藤川監督、“早出”で春季キャンプ始動!

┌ \ ☆ 鼓動を鳴らせ。虎道を進め ☆/ ┐

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  ★スポーツ紙、ななめ読み★

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藤川監督、“早出”で春季キャンプ始動!

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<阪神紅白戦:白組3ー5紅組>◇9日◇沖縄・宜野座
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新クリーンアップで3番として期待される佐藤輝が、本領発揮の特大アーチ

■宜野座キャンプ第2クールが終了。
「選手たちがしっかりやってくれているので、こちらも準備を進めることができている」
と、藤川球児監督は順調な調整を強調。佐藤輝がチームの〝今季1号〟”を特大弾で飾った。1回、一死から追い込まれながらも、7球目を一閃。打った瞬間に、本塁打を確信して打席で1歩も歩かず見送ると、打球は右翼席のアレネットを越えて芝生に弾んだ。今季から務める3番については、
「問題なかった」
と明かしていた。藤川監督は、本塁打を放った佐藤輝の姿勢を評価した。今春のチーム1号にも、
「まあ取り組み通りでしょうね」
と、当然のように受け止めた。一方、打たれた畠世周は、近大後輩の3番・佐藤輝には意地の直球勝負で4球ファウルで粘られた末、右越え本塁打を献上。思わず膝に手をついて苦笑いした。

◆ 岡田彰布はずばり「怖いな」、「締めなあかん」。阪神オーナー付顧問として4日間の沖縄キャンプ視察を終えての感想である。ポイントを、「連係やろな」と言った。
「あんまり良くないよな、連係。シートノック見たら分かるやんか。あまりにもスローイングが悪いやろ」
外野手―内野手の連係、中継プレーを指している。二、三、本塁への外野手の直接送球が乱れるシーンが散見された。

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<阪神紅白戦:白組1ー5紅組>◇8日◇沖縄・宜野座
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森下“4番初安打”今年初実戦初打席で、「詰まっちゃったんですけど」

■門別啓人が自慢の直球勝負を貫き、開幕ローテ争いへ上々のスタートを決めた。8日はチーム25年初実戦の紅白戦で白組の“開幕投手”を任され、2回を1安打1四球1奪三振の無失点と好投した。藤川監督も、
「ひょうひょうとした中にかわいげもあるし、強さも持ち合わせて、そのギャップがマウンドで出た」
と、高評価する。

注目の左翼争いは、猛烈なアピール合戦。島田海吏が途中出場で2安打した。筆頭候補の前川は、四球と中前打。野口、井坪は競うように連打。井上もいい当たりの右飛と、それぞれ持ち味を出した。

遊撃バトルには、俺もいる。2年目の山田脩也が快音を響かせ、アピールだ。4回の代打から出場するとそのまま遊撃につき、巡ってきた6回一死走者なしの2打席目。富田から中前にはじき返し、Hランプを灯した。
「ピッチャーに素直に打ち返す意識の中でいい打球が出た。あれが理想とするヒット」
修正能力も発揮する納得の一打。

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藤川球児新監督、第2クールも積極的
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■春季キャンプ(6日、沖縄・宜野座)第2クール。初日、吉田義男さんを偲んで1分間の黙とう、メイングラウンドには半旗も。球児監督が動いた。全体練習前に小幡、高寺、山田に約40分間熱視線。山田脩也、吉田義男さんの訃報に、
「自分もそういう存在になりたい」
猛虎の伝統“令和の牛若丸”になる。

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藤川球児監督、“早出”で春季キャンプ始動
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■元阪神監督・吉田義男さんが3日午前5時16分、脳梗塞で亡くなった。91歳だった。京都市出身。現役時代は華麗なフィールディングで名遊撃手として「今牛若丸」と称され、引退後は阪神監督を球団最多の3度歴任。89年から96年までは野球フランス代表監督を歴任。「ムッシュ」の呼び名で親しまれ、野球の発展にも大きく貢献した。打倒巨人を生涯の信念とし、阪神を愛し続けた猛虎のレジェンドが天国に旅立った。背番号「23」は、阪神の永久欠番。

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■「やっぱり報徳のエースだな」。3日目は降雨の影響もあり、フリー打撃を室内練習場で行った。ドラフト2位の今朝丸裕喜がキャンプで初めてのブルペンに入った。平田二軍監督、
「フォークとか、やっぱり器用なんやろな。自主トレからスライダーとかも投げていたので、変化球もちょっと投げるのかなと思ったけど、『フォークお願いします』なんていうんでね、ちょっと大丈夫かなという。スカウトの人たちとも話はしたけど、やっぱりクイックで投げたり、自分で工夫して。キャンプでみんなが見ている前で初ブルペンで、大したもんだと思って。落ち着いてるやん。暴れたりもしないし、藤田の構えたところにほぼいってるし、もうクイックでもパッと投げよるしね。体作りと並行しながらこうやって順調に来ているので、ちょっとね、仕上がりが良すぎるんでね」
と、絶賛。カーブ、スライダー、フォークなど多彩な変化球を混ぜながら、全30球を投球した。
「状態良く、新人合同自主トレをやってきた成果が結構出せたんじゃないかなというところはあります。1番は球のキレが変わった部分だと思う」
と、今朝丸。2月は土台づくりに重点を置き、同程度の球数でブルペン投球を重ねていく見込みだ。

■ドラ1・伊原、梅野絶賛の42球。変化球はスライダーだけ解禁した。「5、6割」という仕上がりの中で、梅野は完成度の高さに驚いた。
「コントロールがまとまっていた中で、真っすぐの強さが後半にどんどん出てきた」
と感嘆。
「しっかりとコースの投げ分けができる投手という印象がある」
と、即戦力投手の評価にたがわぬ投球に目を見張った。伊原も、立場を十分に理解している。
「ここというアピールをしないと目には留まらない。元々、強気に攻めるのが自分の持ち味。実戦で出せたらいいと思います」

監督が藤川球児に代わっても、阪神伝統の練習は変わらなかった。沖縄・宜野座でのキャンプ初日、アップ、キャッチボールを終えた後、最初の練習メニューは「全員ノック」だった。全員が同時にノックを受ける、という練習だ。阪神が初めて高知・安芸でキャンプを張った1965(昭和40)年から続く。丸60年、足かけ61年目になる。

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