森下翔太、劇的なサヨナラ打!

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森下翔太、劇的なサヨナラ打!

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○<阪神4-3中日>◇28日◇甲子園
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近本、サヨナラお膳立て打。2戦連続猛打賞で、打線けん引

■3日連続のお立ち台で、
「ただいま!」
と、森下がさけんだ。今季3度目の4連勝、森下翔太サヨナラ打。今季最多の16安打。「打ち勝った」といえる中日3連戦。この日も大山が同点の8号ソロ本塁打、佐藤輝も3安打、延長11回は森下のサヨナラ打で勝負を決めた。西勇輝、今季最多タイの7奪三振。5勝目はならなかったが、6回4安打1失点。

「見ていっても打てないと思ったので、積極的にいった」
初球の真っすぐをはじき返すと、ライナーで三塁手の頭の上を越えた。
4時間11分の死闘に終止符を打ち、3夜連続でお立ち台に上った。
「長いゲームだったんですけど、勝ちで終われてよかった。水だけじゃなくてアクエリアスもぶっかけられて、ちょっと目が痛いんですけど、遅くまで残ってくれたファンの方々の声援があってこそのヒットだと思うので、ありがとうございました」
12球団最速で観客動員200万人突破した節目の日に、甲子園を埋め尽くした虎党に感謝した。岡田監督も
「ちゃんと打てるようになってるから打てるんやんか。それだけのこと。で、打てるようになったらちゃんといいところでまわってくるようになるよ」

2点リードで迎えた9回、守護神・岩崎優が連打と四球で無死満塁のピンチを招き、同点に追いつかれるも、
「いやいや、もう球数が40超したけど、明日ねちょうど試合ないからなあ、もう追い越されとったら代えてたけどな、追い越されるまでは、もう岩崎に任すしかないから」
岡田監督は、
「まあね、今日はチャンスをつぶしすぎたんで。それはね、3点で終わってるから、ああいう展開になったかもわからないですね」

岡留英貴はスタンドの歓声を聞くや、グラウンドに飛び出した。延長11回、打者3人をピシャリと抑えて、中日に流れを渡さず、今季初勝利を挙げた。
「相手打者をしっかり見て投げられた。一人一人、アウトを積み重ねていこうという意識で投げました」
延長10回は5番手の石井が三者凡退に封じ、流れをつくった。岡田監督は、
「石井はもう当然、計算に入っていたけど、岡留がな、あそこできっちりと3者凡退で抑えてくれたからな」

涙はない。一塁上の阪神・前川は笑っていた。殊勲の一時勝ち越し打。
「何とかかえせたらなと思って、打席に入りました」
1年前の右京は、もういない。大きく成長して、勝利に貢献した。打席に入る前、木浪から言葉を送られた。「ヒーローチャンスやな」
緊張する代打での場面。「前向きにいけました」と、背中を押された。カウント3-1からも積極的にスイング。四球を選ぶのではなく、しっかりと主役の座を奪いにいく。
「すごいと思います」
と、先輩を感心させた。

※3―1と2点リードの9回表に投入した岩崎優は、思わぬ不調だった。制球が定まらず、切れも欠いていた。毎回毎回、必ず抑えられるわけではないが、守護神としては失敗が多いのが気になる。本来の岩崎は高めの球が飛球になるのが好調の目安なのだが、この日の投球もそうだし、今季は、飛球になっていないケースが目につく。もう一点、連投になると抑える確率が一気に低くなる。長年、抑えを務めてきており、勤続疲労はあるのかもしれない。

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