高橋遥、沈むチームの救世主!

継投で逃げ切り、連敗を2で止め、借金1とした。ドラ2位・高橋遥が自己最長となる7回2/3を5安打1失点に抑え、約1カ月ぶりの2勝目。ドリスは13セーブ目。3位に再浮上。

大きな“ハルト(遥人)・コール”がこだまする。
「しっかりとチームを勝ちに導けるようなピッチングがしたいと思っていた」
火の出るようなクロスファイアで成長を見せつけ、7三振(3つの見逃し三振)を奪った高橋遥。最高の2勝目だ。
「右打者の内角への制球が課題だった。梅野さんが引っ張ってくれて、守備の方もいい当たりをたくさん捕ってくれた。楽に投げられました」
ホームランは打たれたものの、7回まで87球。最速146キロの真っすぐをビシビシ決め、テンポのいいピッチングを披露した。金本監督も、
「だいぶん(右打者の)インサイドに突っ込めていたから。左右の出し入れ。欲をいえば、インサイドのスライダーでひゅっと空振りとれたらエースでしょう」
と、ご満悦。誰もが納得できる、その資質の片りんを見せつけた。

1点ビハインドの6回、ロサリオ、糸原の連打で勝ち越しに成功。俊介が中前打で出塁。続く植田が犠打を決め、一死二塁。糸井は二ゴロに倒れたが、福留が四球を選んで出塁。

ここで、ロサリオだ。復調気配か!? 
「きょうは、いい日だった。コースに逆らわず、センター方向へアジャストすることができた。チームに貢献することができてよかったよ」
悩める主砲に、笑顔が戻った。

その初球、外寄りの136キロ直球を迷わず振り抜き、一、二塁間を破る同点打となった。一塁ベース上で力強く右拳を握る助っ人。適時打は5日の中日戦以来、10試合ぶりとなった。前の打席では、4試合ぶりの安打となる左翼線二塁打。目覚めた猛打賞。左足を上げるフォームもしっくりこず、2試合で本来のノーステップ打法へと戻した。悩める大砲が復調の兆しを見せている。

また、続く糸原は1ボールから2球目、内寄りの低めのカーブを右前に運んだ。
「どんな球でも食らいついていこうと。うまく、反応してくれました」
連敗をストップさせた決勝打。一塁ベース上で両手を強く叩き、右拳を振るわせた。二塁の守備でも、1点を守る8回一死二塁のピンチで、右前に抜けそうな痛烈なゴロをダイビングキャッチ。

堅守で、投手陣を盛り上げた。8回右翼線の当たりを、右翼にまわった俊介が処理。回転して素早く送球し単打に抑えた。9回には、ボテボテの当たりを三塁・大山が素手で処理して一塁送球。金本知憲監督は、
「今日は、よく守ったわね。俊介と、大山も。あれもめちゃくちゃ大きいし、糸原のヤツもよく止めたし、よく守りましたよ、今日は」
と称賛。

※鳥谷が球団新記録となる通算2011試合出場を果たし、34年ぶりに球団記録更新となった。

○<中日1-2阪神>◇18日◇ナゴヤドーム

過去の試合;
● <阪神3-6DeNA>◇17日◇甲子園

■「まあ、選手を信じてね、辛抱するだけです、はい」
秋山は5回を投げ、2本塁打含む4失点。今季4敗目(3勝)を喫した。借金「2」となり、4位に転落した。

“ポスト・ロサリオ”の動きが、いよいよ本格化してきた。底の見えない4打数無安打で、一塁での守備でも精彩を欠いた。原口が一塁での守備練習をおこない、準備開始。ファーストミットを手に、ひたすらノックを受けていた。

※鳥谷、球団トップタイ2010試合出場。藤田平に並ぶ。ドラ3・熊谷、初昇格。代わって調子の上がらない西岡、高山が出場選手登録を抹消。また今日18日に先発する高橋遥も登録。

● <阪神0-5DeNA>◇16日◇甲子園

■ スタンドから、メガホンが投げ入れられる始末。
今季ワーストタイの3安打で今季3度目の完封負けを喫し、一夜にして借金生活に逆戻り。先発・岩貞は野手の2失策も絡んで5回6安打4失点(自責2)。真骨頂の粘りを発揮出来なかった。