優勝マジック「23」初点灯!

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優勝マジック「23」、初点灯!

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○<阪神4-1巨人>◇29日◇甲子園
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森下翔太が、死球で途中交代…今後に暗雲

■快勝。ついに今季116試合目で、優勝へのマジック「23」が点灯した。2位・巨人との直接対決で、連勝。

心配すぎる森下翔太の左手死球。森下翔太の死球に球場が凍り付いた。7回一死で赤星の148キロがシュートしながらグリップ付近を襲った。もんどり打ってよけたが、左手首付近に当たった。赤星は帽子を取って、打席付近まで近寄り謝罪。心配そうな表情で見つめた。

しばらくその場で動けず、場内からは悲鳴とどよめき、阪神ファンの怒号が収まらなかった。森下には代走が出された。巨人戦だけで今季5死球。シーズンでもリーグ最多の16死球となった。藤川監督が怒り、危険球にならず赤星続投…球審と長く話し込む。試合後に問われ、
「現状はまだ把握してません」
と説明した。その上で、
「マウンドが近年硬くなっている。投手側から言うと。そしてアメリカと違ってマウンドの形状が各球場で違う」
と、投手の立場から制球の難しさを指摘。

死球直後は一瞬、静まりかえったが、その後、怒号が飛び交う事態に。さらにスタンドから一斉にブーイングも上がった。死球を巡って、左翼スタンドで阪神ファンと巨人ファンが大げんかも発生。森下が交代した後も左翼席は騒然としたままで、阪神ファンの「KO、KOジャイアンツ」の大合唱が響いた。

森下は試合途中にアイシングをしながら、クラブハウスへ引きあげ、
「今は言えることがありません。様子を見てという感じです」
と言葉を残した。頭部への死球なら投手は危険球退場になる。今回のケースは違ったが、阪神ファンの中には危険球退場を求める声も挙がっていた。

その7回に、追加点を奪った。森下翔太の左手首付近への死球後、佐藤輝が中前打を放ち、森下の代走・福島圭音が三塁へ。一死一、三塁とし、大山悠輔が二ゴロ。浦田が本塁へ送球したが、セーフとなった。

下位打線が、大きな仕事を果たした。4回二死二塁で高寺を申告敬遠で歩かされた後、藤川監督は、
「前回の東京ドームでも高寺は敬遠されていましたので、やっぱり得点圏の数字とかそのあたりだと思いますから。それはやっぱり高寺が持っているものですからね。いい当たりも飛ばしていますからね」

坂本誠志郎がカウント1-1からの3球目を左前にはじき返し、先制。さらに二死一、三塁から元山も一、二塁間へゴロを転がすと、「根性安打」の適時内野安打でこの回2点を挙げた。
「あの展開だったので、先制のチャンスで結果を残せて良かったです。元山もナイスバッティング!」
5回にも二死三塁から佐藤が敬遠され、一、三塁で大山。中前に転がる適時打で3点目を奪い、巨人先発・田中を5回途中でノックアウトした。
「打ったのはカットボール。みんなで取った追加点だと思っています」

投げては、先発の大竹耕太郎が6回無失点で5勝目。テンポのいい投球で、6回3安打無失点。球数はわずか71球と、省エネ投球だった。
「前回登板がふがいない内容でしたし、反省点をしっかり見つめ直した中で、取り組んできたことが良い方向に向かってくれたと思います」
1回に2本の安打で二死一、三塁のピンチを背負うも、大城を投ゴロに打ち取って無失点で走り出す。得点圏に走者を背負ったのは1回のみ。2回以降はわずかに1安打に封じ、二塁も踏ませぬ投球で巨人打線を封じ込めた。6回の打席で代打が送られて降板。

大竹-坂本のバッテリーが抜群の安定感を見せた。真っすぐを意識させてからの変化球で打者のリズムで打たせない。大竹もクイックをまぜたり、フォームの中でわずかにリズムに強弱をつけるなど、打者のタイミングをずらす工夫も相まって、理想的な緩急の使い方となった。藤川監督は、
計算通りです。しっかりとやってくれましたし、その姿をたたえたいですし、また続けていくこと、彼らしい投球で」

ドリス、8回には3番手・及川雅貴が二死三塁から浦田に二塁への内野安打を許し1点を失うも、最少失点にとどめた。木下、工藤(7セーブ)、
「試合を締めるというポジションにいる以上は、責任感を持っていかないといけない」
同期の木下とともに、3連投となったことには、
「自分の体を理解できるのは自分なので、しっかりケアをしながら、明日もいくつもりでいます」

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