打線爆発、2ケタ得点でカード初戦に快勝。「2番・中堅」で出場した高山が、昇格即今季1号3ランを放つと、「5番・右翼」の中谷も3安打、プロ初の5打点と大暴れ。5戦連続1ケタ安打と苦しんだ打線が、若虎の活躍で息を吹き返した。2位浮上。

投げては、先発のメッセンジャーが7回0/3を8安打5失点で、登板3試合ぶりの8勝目を手にした。最速147キロの直球と、スライダーを織り交ぜながら、丁寧な投球をみせた。
「週の頭で、いい戦いができた。8回は残念だったけどね。あれだけ点差があると、失投を気にすることなく、楽に投げられる」
4連打を浴び、3点を返されて降板。無死三塁でマウンドにあがった尾仲は、三走の生還を許したが、最小失点で切り抜けた。9回は、能見が3者凡退で締めた。

ヒーロー・インタビューで、高山は安堵の表情を浮かべた。「サンケイスポーツ」によると、
「得点圏だったので、ここでやってやるという気持ちで。その前のリクエストみたいなのが、ファールでよかったかなと思います」
2点リードの4回、高山の1号“打ち直し弾”で、一気にリードを5点に広げた。一死二、三塁で迎えた第3打席。フルカウントから6球目、真ん中低めのカットボールを救い上げた。右翼線を襲った打球は数センチラインの右に落ち、一塁審判はファウルの判定。高山は、”違う、違う”と、身ぶり手ぶりでアピール。“リクエストをリクエスト”してきた心意気を、金本監督は買った。
「まあ、ヒットが欲しかったんでしょうね(笑い)」
と、すぐにベンチを出てリプレー検証を要求したが、判定は覆らなかった。

それでも仕切り直しの7球目、外寄り137キロ直球をフルスイングした。グングン伸びた打球はそのまま右中間スタンドに一直線。54試合目で生まれた待望の今季1号が、チームにとって貴重な3ランとなった。
「今シーズンずっと応えられてなかったので、きょうそういう形でまず一歩踏み出せたのでよかったかなと思います」

今季は開幕スタメンをつかみながら、打率1割台と結果が残せず5月18日に抹消。この日、再昇格すると、「2番・中堅」で即スタメン出場していた。3回には2点目につなぐ右前打で出塁。チームは5戦連続1ケタ安打と、なかなか点が入らないなか、期待の若虎が結果で応えた。
「またあしたから一軍の舞台で活躍することが恩返しだと思うので、あしたからも頑張っていきたいと思います」
金本監督は、そんな高山に期待をかけた。
「1番いいところで打ってくれましたね。前向きな姿勢というかね。声もよく出ていたし。そういう姿勢というのもすごく評価したいと思う。これから期待しますよ」
と、大きくうなずいた。

◆ 痛恨のタイミングで、想定外のスキャンダルとなった。山脇スコアラーが12日に、仙台市内で県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で現行犯逮捕されていたことが13日、分かった。仙台市内の家電量販店で、エスカレーターに乗る女性のスカート内をスマートフォンで撮影したという。5日からはじまる楽天戦に向けて、先乗りスコアラーとして仙台入りしていた。これを受け、球団も公式HPで12日に謝罪。

また、阪急阪神ホールディングス(HD)株式会社の定時株主総会が13日、大阪市内の梅田芸術劇場で開催。会の冒頭では、角和夫CEOが謝罪した。そして、
「なんで打てないのか。高い金を払って外国人を連れてきても、まったく打てない」
と、質疑応答がはじまり、これが最初の質問。

○<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム5-10阪神>◇12日◇札幌ドーム

<日本生命セ・パ交流戦:阪神-ロッテ=降雨のため中止>◇11日◇甲子園

高山が一軍に再昇格することが11日、濃厚となった。二軍では14試合に出場して打率3割4分6厘の成績。最近5試合で平均得点2・8点と、得点力不足に悩むチームの起爆剤として期待される。

江越と、北條の出場選手登録抹消が決定。ドラフト3位・熊谷も昇格候補になりそうだ。
 

● <日本生命セ・パ交流戦:阪神2-3ロッテ>◇10日◇甲子園

「スミ2」。また貧打負け。2回以降得点出来ず、借金2。相変わらずの打線低調で連勝が2でストップし、3位転落。高橋遥が制球に苦しみ要所を踏ん張れず、3敗目。この日も、5回途中3失点KO。しかも前回同様、中盤につかまってしまった。とはいっても、金本監督は、
「ホント、点を取れないな。投手が1点以下に抑えないと勝てない状況がずっと続いているな」

※ 新助っ人候補のナバーロ、来日準備万全。メキシコ代表の公式ツイッターで、阪神入りがフライングで“発表”された。一軍助っ人野手2人制で、得点力不足解消に期待がかかる。