鬼門ハマスタで、土壇場逆転勝利!

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鬼門ハマスタで、土壇場逆転勝利!

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○<DeNA2-5阪神>◇4日◇横浜
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采配ハマった、足攻劇

■8回二死から、一気に逆転。痛快連敗阻止。ハマスタの連敗を「13」でストップさせた。4回の先制、8回の勝ち越しはともに、岡田監督が無死一塁から一塁走者にスタートを切らせたことが得点のきっかけとなった。

4回の打者・佐藤輝の場面で一走・大山を走らせた仕掛けは意味があった。
「あれはスチールよ」
相手からすれば、『佐藤輝の打席で動きはないだろう』と思っていたはず。隙を突いた。

1点を追う8回二死三塁からノイジーが右翼手前への飛球を放ち、右翼手が猛チャージするもグラブに当ててボールをこぼし、同点に追いついた。
「落ちてくれて良かった」

森下が、内野安打で出塁。岡田監督は、すぐさま代走に植田を起用する勝負手を打つ。
「久しぶりに競ったゲームの、負けゲームの展開やからな。足の速いの(代走で)いくやろう。そんなん普通やんか。1点差やからのう」
勝利を呼んだずばりタクトに、ご満悦だ。

続く大山はカウント2―2から見逃し三振に倒れるも、スタートを切っていた植田は二盗に成功し、捕手の悪送球も重なって三塁へと進んだ。ただ、4番・大山、5番・佐藤輝が連続三振に倒れ、ノイジーに打席がまわってきた。

木浪が、勝ち越し2点打。
「もう、いくだけだと思っていた。みんなと一緒に何とか勝とうと臨んでいたのでよかった」
と声を弾ませていた。坂本が右前打でつなぎ、二死一、二塁から木浪が値千金の右中間フェンス直撃三塁打で2点の勝ち越しに成功。続く代打糸原も中前適時打を放ち、この回で一気に4点を奪い、DeNAを突き放した。外野手2人代えの大勝負。
「今日はちょっと勝負と思った。外野手2人を代えるのはな、1イニングでな、なかなか難しいけど」

島本が満塁のピンチで、見事な火消し。
「一球一球、全部勝負球を投げるつもりで。誠志郎が、いい配球をしてくれた」
3点リードの8回二死満塁。DeNA5番佐野を迎えるところで、5番手でマウンドに上がった。変化球、直球の2球で追い込むと、最後は1ボール2ストライクから、低めの変化球で空振り三振を奪った。岡田監督は、
「そんなもん、島本やろ。ランナーおったら島本よ」
見事にワンポイントリリーフを決め、グラブをバシッとたたいてみせた。今季20試合目の登板。プロ通算140試合目の登板となった百戦錬磨のサウスポーが、敵地横浜で13連敗中の虎の危機を救った。岩崎が今季19セーブ目を挙げ、通算50セーブに到達した。

村上、6回にDeNA・牧に逆転2ラン被弾。
「ホームランを怖がってボール、ボールと先行したのがよくなかった。切り替えてやっていきたい」
6回2失点降板2回以降は毎回走者を出しながらも無失点で粘っていたが、中盤に入った6回に試合をひっくり返された。7回の攻撃で、代打が送られた。

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