息詰まる投手戦を制し、連勝。5カードぶりの勝ち越し。ロサリオの2点二塁打で、試合を決めた。8回4安打無失点の秋山は、4勝目。ドリスは、14セーブ目。

同点の8回一死、植田が絶妙なセーフティーバント。内野安打をもぎ取り、ロサリオの決勝2点二塁打を演出。
「三塁側も考えたんですけど、一塁側の方が決まるかなと思った。常に一球一球、守備位置をみたりしているので、よかったです」
4球目。外角球にバットを寝かせると、コツンと一塁側へ転がした。打球は投手のグラブをかすめ、悠々の内野安打で出塁。
「見事でしたね。やるタイミングもうまい。初球でやったり、2球目にやったり、二塁の位置とか三塁の位置とか」
と、金本監督もうなった。

糸原に送りバントを、指示。3安打の福留が敬遠され、4番勝負で来ることも想定していた。3打席凡退、チャンスをつぶし、あわや戦犯の助っ人・ロサリオに、
「代打も考えたが、変化球狙いでやらせてみよう」
と、そう明かした金本監督はスライダー・一本に絞らせた。そんなロサリオが8回の攻撃で二死一、二塁から、初球、外角のスライダーを完璧に見極め、そして2球目、
「狙っていた通りに」
と、甘くなったスライダーを脚本通りに叩いた。意地の中堅フェンス直撃の2点適時二塁打。
「最高の気分です。みなさんの前でヒットを打てて、勝利に貢献できて、最高の気分です」
と、大声援にこたえた。が、
「向こうの外野の守りが、前進守備を敷いてきたんでね。定位置でいれば、普通の中飛だった。本当に勝ち運があった」
と、金本監督。ロサリオの打席で、ヤクルトの外野陣が極端な前進守備を敷いていたのは、植田の足を警戒していたからだ。結果的にロサリオの打球はフェンスにまで達した。

そのロサリオとお立ち台に上がった秋山は、
「立ち上がりどうなるかという内容だったけど、ゼロを並べることができて良かった。何が良かった、という球はなかったけど、負けない気持ちですかね」
と、はにかんだ。辛抱強く援護を待った。「サンケイスポーツ」によると、金本監督は、
「なにより秋山に勝ちがついたのがうれしい」
と、目を細めた。福留も、
「ああやって投げてくれたら野手もリズム良くいけるし、とりあえず、きょうは秋山に勝ちがついて良かった」

○<阪神2-0ヤクルト>◇24日◇甲子園

※ 藤浪が24日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に先発して7回無失点と好投。被安打6はいずれも単打。3四球を与えたものの、課題の制球は全体的に安定しており、
「前向きな気持ちで投球できているので、その点はいいかなと思う」
と話した。二軍降格後、3度目の登板。これで計20回を投げて1失点と、好結果を残しており、矢野二軍監督は、
「一軍と勝負できるところまできている。こっちとしても推薦できるような登板になっている」

過去の試合;
<阪神-ヤクルト=雨天中止>◇23日◇甲子園

■ はやくも5試合目の中止。さらに、これから梅雨の時期を迎えるだけに、中止が増えれば、9月には、最大14連戦となる可能性が浮上。