┌ \ ☆ アレ目指して…! ☆/ ┐
タイガース、新時代へ
★スポーツ紙、ななめ読み★
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村上、投げて打って走って大活躍!
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○<中日0-2阪神>◇22日◇バンテリンドーム
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村上、無四死球&2桁奪三振での完封初勝利はプロ野球史上初の快挙
■「7回完全」の勢いそのままに、3年目の村上がプロ初勝利を完封で飾った。9回2安打無失点、10奪三振。力のある直球に織り交ぜたカットボールやツーシームも制球よく投げ込み、竜打線に二塁すら踏ませなかった。岡田監督が制球力のよさを勝因に挙げ、
「あとはええやろ。村上に聞いたって」
と、試合後の会見はわずか2分ほどで終了した。途中までパーフェクトだったが
「おーう。ちょっと心配した。ちょっとホッとした。1本打たれた時にちょっとホッとしたわ。これで、いつでも代えれると思ったら…。(でも)これ、もう行ってしまうと思うたけどな」
制球力で勝負する“村上スタイル”を称賛。そんな村上の好投を陰で支えたのが、坂本だった。最後まで好リードし、二人三脚で中日打線を牛耳った。
村上は身長175センチ。剛球よりも、アマ時代からコントロールとキレを武器に勝負してきたタイプだ。
「コントロールも、いいところに投げているし、真っすぐも強さがある。だからファウルを取れて変化球でゴロで打たせられる」
と、坂本。
「変化球で空振りを取ったり変化球を意識させて押し込めるとか、強弱が効いている」
5回先頭で打席に立った村上は難敵の高橋宏の154キロを左前へ。バットでも光るセンスを見せると、同郷・淡路島の先輩、近本が応えた。近本が0―0の6回無死一塁の第3打席で先制の適時三塁打を放った。
「村上も頑張っているので、とにかく先制点を取りたいと思っていました。積極的に打ちにいった結果、いい所に打球が飛んでくれたと思います」
燃えないわけがなかった。カウント0-1から2球目、151キロをはじき返し、今季5本目の三塁打だ。続く中野の左犠飛で2点目のホームを踏んだ選手会長。浅いフライながら、俊足で追加点をもぎ取った近本に、中野は、「近本さんありがとうございます」
※ 20年10月26日のドラフト会議で、村上は5位指名を受けてプロの扉を開いた。智弁学園時代の16年に選抜で優勝、東洋大でもエースとして白星を重ねた実力だったが、実は球団が同大に調査書を提出したのはドラフト当日。“駆け込み”で結ばれた縁だった。球団内で猛プッシュしたのは、当時の指揮官だった矢野監督は、
「ずっと気になっていた。俺が希望してドラフト当日に調査書を出した。出していなくても指名はできるけど、礼儀上の問題でね。仁義を切った」
と、当時を振り返る。キレの良い直球に加えて、目を見張ったのは、この日も要所で繰り出していたカーブ。「緩急が使えて、落ちるボールもある。捕手としてリードしたいピッチャー」
と、動画を見て惚れ込んだ。
ただ1つ、懸案があったとすれば古傷。ドラフト約1カ月前の中大戦で右前腕の肉離れを発症していた。矢野監督は、スカウトなどを通じて東洋大の杉本泰彦監督にも状態を確認。
「良くなっていると聞いたので球団に(指名を)お願いした」
と、指名が実現した。
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●<中日4-1阪神>◇21日◇バンテリンドーム
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■スミ1。2連敗で、首位から3位に転落。ことしも、やっぱりナゴヤは鬼門?! 青柳4失点炎上、今季最短3回もたず降板7安打を浴び4失点。今季最短の2回2/3で降板した。3四死球と制球にも苦しんだ。開幕前から制球面を指摘してきただけに、岡田監督も我慢の限界だ。
「ずっと良くないよ!」
ついつい語気も強くなる。
初回に一死一、三塁から大山が先制の左犠飛を放ったが、2回以降は沈黙。復調が待たれる佐藤輝は、3打席連続三振。岡田監督は、
「ボール球のな、カーブじゃないやんか、ボール球や」
と、あきれた。3試合連続でスタメン出場した井上も、2三振と快音響かず。
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●<阪神5-7広島>◇20日◇甲子園
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■西純、また広島にやられた。4回途中5失点、KO。
「落っこちたよ」
二軍降格。岡田監督、
「誰が見ても誤算やん」
西純はプレーボールからボール先行で自滅型の苦しい投球だった。失点はすべて四球がらみ。ほとんどが梅野が構えたミットと反対の逆球だった。
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