帰ってきた1番打者・高山、打線をけん引。


大乱打戦を制した! 今季最多の19安打12得点で、広島との壮絶な打撃戦を制した。1番に座る高山が、打線をけん引。先発野手全員安打の猛攻で、カード初戦を取った。

高山が、早くも今季3度目の4安打をマーク。初体験のマツダスタジアム。右肘の不調で低調だったが、鮮やかな復調だ。
「大変な試合でしたけど…勝てて良かった。負けられないという思いで、必死にやりました」

初回、メッセの乱調で、4失点。広島に傾きかけた流れを、鳥谷が取り戻した。1点を追う2回、2安打と、死球で満塁のチャンス。ここで暴投で同点にすると、なおも二、三塁の場面でカウント3-1からの141キロの甘い直球を見逃さなかった。「サンケイスポーツ」によると、
「打ったのは、ストレート。打者有利の状況だったので、思い切って打ちにいけました」
という打球はライトへの3点本塁打となった。続く3回の3打席目も、適時打。犠飛2本などで、自己最多となる1試合6打点の大当たり。

まさかの投球のメッセ、5回11安打7失点を喫するも白星を手にした。初回に4点を失うと、その後のイニングも2本塁打を浴びるなど、今季最短の5回で降板。しかし、この日は打線の援護に助けられ、“鬼門”で3年ぶりの勝利を挙げた。
「スコアボードを見てもらえば分かるとおり、結果としては本当によくなかった」
と振り返った。香田コーチの方針で、苦手意識の排除に乗り出していた。メッセは、昨季広島戦3戦3敗。とりわけマツダスタジアムは14年に2戦2敗、防御率8・10と打ち込まれ、登板回避していた。

序盤から打線が得点を重ねたが、フラフラ。11安打7失点を食らいながら、何とか5回を投げ切らせた。
「勝ちついたでしょ? 5回7失点の勝ち投手。メッセがどう恩返ししてくれるか、次回登板が非常に楽しみです。俺は言うからね。恩返ししろと」
と、金本監督。次回の奮起をうながした。榎田、安藤、高橋、ドリスとつなぎ、9回はマテオが3人で締めて5セーブ目を挙げた。

ちょいとは目立ったかな? 2番・大和、猛打賞。

<広島9-12阪神>◇22日◇マツダスタジアム

過去の試合;
雨 <阪神-ヤクルト>◇21日◇倉敷(降雨のため中止。「孝介抜きの1試合が減るのは大きい。中継ぎにも良かったと思う」
と、金本監督は左太もも裏痛でスタメンを外れている4番・福留や、連投が続いていた救援陣の状態を思いやった。初めて一軍に昇格した板山は、ヤクルト戦の降雨中止に残念そうな表情をみせた)

● <阪神1-5ヤクルト>◇20日◇甲子園(プロ初登板初先発の守屋、プロの洗礼。4回0/3で101球を投げ、1本塁打を含む10安打2四球5失点で降板。
「これが、今の自分の実力なんだと感じました。こうした結果で、本当に悔しいです」
と、肩を落とした。福留のスタメン復帰に、メドが立たない。左足負傷のその福留が先発を外れてから、1勝4敗。今季12通り目のオーダーを組んだが、不発。高山を初めて不調でスタメンから外した。初めて「1番・中堅」で出場した横田、3回の第2打席では中前打を放った。
「打順は気にせず、試合に入りました」
それでも、アピール不足に映る若虎の姿勢にも、不満が残る一戦となった)