快勝。陽川、メッセンジャーの活躍で連敗を5で止めた。プロ5年目、ついに覚醒をはじめた“鳴尾浜のゴジラ”に導かれ、チームも最下位脱出。
「必死に食らいついて打ったのがホームランになって、よかったです」
陽川が先制の2号3ランを放った。7回一死一、三塁から、真ん中高めのつり球、155キロをバックスクリーン右に運んだ。「サンケイスポーツ」によると、
「打ったのは、ストレート。相手のミスもあり、もう1度チャンスをもらったので、犠牲フライでも1点という気持ちで思い切って打ちました。自分のスイングでとらえることができました」
と振り返った。直前には、直球を一塁ファウルグラウンドへ打ち上げたが、一塁手が落球(記録は失策)。もらったチャンスで、結果を残した。9回にも、2死二塁から、二塁打でもう1点。2安打4打点の大活躍。打撃不振で降格したロサリオの代役として、成長著しい陽川が一振りで試合の流れを手繰り寄せた。金本監督は、
「持ち味の長打力を出してくれた」
と喜んだ。

投げては、先発・メッセンジャーが力投。8回6安打無失点。気迫の123球。
「要所、要所を締められた。ピンチはあったけど、その都度狙ったところに投げられた。原口とも、いつもいいリズムでやれています」
2年ぶりに先発バッテリーを組んだ原口とも、息ぴったり。サインに首を振る回数も減り。気分よく投げていた。
「さすがだなと思いました。チームが勝てたことが一番なので。チームのプラスになるように、またチャンスをもらえたら頑張ります」
と、原口。エースに支えられ踏み出した、大きな一歩だ。メッセンジャーは今季、DeNAとの対戦は4戦4勝。抜群の相性で9勝目を手にし、エースが連敗ストッパーとなった。最後は守護神・ドリスが締めた。原口の抜てきは打撃を買ってかの問について、金本監督は、
「もちろん打撃もあるけど、捕手はディフェンス重視になってくる。相手の目線を変えるというのもあるしね」

○<DeNA0-4阪神>◇26日◇横浜スタジアム

※ セ界、唯一阪神だけ、9年ぶり球宴ファン投票選出ゼロ。ファン選出ゼロは、金本3年目で初。

●<阪神6-11広島>◇24日◇甲子園

■開幕から65試合、落ちるところまで落ちた。
今季ワーストの5連敗(1引き分けをはさむ)。借金は今季最多の6に膨らみ、単独最下位に転落。最大5点差を追いつく粘りを見せながらも、じつに15日ぶり、「ぶっつけ本番」の5番手・ドリスが大炎上。驚異の粘りで5点差を追いついたが、6-6で迎えた9回無死二塁で、バント処理で一塁に悪送球して勝ち越しを許すと、その後も満塁本塁打を浴びるなど、この回5失点の独り相撲。先発・小野が6回途中4失点で降板し、2番手・岩崎も痛打くらう。

◆こいつがダメなら、あいつ…と、腰の据わらない金本采配に、ついに疑問の声も。

●<阪神3-11広島>◇23日◇甲子園

大敗。引き分けをはさんで4連敗を喫し、今季初めて最下位に転落。借金は「5」。降雨のため試合開始は1時間13分遅れ。先発・岩貞がカープ打線に苦戦。広島戦通算成績は16試合登板で0勝10敗。相性の悪さを払拭できずにいる。

●<阪神3-5広島>◇22日◇甲子園

リーグ戦再開初戦で首位・広島に屈し、引き分けを挟んで今季5度目の3連敗。借金は今季ワーストの4。
「気合を入れろ」
のゲキが飛んだ。打撃陣が先発・大瀬良の前に三塁すら踏めず、チャンスをつくることができなかった。8回、糸原の2ラン、糸井の適時二塁打で完封負けを阻止したが、反撃はここまでだった。先発・秋山、6回4安打の内容も、3失点に悔いが残る。粘り切れなかった7敗目。代わった尾仲、福永も勢いを止めることができなかった。