“鬼門”甲子園で、やっと初勝利!

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 “鬼門”甲子園で、やっと初勝利!

           サイコロ勝敗表;●●●●●△●○○●○
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■福留が、チームの甲子園今季1号。2号3ランを放ち、「甲子園初勝利」に導いた。この3回、打者12人の猛攻で、7得点。
「(本塁打は)よろしいことですね」
今季42歳を迎えるベテランがその中心だった。1回表に、雨が強まり一時中断するコンディション不良のなかだった。
「つないでいくのは、目指すところ。シーズン通してレベルを上げていける形が見えてくるような、そういう攻撃だった」
と、矢野監督。小技に機動力も絡めつつ、主軸につないで得点を重ねる。イメージと、現実が合致した攻撃だった。

D1・近本、7点呼んだ絶妙セーフティーバント。3回、先頭の高山、続く木浪が連続四球を奪い、無死一、二塁で決めた。矢野監督も、
「セーフにもなれるっていうのは、近本のプラス」
とうなずいた。バントのサインに初球を三塁線に転がすと、快足を飛ばした。三塁手の送球もそれ、内野安打。無死満塁とし、大量得点の呼び水となった。これぞ、2番の理想像。D3・木浪も、前日の3失策も引きずらず、2安打2打点。6試合を残して、オープン戦・チーム新人最多安打となる16年・高山の17本も射程圏に入った。

「文句ないというか、西らしい。打ち取っている内容のレベルが高い」
と、矢野監督はコーナーをきっちり突いた投球を絶賛。西が先発し、安定感のある投球を見せた。カーブや、スライダーなどの変化球を織り交ぜながら、西武打線をほんろう。5回4安打1失点(自責点0)と、順調に調整を進めている。失点した5回は、自らの悪送球でピンチを広げ、
「最後が悪過ぎますね。今の時期は、結果より内容が大事」
と、反省が口を突いて出た。8回から、ジョンソン-ドリスが締めて快勝。

<オープン戦:阪神7-3西武>◇17日◇甲子園

■糸井が16日、西武とのオープン戦(甲子園)に「3番・右翼」で今季の実戦初出場した。依然としてオープン戦最下位脱出はならなかった。本拠地の甲子園は3戦2敗、1分けと白星がない。

この日は右太ももの張りを訴え、欠場した新外国人のマルテ以外、ほぼ現状のベストメンバーでのぞんだ一戦。「3番・右翼」で糸井がオープン戦に初出場し、「1番・遊撃」に木浪、「2番・中堅」に近本と、2戦連続で新人コンビを起用した。

バットで結果を残した木浪だが、アンラッキーな打球もあったなかで、結果的に自身の3失策が逆転負けにつながるなど、守備面に課題を残す形になった。雨上がりで柔らかく、難しいグラウンド状況ではあったが、
「技術とか、準備の問題。1歩目が悪かった」
と、猛省。矢野監督は、
「消極的なミスではない。どんどん“いいミス”はしてくれていい」
とかばった。

岩貞、西武打線を圧倒。5回を投げて単打2本、無四球と安定感を示し、
「立ち上がりから、ある程度コントロールできた。坂本がテンポ良くリードしてくれた」
と、充実感を口にした。矢野監督も、
「貯金できる投球、勝てる投球だった。問題ない」
と、活躍に太鼓判を押した。逆に浜地は、味方の失策や、不運な打球などもあって3回4安打5失点。
「ついていなかったが、それだけで済ませてはいけない」



膝の炎症で今季初実戦をズレ込んだ糸井、調整遅れが不安視されていたが、心配は無用。この日は予定通り、2打席で交代。
「まだスタートじゃないので。スタートは開幕。体の面も含めて、まず今日は守れた。足の状態も確認できた。走塁も100%。体の面はケガなく100%でいけるようにしたい」
と、慎重に状態をチェックしながら、調整のギアを上げていく。主軸の打席に、矢野監督は、
「しっかり振っている。さすがというか。2打席目もヒットを打って。球も結構、見られた。ファウルで粘るというのもあったし、いいんじゃない」

※マルテが右ふくらはぎの張りを訴え、甲子園での西武戦を欠場した。試合後、清水ヘッドコーチは、
「ふくらはぎはデリケートだから心配している」
と話した。この日、病院で受診し、重症ではない見通しだが、回復状況から復帰時期を見極める。

 <オープン戦:阪神1-5西武>◇16日◇甲子園