矢野監督と球団の大バクチ!

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┃ 球春到来!

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☆★ビリー・マーチン、MLB・監督(コラム)にアップしました★☆

矢野監督と球団の大バクチ!

■ 矢野監督が31日、今季限りで監督を退任する意思を明かした。2月1日のキャンプイン直前というタイミングで、予期せぬ言葉が飛び出した。
「今シーズンをもって、監督は退任しようと思っている」
と、衝撃の事実を表明。選手、首脳陣、スタッフに重い決断を伝えた。キャンプイン前日に下した矢野監督の前例なき決断。それに、その揺るぎない覚悟を理解してバックアップを決めた球団フロントも。

昨シーズン中に球団から続投要請を受けている際に、自らの進退については悩みに悩んでいたという。
「自分の中でも色々考えることも多くて、決めたのはもちろんシーズン終わってからですけど。チームのためにも選手のためにも申し訳ないけど、オレのためにもなるのかなという決断で、決めた」
と、思いを吐露した。

矢野監督は、自らの身を挺して、17年ぶりの優勝を狙う環境をつくることを決断した。キャンプイン前日に選手へ伝え、マスコミにも明かすことは、衝動的な行動ではなく事前に球団サイドとも相談して了承を得ている。“そのことで矢野監督とコーチ、選手との信頼がより強固になるのであれば”との理解を得て、矢野監督は衝撃の退任表明をしたのである。一歩間違えば、次期監督問題がフィールドの話題より先行してしまう危険性があり、結果が伴わない場合に、矢野監督の求心力がなくなり、チームがバラバラになってしまう不安があるだろう。あるOBも、
「自分から辞めると宣言する監督なんてなかなかいないよ。選手はシラけてしまうし、退任発表でそのままチーム一丸になれるとも限らない」
と、首をかしげる。

全体ミーティングで、選手に伝えたという矢野監督は、
「これは伝えたからって選手にどうしてほしいというわけではないんだけど、オレも選手たちに後悔のない野球人生を歩んでもらいたいとか、今日の自分を超える日々を過ごしてほしいとかいって。オレ自身、何か退路を決める中で、監督として今日のあいさつも今日が『最後だな』と気持ちを持ってあいさつをさせてもらった」
と続けた。主将・坂本捕手は、
「びっくりしたというのが一番。選手もいろいろ思うことがあると思いますし、監督もいろいろな覚悟や思いがあって言葉にされたと思うので、キャンプがはじまる2月1日ってプロ野球選手にとって、すごい大きな意味を持つと思う。自分たちのやることは変わらないと思うので、野球で表現したいと思います」
と、驚きながらも受け止めた。が、それでも今年でやめることが決まっている監督なのに、選手たちはがんばれるのか。コーチ陣の動揺も大きいだろう。とりわけ矢野監督が連れてきたコーチたちは次の職探しをはじめるのが球界の常。こういった動きに選手は敏感で、まともなシーズンが送れなくなるものだ。それ以上に、ファンの気持ちも複雑だろうし、素直に受け止めることができるだろうか。監督が今年限りとわかって迎える一年は正直、想像すらつかない。

一方で、監督がユニホームを脱ぐ決意を示したことで、阪神本社、フロントはペナントレースの順位にかかわらず、同時に「ポスト矢野」をにらんだ動きをみせることになった。ペナントレース中も、ポスト矢野をにらんで落ち着かないシーズンになる。

奇しくも同日に、4月1日付で、矢野監督を理解して支えてきた谷本球団副社長が、取締役・スポーツ・エンタテインメント事業本部長として阪神電鉄本社に帰り、後任の副社長として球団取締役の粟井一夫氏が戻ってくることが発表された。

谷本氏は、今後、球団オーナー代行の立場で球団をバックアップしていくことになるが、1月1日に百北幸司氏が新社長に就任しており、球団のトップ2人が交代する人事が矢野監督の退任表明と無関係ではないと見る向きもある。ある球団関係者は、
「今回の人事と、矢野監督の退任表明は関係ない」
と、完全否定した。そもそも、この球団人事を発令した阪急・阪神ホールディングスの意図が見えにくいが、球団と矢野監督は、昨シーズンの最後の最後で逃した栄冠を勝ち取るために、リスクとメリットの両面を持つ”大バクチ”を打ったことになる。

◆副社長が、4月1日付で交代。

31日、4月1日付で副社長が交代する内定人事を発表した。谷本球団副社長が取締役・スポーツ・エンタテインメント事業本部長として阪神電鉄に復帰し、球団のオーナー代行者に。後任は球団取締役の粟井一夫氏で、代表取締役として副社長を務める。1月1日に百北新社長が就任したばかり。社長、副社長の球団2トップが交代し、4年目を迎える矢野監督を支えることになる。

退団する谷本副社長は2015年12月に常務取締役・広報部長として球団へ出向。17年12月に副社長兼任で球団本部長に就任すると、昨年4月に副社長専任となるまで、編成部門のトップとして、チーム力アップに尽力してきた。また昨年末までセ・リーグの理事長も務めていた。

秦雅夫取締役オーナー代行者は、取締役となり、阪神電鉄本社の宮本和男執行役員都市交通事業本部副本部長が取締役となる。

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