“鯉キラー”大竹耕太郎、本領発揮!

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“キラー”大竹耕太郎、本領発揮!

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○<広島1-2阪神>◇22日◇マツダスタジアム
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大山悠輔、通算500打点

■ヒヤヒヤ辛勝、1点差逃げ切り。広島戦連敗を「3」で止め、貯金を今季最多タイの「6」に戻した。“広島キラー”大竹耕太郎の好投で、敵地で連敗を阻止した。4回まで完全投球。5回と7回に先頭から連打を浴びたものの、後続3人をピシャリと抑えてピンチを切り抜けた。これで広島には通算9試合で7勝負けなし。4勝目。

「(今カード)初戦を負けてしまったので、相手に流れをやらないように、勢いのあるチームですけど、自分らしいピッチングを心がけました」
大竹耕太郎が見事な7回零封投球で、鯉キラーぶりを発揮。さえ渡ったのは最遅82キロを計測したスローボールなどの緩い球と、伸びのある直球の緩急。
「手が出ないところに手が出ない球速を」
と、投球動作に変化も加えながら勝負し、4回まではパーフェクト投球だった。

8回は左の代打攻勢読み桐敷拓馬、9回は岩崎優が1点を失った後の二死満塁の窮地を切り抜け、守り切った。岡田監督は、
「ホンマにもう…」
と、苦笑い。
「2点なあ、ここの球場は、わからんもんな。やっぱりな」
2番手で左腕・桐敷拓馬が登板。
「先頭を切れたのが本当によかった。接戦で勝てたのは、明日にもつながる」
9回に抑えで登板した左腕・岩崎優は35球を要して1点を失ったものの、二死満塁で代打・松山を直球で二ゴロに打ち取り、大ピンチをしのいだ。
「勝てたのはよかったですけど、このままのピッチングではダメ。頑張ります」

いい試合だった。無駄のない攻撃で、追加点をも挙げた。
「まあそうやなあ。4番が打点挙げてリードオフマンが出て、展開的にはな。打順の巡りも良かったしな。うまいこと1番からばっかりになったしな。あの辺は9番までまわしたりは、大きいわな」

初回に、幸先よく先制に成功。近本光司が二塁打で出塁すると、二死となって4番の大山悠輔が左翼線への先制の適時打を放つ。大山はこれでプロ通算500打点となった。8年目での到達は球団生え抜き最速タイ。通算891試合目は岡田監督の910試合を超える。

隙のない走塁を披露した。3回無死一、二塁で一塁走者は中野拓夢、二塁走者は近本光司の俊足コンビ。ここで3番・森下翔太が放った左中間深めの中犠飛に、それぞれタッチアップを成功させ、一死二、三塁とした。

その無死一塁から、中野拓夢が捕手前にセーフティーバント気味に転がした。一塁は、微妙なタイミングながらアウト。間髪入れず、岡田監督は三塁側ベンチを出てリクエストを要求。セーフに覆った。このバント安打でチャンスが広がり、大山悠輔の右中間最深部への右犠飛で2点目をゲットした。大山はこれでプロ通算501打点目をあげた。

※ドタバタハプニング。7回先頭、広島菊池の飛球は一塁ベンチ方向へ。これを坂本誠志郎が追った。結果的にはファウルとなったが、迫る坂本を避けた一塁ベンチ側のボールボーイが、ボールケースの中にあるボールを大量にこぼしてしまった。

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●<広島6-2阪神>◇21日◇マツダスタジアム
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■2位・広島に敗れ、0・5ゲーム差に迫られた。22日も敗戦なら首位から陥落する。先発・村上頌樹が広島打線に捕まった。自己ワーストの9安打を浴び、同ワーストタイの5失点。試合前時点で1点台だった防御率が2・03まで上がった。自身3連敗で、今季の成績は2勝4敗となった。

「自滅やろ」
岡田監督は、あきれ返った。坂本とのバッテリーについても、
「対策してないやろ? 対策してたら初球ボールとかで、様子見して入るやん」
と、バッサリ。3回までに5失点の展開について、
「そらきついよ」

攻撃陣も、4番・大山、5番・ノイジーが無安打。
「中軸が打たんから。1本でも出とったらいいけどお前、点が入れへんわな、あのへんが打たんと」
と、表情は厳しいままだった。

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