4番・陽川、「いつも通り」!

連勝で、2カード連続の勝ち越しを決めた。ヤクルトと並び、同率2位に浮上。借金も2。陽川をプロ初の4番、俊介をプロ初の5番にすえた打線で、2回に一挙6得点。俊介の先制ソロ、陽川にもタイムリーが飛び出した。小野、粘投6回3失点。2カ月ぶり4勝目。

糸井が右足負傷で欠場を余儀なくされ、福留も積極的休養日だった一戦。陽川が、第103代4番に座り、結果を残した。4点を先制した2回、なお二死満塁のチャンス。内角143キロ直球をうまく流して、2点右前適時打を放った。「サンケイスポーツ」によると、
「追い込まれていましたが、甘くなったボールをコンパクトに打ち返すことができました」
と、うれしそう。
「他にいないでしょ? 糸井もけがしたし、孝介は休みの日だから」
金本監督は、
「評価できるのは追い込まれてからの適時打。しかも、中堅から逆方向。そういうのは覚えたのかなと思う」
と、評価。打線の上昇気配にも、納得顔。

来日初先発した新助っ人ナバーロは不発に終わった。2回二死満塁では押し出し四球で打点を挙げたが、3打数ノーヒットだった。一方、左翼守備では2点リードの9回一死一、三塁で弾丸ライナーを難なくキャッチ。
「フルイニング出られたことはいい経験になったし、勝てたことがうれしい」
と、笑顔だった。際どいコースを見極める。決して振り回さない。安打は生まれなかったが、難しいコースにもファウルで対応できる安定感は、頼もしい。と、同時に外野守備も合格点だ。

先発は小野。2回に、6点の援護をもらっての投球。序盤、制球に苦しみ、先頭への四球などピンチもあったが、要所で粘った。2回に3連打で1点。3回には連続四球などで2点を失ったが、4回以降は立ち直って粘りの投球。6回を投げて5安打3失点にまとめた。約2カ月ぶりとなる4勝目を挙げた。
「いいリズムではなかった」
と反省を口にし、
「6点のおかげで勝てた。野手に感謝。次はゼロに抑えられるようにしたい」
と話した。もがいて得た白星に、
「変化球、カーブで打ち取れたのはすごく大きかった。(粘りは)ひとつ自分のなかでいいものが出せたと思います」
7回以降は球児、桑原、冷や冷やのドリスはが2点を失ったものの、なんとか18セーブ目。

2日の休養日をはさみ、3日からは前半戦最後の9連戦が控える。まずは甲子園で中日、DeNAとの6連戦。正念場の戦いを迎える。

※糸井、今季初欠場。前日に右脚に投球を受け、離脱も。

○<ヤクルト5-6阪神>◇1日◇神宮