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   タイガース、新時代へ

 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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大山悠輔、劇的サヨナラ打!

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○<日本シリーズ:阪神4-3オリックス>◇第4戦◇1日◇甲子園
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湯浅の1球が流れを変えた

■劇的サヨナラ勝ちで、2勝2敗のタイとした。一見激しい攻防も、「ミス合戦」。岡田監督、
「今日のゲーム見たら、わかるやんか。1つのミスで、こんだけゲーム変わるわけやからな」

苦しいゲームだった。同点の9回、4番・大山悠輔内野手がサヨナラの左前適時打で試合を決めた。
「ランナーをかえすだけだったので、抜けてくれと思った」
お立ち台では、
「本当に一試合一試合勝つだけなんで。追いつかれましたが、全員で勝ち取った勝利だと思います。(日本シリーズの)独特な雰囲気は僕たちは初めてなので、難しい部分もありますが、このすごい歓声のおかげで、力を発揮できています!」
岡田監督、
「ありがとうございます。遅くまですいませんでした。もう少しすんなりと早く終わらないといけないんですけど、これがシリーズかな。前の2人が敬遠されて、4番が決めてくれた」

「2日前に、宮崎から帰ってきた」
めまぐるしい8回の攻防は、「湯浅の1球」で決着した。
「甲子園でしか感じられない。ファンの力を借りて投げられた。シーズンは力になれなかった。日本シリーズで力になれればと準備していた」
3―3の8回、オリックスの攻撃。紅林の中前打から野口のスリーバント失敗で、一度はチャンスを潰しかけたが。広岡の中前打で1死一、三塁とふたたび得点機をつくった。

ここで、オリックス・中嶋監督はT―岡田を代打。岡田監督が島本をマウンドに送ると、代打の代打で安達を打席に送った。安達の三ゴロで、紅林の本塁突入は失敗。二死一、三塁となったところで、岡田監督はマウンドに湯浅を送った。まさかの場面で救援。そして初球の149キロ直球で二飛に仕留めると、超満員の甲子園球場が歓喜に沸いた。
「リリーフ陣がね。島本と、湯浅にかけましたね。誰も湯浅と言わなかったけど、湯浅は6月以来ですかね。ぶっつけ本番で、湯浅にかけるしかない。湯浅にかけると、ファンの人の声援でガラッとムードが変わると思った」

9回のオリックスの攻撃は、岩崎が封じた。そのウラ、一死から近本が四球で出塁すると、中野への3球目がバッテリーエラーとなり二塁まで進んだ。さらにカウント2-2から再びバッテリーエラーで三塁に進んだ近本。ここで中嶋監督は中野&森下と連続で申告敬遠すると、甲子園は騒然となった。

一死満塁となって、打席には大山。投手・ワゲスパックは制球が定まらず、カウント3ボールからフルカウントへ持ち込んだ。勝負の7球目、大山は内角直球をはじき返し、三遊間をしぶとく破った。と、近本は一気に本塁を駆け抜けた。島田の代打として控えていた原口に飛びつくと、笑みがはじけた。先制のホームも、サヨナラのホームも踏んだ。3安打1打点3得点。全4得点に絡む圧巻の活躍にも
「勝てばいいですし、(塁に)出ればいいですし、勝てて良かったです」

才木浩人が先発し、5回95球、5安打1失点で降板した。6回に2番手・桐敷が送られ、お役御免となった。好調のオリックス打線を最速153キロの直球とフォークでねじ伏せ、6奪三振の好投で試合を作った。2回途中からは右手親指の付け根付近から流血し、ユニホームを赤く染めながらの力投。

★ 岡田監督、
「もうあんまり試合ないで」
3三振&痛恨失策の佐藤輝をベンチへ。投手交代で打順を組み替え、苦渋の決断で好機演出も、好機を生かすことができなかった。桐敷拓馬が3-1で迎えた7回に同点打を浴びた。さらに続く森は打ち取った打球も、折れたバットが足に当たり、投手内野安打に。一死一、二塁としたところで不運も重なり、交代が告げられた。

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●<日本シリーズ:オリックス5-4阪神>◇第3戦◇31日◇甲子園
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■敗因は、「紙一重」だった。甲子園で日本一に輝く悲願は、今年も限りなく厳しくなった。超満員の甲子園で迎えた第3戦は、オリックスに連敗して1勝2敗。伊藤将は同点の5回に1点を勝ち越され、なおも一死一塁の場面、9番・東の送りバントを二塁に悪送球し、自らピンチを広げました。そして二死一、二塁から宗に右中間へ2点二塁打を献上。

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●<日本シリーズ:オリックス8-0阪神>◇第2戦◇29日◇京セラドーム大阪
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■打線が沈黙。8-0快勝から一転、0-8完封負け。古巣相手に第2戦の先発を任された西勇は、3回2/3を6安打4失点でKO。3回に先制を許すと、4回に二死からの4連打で一挙3点を失った。甲子園で仕切り直すことになる。1勝1敗で互角の状況。

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