秋季キャンプ、あらかると(1)

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┃ 秋季キャンプ、あらかると(1)
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■電撃トレード。26日、ソフトバンク中田賢一投手をトレードで獲得することを発表した。かつてほれた“恋人”だった。無償とみられる。谷本球団副社長兼球団本部長は兵庫・西宮市内の球団事務所で取材に応じ、
「ウエスタン(リーグ)で今年、防御率NO・1でしたし、まだまだ投げられる。長い回を投げられるのは投手らしい投手。先発で、一軍で活躍できるイメージを持っています」
と期待した。中田本人はといえば、
「びっくりと言うか、ありがたい」
と感謝した。通算100勝もさることながら、さらに華々しいのが所属チームの成績だ。落合監督の黄金時代の中日で優勝3度に、日本一が一度。13年オフに移籍したソフトバンクでは優勝3度に加え、在籍6年間でなんと5度も日本一に輝いている。「Vを呼ぶ男」ともいえる。

■球団OBの北川が25日、阪神の打撃コーチに就任し、西宮市内の球団事務所で会見を行った。背番号は「80」に決まった。2000年以来、来季20年ぶりのタテジマ復帰に、
「想像していなかったので、うれしい。プロ1年目と同じユニホームが着れる喜びがあります」
と、声を弾ませた。

■谷本修球団本部長は24日、今オフのFA補強について、
「極めて消極的です」
との方針を示した。この日から、FA有資格者が権利を行使するための申請期間がスタート。まず藤川など球団内のFA権保有者の残留を大命題とし、打線強化のために外国人の大砲獲りに全力をつぎ込んでいく。

■藤浪が、宮崎で開催中の「フェニックス・リーグ」で復活を目指している。24日現在、中継ぎばかりで6試合に登板、7イニング無失点。球団関係者は、
「初歩からやり直している段階だ」
という。今季はついに0勝と、落ちるところまで落ちた。

本来の投球フォームを見失い、制球難から崩れる最悪のパターンが続く。今季の一軍登板はたった1試合。浮上のきっかけすらつかめなかった。いまやチーム内でも将来のエース候補は高橋遥と目され、藤浪の存在感は年々薄れている。当然、今後も二軍扱い。一度失った自信と、周囲の信用を取り戻すのは容易ではない。

※(26日)韓国・ハンファ戦。藤浪は、有終の美を飾ることはできなかった。4回9四球。打たれたのは2安打。102球を費やして予定の5回を投げきれなかった。

■「『名前は高山やけど、まだまだお前は低山や』と。あいつはずっと見ててやらないと『抜き山』にすぐなるからね」
と、井上打撃コーチが冗談っぽく注文もつけた。矢野監督が秋季練習3日目の24日、ロングティーをしていた高山にメスを入れた。
「(スイング時に)フォローを大きくというか。飛ばす飛ばさないじゃなく、力を入れるところ。ああいう(泳いだ)形でも、しっかり力を伝えられるように」
と話した。
「競争は続く。(福留や糸井を)追い越したんであれば使うやろう」



■まるで阪神ドラゴンズやないの■

井上一樹一軍打撃コーチが今季4番に定着できなかった大山の打撃にメスを入れることを明言した。、
「やっぱり強化しないといけないポイント」
と、チームの本塁打増も目指す新打撃コーチが、大山を“真の4番”に育て上げる。

21日、一軍打撃コーチに元中日二軍監督の井上一樹氏(48)の就任を発表し、同氏が西宮市内で入団会見をおこなった。背番号は99。
「阪神は特別な球団だと思っている。就任に際しては悩んだこともあったが、特別な球団でやりがいもあるのではないか。責任は重いと思っています」
と語った。その豊富な指導経験を生かし、打撃力の底上げを担うことになる。「チーム打率を1分上げること、得点力を上げること、長打力ももう少しほしい」
22日からはじまる秋季練習から、中日一筋の男がタテジマのユニホームに袖を通す。チーム浮上のために「最重要強化選手」を定め、耐久性のある選手をつくることを宣言した。

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