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タイガース、新時代へ
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前川右京、プロ初の猛打賞
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○<阪神11-3中日>◇27日◇甲子園
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黄金得点パターン復活。「ウメ→キナ→チカ→ナカ」、3回一挙5点
■暗雲を前川のバットが振り払った。打線が爆発し、2桁11得点の猛攻で連敗を「5」でストップさせた。0.5ゲーム差で首位だったDeNAが敗れたため、1試合で首位に返り咲いた。
3番・前川右京が、プロ初の猛打賞をマークした。聖地に快音を3度刻み、初めてのお立ち台で笑顔をのぞかせた。
「結果が出たのはやっぱうれしいです。もっとどうやって一人一人を打っていくかを考えたい」
「3番にいれてすごく打点もあげるし。いい仕事しますよね」
と、語った岡田監督。
6回に左腕・福から中前打を放って達成し、打率も・304と大台に乗せた。指揮官が評価したのは6回無死一塁で左腕・福から中前へはじき返した3安打目。先発左腕が予想される第3戦へ、
「明後日用に練習かな」
と見ていたという。だが追い込まれながらも、外角スライダーを泳ぎながら右手一本ではじき返し、
「ああいうヒットが出れば左でも使えますね」
得点「黄金パターン」が復活した。岡田監督は、
「木浪がね。ずっと機能していなかったかったけど。きょうはすごく、ああいう、7番、8番で出て、1、2番で点をとるというか、いいときはそういう流れだったんで、久しぶりにああいうビッグイニングというか、見ましたね」
3回、先頭の7番・梅野が中前打で出塁。8番・木浪が四球、9番・西勇が犠打で一死二、三塁とすると、1、2番の鼻息は荒かった。近本が右犠飛を決め先制。結果的にこれが決勝打となった。
「とにかく今日は先制点を取りたいと思っていた。下位打線からいい流れを作ってくれたので、最低限だけど仕事ができてよかった」
続く、2番・中野は二死三塁から右前適時打を放ち、この回一挙5得点のビッグイニングを演出。
「先制した直後で次の1点が大事な場面」
と、集中力が途切れることはなかった。さらに、前川の適時打、大山に一発も飛び出して一挙5得点。
先発の西勇は、5回7安打3失点で今季5勝目を挙げた。島本が、完璧救援。6回に2番手で登板し3人斬り、127試合連続無敗へ球団記録更新。
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●<DeNA5-3阪神>◇25日◇横浜
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■首位陥落。鬼門・ハマスタで13連敗。先発・才木は先制点を与えるなど5回4失点で降板。打線も相手先発で20年サイ・ヤング賞右腕のバウアーを打ち崩せず。5月12日以来、44日ぶりに首位陥落となった。
前川右京、バウアー攻略し適時打。今季4度目となる3番起用だが、全試合でヒットを記録。
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●<DeNA2-0阪神>◇24日◇横浜
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■今季初の4連敗で、首位陥落の危機に立たされた。2位・DeNAに連敗。横浜スタジアムのシーズンでの対戦は、昨季6月28日から屈辱の12連敗となった。最大6・5あったDeNAとのゲーム差は、ついに0・5差に。伊藤将が先発し、7回6安打2失点と粘投した。“不運”が続く左腕。
佐藤輝、二軍降格、6月打率1割7分9厘と低迷。3番を担うノイジー、5番を担う佐藤輝がスタメンから外れた一戦。貧打脱出へ岡田監督が動いたが、テコ入れは実らなかった。
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●<DeNA3-1阪神>◇23日◇横浜
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■首位攻防3連戦の初戦を落とした。ビーズリーは3回5安打3四球2失点と、先発の役割を果たせなかった。前日22日に、岡田監督は「こっちはもうビーズリーやで。明日、絶対勝つ必要もないやんか、別に。負けてもええやんか」
と話していた。どんな内容の試合でも囲み取材を続けてきたが、審判への不信で今季65試合目で初の囲み取材を拒否。それほど悔しい敗戦となった。これで、敵地横浜スタジアムで11連敗。大山、一矢報いた8号ソロ。
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「2・5日」の休養
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■21日、敵地横浜スタジアムでの23日からのDeNA3連戦に向け、甲子園で全体練習をおこなった。2日間のオフに加え、この日は午後2時からの始動。選手はリラックスした表情で調整した。「2・5日」の休養をはさんで、交流戦の疲れをいやした。岡田監督、
「球宴も、ほとんど休みないやろ」
すでに一軍昇格が決まっている森下、さらに原口と中継ぎの石井が二軍戦に出場した以外は、一軍メンバーがそろった。野手はフリー打撃やシートノックなどで汗を流した。青柳、二軍戦で7回3失点、2回以降無失点も7回に被弾。
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●<日本生命セ・パ交流戦:阪神0-9ソフトバンク>◇18日◇甲子園
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■ブルペン崩壊、交流戦借金締め。先発・才木が5回無失点と102球を費やしながらも粘ったが、2番手・島本も1回をピシャリ。しかし、3番手・加治屋が3失点。今季登板25試合目で初めて自責点がついた加治屋は、
「結果的に後手後手になった」
と、肩を落とした。その後登板した及川、浜地、K・ケラーもいずれも失点を重ねるサンドバッグ状態。指揮官も、
「そりゃ、現状の投手の力やないか、あんなもん」
と嘆いた。
前川右京が、今季3度目マルチ安打。岡田監督も絶賛、
「「ある程度バッティングはいける。守りも全然心配してない。右ピッチャーの時はどんどん使うよ。今、一番打ってるやんか」
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●<日本生命セ・パ交流戦:阪神4-6ソフトバンク>◇17日◇甲子園
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■またしても魔の9回。9回二死一、二塁から痛恨の逆転負けした。岩崎優が左中間に逆転2点適時二塁打を許した。1試合を残し、交流戦の負け越しが決定。大竹、12球団勝利スルリ6回1失点の好投報われず。
交流戦で湯浅が3度、この日の岩崎と4度のセーブ機会で失敗したことが響いている。この日石井が5月11日ヤクルト戦以来の一軍マウンドに帰ってきた。加治屋、岩貞、K・ケラー、浜地ら8人のブルペン陣で、必死に逃げ切るしかない。
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