藤浪、407日ぶり勝った!

藤浪が、勝利を飾った。誰もがこの日を待っていた。勝利の瞬間、藤浪はベンチで何度もハイタッチをかわした。杜の都で笑みがはじけた。チームの連敗を2でストップし、3位へ浮上。

「勝ちがつくというのは、個人的にすごくうれしいことですし、気持ちも楽になるので、次以降につなげられるようにしたいと思います」
雨が降り続けたなか、藤浪が躍動した。150キロを超える直球と、切れ味鋭いスライダー、フォークボールで打者を打ち取っていった。6回1/3を、4安打9三振、無失点の力投。球数は108、3四球だった。
「もう少し粘りたかった。うれしい気持ちと、悔しい気持ちで複雑です」
と話した。今季初勝利となった白星は、じつに昨年5月4日のヤクルト戦以来。ようやく長いトンネルを抜けた。
「いろんな方に、勝ちをつけてもらった。次は、自分がチームを助けるように一生懸命頑張りたい」

岩崎、桑原と、小刻みにつなぎ、能見と、球児のベテランリレーが実現した。円熟味ある左右のベテランが8、9回を無失点に抑え、先発した藤浪の今季初白星を後押しした。8回を任された能見は、
「点差も(3点)あったので、1人ずつ行こうと思った」
と、冷静に振り返り、最終回にマウンドに上がった球児は、
「勝てば、なんでもいいです」
と、笑顔。

「内容が良くても、感傷に浸るようなことはないかなと思います。久しぶりだな、ぐらいで…」
今季初勝利の藤浪に、金本監督は、
「チームとしても、ひと安心ですし、本人はどうやろう。うれし恥ずかしかな。彼の力からすれば、うれし恥ずかしでしょうね」
と、心中を思いやった。

今季初の3番起用の中谷、V弾。
「晋太郎、頑張ってた」
一振りで仕留めきった、先制の3号2ラン。6回一死二塁、外角高めにきた135キロ直球を振り抜いた。打球は左翼奥にある観覧車に向かって伸びた。左翼スタンドに着弾するのを確認すると、一塁ベースをまわったところで何度も両手をたたいて喜びを爆発させた。
「なかなかとらえきれない状況が続いていたところで、甘くなったボールを、しっかり自分のスイングで仕留めることができました」
金本監督も、思わずうなった勝負を決める一撃だった。

※ ナバーロ獲得、発表。シュアな打撃が、ウリだ。近日中来日、29日にもデビュー予定。

○<日本生命セ・パ交流戦:楽天0-4阪神>◇15日◇楽天生命パーク

●<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム11-3阪神>◇14日◇札幌ドーム

12残塁、拙攻地獄。打線の復調も、つながらない攻撃陣。先発・秋山が6回1/3を9安打、自己ワーストの8失点で6敗目(5勝)を喫した。味方の失策も、不運な打球もあった。チームの交流戦勝ち越しも、消滅。借金は今季ワーストタイの3となり、5位に転落。

毎回走者を出したが1点が遠く、やっと8回に福留が右越えに5号2ラン。史上33人目の全球団本塁打。阪神では2005年・金本、2008年の新井に次いで3人目。

※ナバーロとの正式契約、大筋合意。ドリス、高熱が続き、体調不良で抹消。ドラフト1位・馬場が、20日の交流戦・オリックス戦(甲子園)に先発する可能性が浮上した。この日、小野が抹消された。

●<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム8-7阪神>◇13日◇札幌ドーム

■ 今季最多の16安打を放ったが、中盤の大量失点が痛かった。先発・小野が、誤算。今季最短の3回2/3で降板。3安打3失点、5四球と制球が定まらなかった。2番手。尾仲も踏ん張れず。尾仲は10試合目の登板で初失点。この回、一挙6点を失って逆転を許した。

でも、あと一歩及ばなかったが、中盤で壊れかけたゲームを1点差まで追い上げた。株主たちの不満の声に打線が奮起した? 大荒れの株主総会。最悪のタイミングだった。山脇スコアラーが前日12日に盗撮容疑で現行犯逮捕。怒り、不満の声。