佐藤輝、復調の“マルチ三塁打”!

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佐藤輝、復調の“マルチ三塁打”!

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○<日本生命セ・パ交流戦:楽天3-11阪神>◇7日◇楽天モバイルパーク
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前川がプロ初の3番で、プロ初のマルチ

■11得点大勝序盤、中盤、終盤の追加点で流れをわたさず、阪神が3試合ぶりの白星を挙げた。打線の大幅な組み替えが奏功し、勝利。今季最多タイの貯金18とした。

この日は不振が続くノイジーをスタメンから外し、前日にプロ初安打を放った高卒2年目の前川を「3番・DH」に起用。「7番・右翼」にミエセス、「8番・遊撃」に小幡、「9番・左翼」に島田を置いた。
0-0の3回一死満塁、佐藤輝の右翼越え三塁打で走者を一掃。11試合ぶりの適時打で3点を先取した。続く5回にも一死走者なしから、プロ初となる1試合2本目の三塁打で好機を演出。佐藤輝は2年前の楽天戦でも、仙台で田中将からタイムリー。ふたたび、マー君撃ちの活躍にヒーローインタビューでは、
「チャンスだったので積極的にいこうとスイングした。嬉しいです」
佐藤輝の祖父母は宮城県在住で、この日も観戦に訪れた。2年前は小遣いを手渡そうとするなど、孫思いは変わらず。ヒーローインタビューでは祖父母が立ち上がって大喜びする様子もあり、佐藤輝も、
「目の前で打つことができて良かったです」
と、笑みを浮かべた。梅野の適時打や小幡のセーフティースクイズなどで2点を追加した。3点リードの7回にはミエセスの4号ソロ。9回には4安打5得点を挙げ、ダメ押しに成功した。

西勇、アクシデント。先発・西勇は、今季3勝目。3回に2者連続の本塁打を浴びたが、以降は無失点を継続した。だが6回二死一塁から投球動作で左足首をひねったと見られ、6回途中2失点で交代となった。代わってマウンドに上がった及川が後続を断ち、7回は3者三振で切り抜けた。今季4ホールド目を記録した。
「ちょっとボールが高かったかなと思ったけど、勢いに任せた部分もある。そういう細かいところもしっかり反省していけたら」
8回は岩崎が1点を失うも、味方の守備にも助けられてリードを守る。最後は、西純が締めた。

※ プロ初の3番に抜てきされた前川が、1打席目から2打席連続安打を放った。
「ほんまにびっくりしました」
「3番・DH」で、出場。岡田監督は、
「ある程度順番は(決めた)。前川の3番は俺が進言したけどな」
1回一死一塁で迎えた第1打席でいきなり中前打を放った。田中将の138キロスプリットを捉えた。鋭い打球は二遊間を突き破り、一、二塁と好機を演出。球団で高卒2年目のクリーンアップは浜中以来25年ぶりだったが、気負いを感じさせないスイングで快音を連発した。3回一死二塁も、二塁へ強烈なゴロを放って内野安打とした。

■小幡がスクイズを決めた。
「やっぱりもう1点欲しかった。左でなかなか難しいけど小幡な、ちゃんとやったよな」
梅野のタイムリーで2点リードした5回一死一、三塁から小幡が初球に決め貴重な追加点を奪った。楽天・石井監督はリクエストしたが、リプレー検証でも判定は覆らず。ベンチの岡田監督はベンチの前に身を乗り出すほど、大喜びだった。結果は、「犠打野選」となった。

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●<日本生命セ・パ交流戦:楽天4-1阪神>◇6日◇楽天モバイルパーク
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■逆転負け。前日5日に甲子園でロッテとナイターで5時間7分の死闘を戦い、この日仙台への移動ゲームだった。疲労を考慮し練習を短縮してゲームに臨んだが、打線は初回の1点だけしか奪えなかった。

「7番・DH」で出場した前川右京が七回の第3打席に待望のプロ初ヒットを放った。139キロチェンジアップを一閃。鋭い打球は一、二塁間を抜け、右前打となった。プロ11打席目で放った待望の一打に、一塁ベンチへ記念球が。未来の大砲候補がついに一歩目を踏み出した。

1回二死三塁から4番・大山の中前安打で先制したが、先発の村上が2回二死満塁から逆転2点左前適時打を浴びた。4回にも二死2塁から、適時二塁打を許した。8回にソロを許したが、8回を4失点でひとりで投げきった。

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△<日本生命セ・パ交流戦:阪神7-7ロッテ>◇5日◇甲子園
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■5時間7分の死闘は、今季2度目のドロー。打線は延長10回裏から8者連続三振を喫しており、負けなかっただけでも良しとも考えられる。だが、岡田監督は
「勝てなかった。ゲーム展開的にはそりゃ勝ちゲーム、勝ちパターンやろ」
と、悔しがった。

西純矢が一軍復帰し、7回一死走者なしから4番手として登板した。逆転3ランの直後にマウンドへ上がり、2三振で流れを止めた。8回も無失点でその裏の同点劇を呼んだ。1回2/3で課題の四球は3個も無失点だった。4日に、首の張りで登録抹消した岩貞に代わっての昇格。

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