糸井、人生初の逆転満弾!

今季49試合目にしてロサリオがスタメンを外れ、純国産打線。
「今日の投手は、ちょっと無理だなというのがあったから」
と、金本監督。皮肉にも打線がつながり、今季最多を更新する15安打、10得点で逆転勝利。4番・糸井がプロ初の満塁弾を含む2安打で、自己最多を更新する6打点の大活躍。交流戦開幕からの連敗を、4で止め、借金1で3位浮上。

糸井が、6回に9号逆転満塁アーチを放ち、5試合ぶりの勝利へ導いた。ヒーローインタビューでは、
「自分のなかの意地が出たと思います」
と、力強く語った。自己、初の満塁本塁打。1点を追う6回二死満塁。初球、真ん中高め130キロスライダーを完ペキにとらえた。打球は、右翼スタンド一直線。黄色に染めたスタンドを跳び上がらせた。
「連敗していたんで、なんとか止めるぞと強い気持ちで行きました」
主砲・ロサリオ不在のなかで見せた新たな打線の形。連敗を止めた今、それが今後の本流になっていく可能性は十分にある(ロサリオが出場選手登録を抹消されることが2日、分かった)。

福留3安打、今季3度目猛打賞。糸原も得意の広角打法を発揮し、4安打1打点と暴れ回った。

谷川が、プロ2試合目の登板で初勝利。2番手で、5回から登板。二死満塁を背負ったが、最後は二ゴロに打ち取った。6回に打線が逆転し、プロ初勝利が転がり込んできた。
「うれしいです。こんなに早くくるとは。中継ぎだったので。しっかり自分の仕事をすることを考えました」
と、笑顔。先発・小野が山賊打線につかまり、4回5安打4失点で今季最短KO。

○<日本生命セ・パ交流戦:西武5-10阪神>◇2日◇メットライフドーム

過去の試合;
●<日本生命セ・パ交流戦:西武2-0阪神>◇1日◇メットライフドーム

■「あまりにひどい」
5度目の完封負け。交流戦4戦全敗。4戦全敗の交流戦で、タイムリーは1本しか出ておらず、深刻な貧打。好投の岩貞を、見殺し。金本監督も、
「投手がかわいそう。いい加減にしないと」
と、ブチ切れ。借金2、Bクラスに転落した。

福留を休養させ、「4番・DH」で、原口が今季初めて4番に座った。3番には大山を抜てき。中谷、フェン直の三塁打で、唯一長打と、マルチ。

※藤浪が1日、一軍に合流。D5位・谷川も中継ぎとして昇格し、D3位・熊谷が、出場選手登録を抹消された。

●<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-5ソフトバンク>◇5月31日◇甲子園

■「痛いスタートだね、これは」
と、シブい金本監督。交流戦開幕3連敗。借金生活(1)に転落。秋山は7回5安打1失点の力投も、援護に恵まれず5敗目。8回、岩崎の連続四球と、3番手・岡本の押し出し四球など、リリーフ陣も乱れて重すぎる4失点。

4番・糸井は、
「自分のせいで負けました」
と、責任を背負った。打撃では4打数無安打に終わり、守備でも8回一死一塁、右翼フェンス際への飛球を、目測を誤り捕れなかった(記録は三塁打)。

●<日本生命セ・パ交流戦:阪神3-6ソフトバンク>◇30日◇甲子園

■ 高橋遥、痛恨2被弾。高橋が、ソフトバンク打線に洗礼を浴びた。
「試合を壊してしまった。全部反省。スタミナどうこうじゃなく、同点にしてくれた次の回で崩れてしまったのが申し訳ない」
6回、2発のアーチを食らうなど、5回1/3、6失点でKO。逆転負け。ソフトバンクに4年連続の負け越しとなった。

8試合連続で「1番・遊撃」として出場の植田、10盗塁。高卒4年以内は、新庄以来25年ぶり。

■ 鳥谷が“再出発”を刻む一打を放った。前日29日に連続試合出場が1939で止まったが、一夜明けた30日同戦の9回に代打出場。右前安打を放った。

※ロサリオの先発落ちが、現実味を帯びてきた。7番に降格し、3試合目となったこの日は内容が最悪。3打席で、1度もバットに当たらなかった。

◇中継ぎへの配置転換が決まった能見。一軍の状況に目を向ければ、昨季60試合登板クインテットを形成した高橋聡、マテオが故障離脱している。30日のソフトバンク戦は7人のリリーフ陣をブルペンに配置したが、うち左腕は岩崎1人だけ。

藤浪が一軍昇格し、6月3日の西武戦(メットライフ)で先発する予定となった。

● <日本生命セ・パ交流戦:阪神0−1ソフトバンク>◇29日◇甲子園

完封負け。14残塁の拙攻。連勝は5でストップ。9回、梅野の失策から守護神・ドリスが打たれ、2敗目となった。メッセ、8回無失点も報われず。

■スタメンを外れていた鳥谷がソフトバンク戦に出場せず、連続試合出場は1939試合でストップした。
「いつかは止まる記録なので。いい時も、悪い時も、ケガをした時も試合で使ってもらった監督の方たちに感謝をしたい」
ルーキーイヤーの2004年9月9日・ヤクルト戦(甲子園)からはじまり、14年間続けた大記録。プロ野球歴代2位で、同1位の衣笠祥雄の2215試合にあと「276」と迫りながらの記録ストップとなった。金本監督は試合後、鳥谷を起用しなかったことについて、
「(使う)場面がね(なかった)、それは仕方ないですから。試合をやっている以上は状況があるから、いつまでもというわけにもいかないから」
と明かした。交流戦という節目ということでの決断かと問われたが、
「全然関係ない。まったく関係ない」
と否定した。