阪神、再建へ!

矢野新監督が18日、大阪市内で就任会見に出席した。
「今まで同様に、超積極的、諦めない、ファンを喜ばせる、を大事にしていきたい」
と、ファーム監督時代と同じ思いでのぞむ。球団旗が掲げられ、タイガースカラーの黄色の花が飾られたテーブルに着席すると、矢野新監督は真っすぐ前を向いた。藤原崇起次期オーナー、揚塩健治球団社長とともに壇上に上がり、
「今は不安や怖さ、いろいろなものがありますけど、そういうものも、もちろんありますけど、よしやってやるぞ、という気持ちに向いています。これから秋、春のキャンプ、オープン戦を戦うなかで、不安や怖さを、自信や期待に変えていけるように、やっていければいいと思っています」
と、決意表明した。濃いグレーのスーツに、同じ色のネクタイ姿。終始、真っすぐ前を向いて質問に答えた。3年契約で、背番号は「88」。

12月1日付で就任する藤原次期球団総帥も、
「これから、新しく強い、そしてファンに愛されるチームをつくっていただきたい」
と、期待を寄せ、とくに期待する面については、
「これからどうしよう、ということを、頭の中いっぱいになるくらい考えてもらってる。野球は勝たないと意味が無い。ファンと選手が一体となって、渦のように力強いものになることを期待している。フロントも盛り上げるために、精一杯の努力をしていきたい」
と、後方支援を約束した。

◇ 矢野新体制が17日、大枠で固まった。今季まで楽天で一軍外野守備走塁コーチを務め、阪神の一軍ヘッドコーチの就任することが決まっていた清水雅治氏が17日、東京都内で谷本修球団副社長兼本部長と会談し、ヘッドコーチ就任の正式要請を快諾した。

その一方で、一、二軍コーチの入れ替えが活発に行われる方針で、高代作戦兼総合コーチや、香田投手コーチらが二軍に配置転換される。山田バッテリーコーチと、久慈内野守備走塁コーチも、二軍に配置転換されることが新たに判明。

二軍からは、筒井守備走塁コーチが昇格する方向。空位だった二軍打撃部門は、新井良太育成コーチが昇格することも判明した。早ければ、18日にも発表される見通し。

近日中に矢野監督を支えるコーチ陣が発表され、23日の秋季練習初日から、タイガース第34代監督がいよいよ始動する。

◇ また、25日のドラフト会議で1位指名が競合した場合、矢野新監督にくじ引き役を託す方向だ。

1位は、即戦力投手か、大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)や、金足農・吉田輝星投手(3年)らが候補。くじ引きについて、谷本球団副社長兼球団本部長は、
「その話はしていませんが、誰もが(矢野新監督に)やってもらえると思っています」
と話した。矢野新監督も、
「行けって言われたらっていうか。(監督が通例なら)引くしかないんちゃう。相談する」
と話した。

FA戦略も、オリックス・西を筆頭候補に、見直しか。新体制となって補強方針も調整。矢野新監督はこの日、就任会見の場で、
「球団と補強の部分は、もちろん相談していますし、前には進んでいると思う」
と、説明。

◇ 外国人については、不振に終わったロサリオや、途中加入のナバーロ、中継ぎのマテオ、モレノは退団の方向。メッセンジャーが来季から日本選手扱いとなるため、新たに右の長距離砲と、先発投手、中継ぎ左腕をターゲットに絞り込みをおこなっている。