勝打

■延長接戦制し、6連勝。2-2で同点の延長11回。一死満塁から梅野が中前に運び、勝ち越しに成功(記録は中ゴロ)。さらに木浪が2点二塁打で続き、一挙3得点で突き放した。今季100試合目で貯金が大台の20に到達

“珍”勝ち越し。先制打に、決勝打の梅野。延長11回先頭・森下がビーディから四球をもぎ取ると、大山が右前打を放って無死一、三塁と好機を拡大した。島田は遊ゴロに倒れたが、佐藤輝が敬遠四球で満塁へ。
「輝が敬遠四球を食らったので、とにかく初球から」
と、梅野が詰まりながらも中前にポトリと落とし、三塁走者を生還させた。二塁走者の島田が三塁でアウトになったため、記録はセンターゴロに。それでも梅野は、
「最高の仕事ができたんじゃないかなと思います」

試合は守備の乱れが、流れを変えた。1点リードの7回。二死走者なしからブリンソンの打球が左中間に飛び、左翼・島田、中堅・近本が共に落下地点へ。両者とも手を伸ばして捕球しようとし、グラブが衝突。一度は島田のグラブの中にボールが収まったように見えたが、衝突したことから落球。試合後には、涙を流してチームメートに感謝の思いを口にした。
「もう本当に…しょうもないミスをしてしまったのをカバーしてくれたので。みんなに感謝しかないです」
岡田監督は、
別にええやんか(笑)。勝ったんやから、お前。そんな何も責める何もないわ、そんなもん」

5番から6番に打順が下がった佐藤輝が、2安打1四球。2回に右中間を破る二塁打を放つと、7回は一死一塁から右前打を放って、梅野の先制打をおぜん立てした。延長11回一死二、三塁では申告敬遠と、3出塁で勝利に貢献。
「負けそうになっても、チームで、いい野球ができているかなと思います」

二死二塁。続く代打・中田翔に2番手・桐敷が左翼へ逆転2ランを被弾。失策で走者を背負い、痛恨の一発を浴びた。何とか反撃しようと、懸命に食らいついた。1点を追う8回、二死から中野が右翼席へ同点の2号ソロ。試合を振り出しに戻した。岡田監督
「試合の流れから言うて、一番、価値あるホームランよ。今日はなあ、追いついたいうのがな」

先発・ビーズリーは5回無失点。3回から4回二死まで5者連続三振を奪うなど、7奪三振無失点と好投した。中5日でのぞんだマウンド。球数は68球だったが、6回からは2番手・桐敷にスイッチした。助っ人が、完璧な投球で投手戦を演出した。

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