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   タイガース、新時代へ

 ★スポーツ紙、ななめ読み★

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4投手をつぎ込む執念小刻み継投!

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○<阪神2-1ヤクルト>◇11日◇京セラドーム大阪
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代打・糸原が決勝タイムリー

■激戦を制し、8連勝で60勝一番乗り。貯金は今季最多の22。村上、7回3安打1失点と好投した。が、打線の援護なし。序盤から拙攻の連続で、流れは悪かった。ビッグプレー、近本、森下の守備で守り勝ち。

打線は、1回二死二塁で4番・大山が右前に先制打。その後は残塁地獄が続いた。2回二死満塁、3回二死満塁、4回二死一、二塁、5回二死二塁でいずれも無得点。それでも同点で迎えた8回一死一塁、代打の糸原が右中間をライナーで抜く勝ち越し二塁打を決めた。
「みんな頑張ってましたし、延長は嫌だったので打ちました」
と、話すと、スタンドは大爆笑に包まれた。

「村上に勝ち星つけたらないかんゲーム」
先発の村上は109球の熱投を演じたが、勝ち星には恵まれなかった。1点リードの4回、中越えソロを献上。それでも6回二死二塁をしのぐと、7回一死満塁では三ゴロ併殺打に仕留めて耐えた。

岡田監督の采配に、京セラから驚きの声があがった。4投手をつぎ込む執念継投。小刻み継投で窮地を脱出した。
「いやいや、予定通りですよ。後がいないですから」
1-1の8回二死二塁。山田を迎えたところで、左腕・島本に代わってコールされたのは大卒2年目右腕・岡留。11日に今季2度目の一軍昇格。これが7月4日の広島戦(マツダ)以来、プロ2度目の登板だった。指揮官の起用に応えたい右腕だったが、山田はフルカウントから四球。

4番・村上を迎えたところで、岡田監督が再びベンチを出る。続いてコールされたのは左腕・及川で8日に一軍再昇格してから、これが昇格後の初登板。一軍での前回登板は7月22日のヤクルト戦(神宮)にさかのぼる。しかし、及川もフルカウントから村上に四球で二死満塁。

サンタナを迎え、この回4度目の投手交代を告げた岡田監督。マウンドには馬場が上がった。島本→岡留→及川→馬場とつないだ結末は、馬場がサンタナを中飛。鋭い打球も中堅・近本がスライディングキャッチでグラブにおさめた。2年ぶり白星。岡田監督のマシンガン継投が実った。
「みんなフォアボールオッケーで、最後の馬場以外はね。満塁までオッケーだから。岡留、及川はフォアボールオッケーで行けっていったから。ほんなら、本当にフォアボールやったけどね。2ストライク、追い込んだけどな。もう1球いい球を放れるようになったらな、一軍にもっと定着すると思うけどな」
9回一死二塁のピンチをしのいだ岩崎優が、17試合連続無失点で23セーブ目を挙げた。坂本、冷静リードで耐えた。
「追い越されなければ、と思っていました」
打っても、出場2試合ぶりのマルチ安打。存在感が光った。

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