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   タイガース、新時代へ

 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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激闘終止符は、テル!

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○<阪神4-3ヤクルト>◇12日◇京セラドーム大阪
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プロ初サヨナラ打、佐藤輝

■輝が決めた! 劇的なサヨナラ勝ちで、今季最長タイの9連勝だ。3-3の延長12回無死満塁。佐藤輝が中犠飛を打ち上げ、今季両リーグ最長5時間16分の大激闘に終止符を打った。佐藤輝のサヨナラ打は、プロ3年目で初めて。
「これ以上ない形でまわってきたので、最低限という気持ちでいきました。気持ちで打ちました」

2ボールから、とらえたのはヤクルト田口の速球。右中間最深部へ運び、犠牲フライには十分な飛距離だった。
「最高の結果だと思います。試合を勝ちで終わらせることができてよかった」
ヒットでもホームランでもない、それでも誇らしい。
「前のバッターがつないでくれたので、決められた」
と、一丸となって戦った仲間に、感謝しきりだった。10回、甘く入ってきた球はヒットにしたし、サヨナラ勝ちも決めた。2四球を選び、6回の四球は貴重な同点のホームも踏んでいる。

中野拓夢が、サヨナラ劇の口火を切った。延長12回。先頭で左中間へ二塁打で出塁した。
「自分が出るか出ないかでは、雰囲気が違う。どんな形でも塁に出ようと思っていた」
と、意地を込めた。初回は、右前打で先制劇につなげた。

先発・青柳が5回94球で3失点とピリッとせず。1点リードされた6回から、継投策に入った。岡田監督は、
「投手の押し出しと、ワイルドピッチじゃのお」
と、苦言を呈し、
「(先発の)ピッチャー余ってるのに。投げるの待ってるんやから。きょうみたいなピッチングしてたらあかんわな、当然」
と、次回登板を明言しなかった。
「今日は桐敷も2回だし、及川もあそこよくね」
と、イニングまたぎをした2人をほめた。

桐敷がまず6回を無失点に。その裏、同点に追いつきなおも一死一、三塁のチャンスで木浪が二ゴロ併殺。9番・桐敷まで打順がまわらず、7回もイニングまたぎすることができた。指揮官は試合後、
「(木浪の)ゲッツーで桐敷が2イニングいけたからな。あのゲッツーが一番大きかったな。ひとり足らんとこや、ピッチャー。その時点では、12回いくとは思ってないけどな」
と、余裕たっぷりに桐敷続投の場面を振り返った。

前日休養でベンチ外だった加治屋が9回に「0」を刻み、10回は守護神・岩崎が一死満塁も後続を連続三振。11回から及川が回またぎし、12回二死から村上に3ボール1ストライクとカウントが悪くなったところで申告敬遠。馬場が右の塩見を遊ゴロに仕留め、ヤクルトの勝ちをなくした。岡田監督は、
「長かったなと…もうね、序盤は、あんま覚えてないですね。ポイントはどこか分からないですね」
馬場は連夜のワンポイント起用に応え、2勝目を挙げた。

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