のびのび鳥谷、決勝打!

ロースコアの接戦を制し、連敗を「2」で止めた。今季初となる三塁でスタメン出場の鳥谷が美技と、決勝打の活躍。投げては、秋山が7回1失点の好投。交流戦では甲子園初勝利で、リーグ2位に再浮上。

今季初のスライド登板の秋山は、5勝目。7回7安打1失点の好投。
「やっぱり勝ちたかったので、それが表に出たなと思います」
と、感情をむきだしにして、拳を握ってほえた。
「ロースコアの戦いになると思っていた。そこで何とか粘り強くと思っていたが、6回に追いつかれて、そのウラ、すぐに取り返してくれたので、7回は意地でも抑えてやろうと思った」
7回の打席で、代打を送られ交代。8回からは勝利の方程式である桑原、ドリスとつないだ。

「攻撃でも、守備でも、助けられました。頼れる偉大な先輩です」
と、攻守で存在感を発揮した鳥谷に、秋山は最大級の賛辞と感謝を贈った。今季初めて、「6番・三塁」でスタメン。1打点をあげ、通算803打点。球団6位で並んでいた藤田平を抜き、単独6位となった。

「いい仕事をしてくれました」
と、これまた鳥谷をたたえた金本監督。6回二死一塁。カウント1-1から、外角チェンジアップに泳がされながらも右手1本でを拾い、右中間に運んだ。これが決勝打となり、好守を見せるなどピンチ救った。4回一死一塁で、痛烈な三塁線への打球を横っ跳びで捕球。素早く二塁に転送し、三-二-一の併殺を完成させた。「サンケイスポーツ」によると、
「昨年1年間守ったポジションだったので。守りやすさというのはありましたけれど、チーム事情もあっていろいろあったので。そういう意味では、もっともっと試合に出られるように頑張っていきたい」
と、鳥谷。当面は、三塁で起用するのかについては、
「まだまだ。本調子だったら、もちろんいく。いいもんを使うんですから、僕は」
と、金本監督。

○<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-1オリックス>◇7日◇甲子園

 <日本生命セ・パ交流戦:阪神-オリックス=降雨中止>◇6日◇甲子園

●<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-3オリックス>◇5日◇甲子園

スクイズ連続失敗。オリックスとの関西ダービーに1点差で敗れ、交流戦最下位に転落。本拠地4連敗。1点ビハインドの5回、メッセンジャーに代打を送る勝負手を切ったが不発。北條、植田が、連続でセーフティースクイズに失敗するミス連発で勝機を逃した。金本監督は、
「普段何やってるんか」
と、カミナリ。メッセ、2者連続被弾で5回KO。7安打3失点、3敗目。借金3は、今季ワーストタイで、リーグ最下位転落のピンチだ。

そんな惜敗のなか、配置転換の能見がリリーフで1回0封。明日につながる26球。チーム投手最年長が、ふたたび戦線に帰ってきた。

◇ 新助っ人緊急補強も。不振ロサ二軍で、球団動く。メジャー35発のバルガス(ツインズ傘下)ら有力候補。日本球界経験者も、選択肢に入る可能性。

●<日本生命セ・パ交流戦:西武10-5阪神>◇3日◇メットライフドーム

大敗で、2カード連続負け越し。トレードに出した榎田にひねられた。
「こっちが自滅したようなものですね、今日は」
と、金本監督。植田らの3失策や、藤浪の四球と、暴投、そして拙攻など、すべてを敗因に挙げた。その植田、攻守で精彩を欠き、“懲罰”を込めた途中交代。

約1カ月半ぶりの一軍マウンドの藤浪は、6回途中6安打7失点(自責は4)で、味方失策絡み2敗目を喫した。2~4回を多彩な変化球で三者凡退に抑えるなど、復活の兆しも見せた。が、
「一度、抹消しますけどね」
ことしのタイガースの“専売特許”、登板即抹消が決まった。が、抹消後も一軍帯同を続けながら、次回登板に向けて調整していく見通し。次回登板は、最短で14日の日本ハム戦(札幌ドーム)。