糸井、浜風もろともせず、決勝ソロ!

1-0勝利で、Gに雪辱。5回に5番・糸井が先制の8号ソロを放つと、先発した岩貞は7回を投げ、8三振を奪うなど6安打無失点で3勝目(1敗)。3連勝。借金を完済して、勝率を5割に戻した。が、Gには、まだ3勝7敗。

糸井が、プロ167人目となる通算150号の本塁打を放った。4回まで菅野に無安打で完ペキに抑えられていた。突破口を開いたのが、糸井だった。
「自分でもどうやって打てたのか分かりません」
と喜んだ。記念のアーチは、そのまま決勝打になった。糸井はお立ち台でヒーロー・インタビューを受け、満員の観客から歓声を浴びた。
「毎日、不利な風が吹いてますけど、やっぱり声援が後押ししてくれたと思います、ハイ。甲子園で打ちたいなと思っていたんですけど、それが達成できてよかったです」
5回一死走者なし。菅野が投じた2ボールからの2球目、内側に切れ込んできた。ボールが変化しはじめた直後を、引っかけるように右腕一本で押し込み、すくい上げた。打球は一度も失速することなく弾丸ライナーで、浜風に向かって右翼席へ到達。ダイヤモンドを一周すると、ベンチ前で花束を受け取り、スタンドからの拍手と声援に応えた。

7回まで6安打を許したが、無失点で切り抜けた。岩貞は気迫あふれる投球で、巨人のエースに投げ勝った。4回まで毎回走者を出す苦しい展開だったが、勝負どころで腕が振れた。
「ピンチになっても粘るしかないという気持ちで、キャッチャーと意思を合わせて思い切って投げていきました」
菅野との対決で、失点は許されない。気迫を前面に押し出し、今季3勝目を手にした。今季最長の7イニング、最多の120球を投げ、6安打無失点。金本監督、好投した岩貞を、
「本当に今日は本当に、ナイスピッチングでした」
規定投球回数には届かないが、防御率は1・50まで上昇。安定感も、存在感も日に日に増している。

■ 我慢、限界。3K、ロサリオに代打・隼太待機。金本監督は、
「今日の結果を見ると、当然だと思います」
と切り捨てた。我慢も、限界に達したようだ。
「意識だと思うよ。こちらが出している指示を全然…。まず打てる気配はなかった。昨日も、明日はこうだからと細かく言っているんですけど、それができないのは同じパターン」

○<阪神1-0巨人>◇25日◇甲子園