4番・ロサリオのバットが火を吹き、今季最多の9得点。9-0と快勝し、G戦連敗を5でストップ。
「しっかり強いスイングをすることを心がけて、打席に入りました。最高の結果になってくれたね。秋山に、追加点をプレゼントできて良かったよ」
と、納得の一発。3点リードの3回一死。カウント3-1からの5球目をフルスイング。打った瞬間に確信するほどの驚愕の特大弾だった。打球は一直線に左中間席上部、女優・吉永小百合がほほ笑む「JR東日本」の看板を直撃。商品券100万円相当の商品、もしくは賞金が贈られる。本領発揮ともいえる一撃だった。
「打った瞬間の本塁打はまだ見てなかったので、見てるほうも気持ちよかった」
と、金本監督。

「自分じゃないみたいです」
秋山、投打“二刀流”の大活躍。8年ぶり完封、そしてソロ・アーチ。気迫で127球9三振を奪うなど5安打に抑え、3勝目を飾った。立ち上がりから、緩急を駆使。低めを丁寧につく投球で、アウトを積み重ねた。持ち味の制球力も、安定感抜群。巨人打線を5安打に抑え、スコアボードに0を刻んだ。打撃での活躍には、
「いやあ、これも恥ずかしい。一本目のタイムリーは、自分を楽にするタイムリーで。ホームランは、びっくりしました」
完封、本塁打の離れ業は、球団では1982年の山本和行以来、36年ぶりの快挙だ。

高山の“猛抗議”が、2回の一挙3得点に、大貢献。0-0の2回一死一、二塁。1ストライクからの2球目が、左つま先付近に当たった。しかし、球審はボールのジャッジ。いつものクールな表情を一変させ、死球であることをアピールした。これをみた金本監督が、リクエスト。「サンケイスポーツ」によると、
「高山のアピールがね。これは本当に当たっていると思ったんで」
とニンマリ。大勝につながる大きなポイントとなった。

高山を信じたリクエストで満塁となり、相手の失策や、秋山の適時打、鳥谷の犠飛で3点を奪った。3回は、ロサリオの超特大弾ソロで1点追加。

打撃でも魅せた、秋山。4点リードの、4回。二死走者なしで3-1からの4球目、外角寄りの144キロ直球を強振。打球は、逆方向へ。低い弾道で、左翼ポール際へ突き刺さった。金本監督は、
「高山や梅野あたりは、ちょっと教えてもらいに行かないといけないですね(笑い)」

0-5の5回にも、安打と、2つの四球で二死満塁とし、高山が打席に立った。カウント2-2からの6球目、直球に反応。中前へはじき返した。三走に続き、二走・ロサリオも本塁へ生還し、2点を加点。
「チャンスの場面で、なんとかランナーを返すという気持ちだけでした」
20打席ぶりの安打、23打席ぶりの適時打と久しぶりに快音を響かせた。
「ほかの打席でも打てれば、もっとよかったですけど」

※二軍調整中の藤浪が8日、ウエスタン・リーグ、オリックス戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)で好投。
「いろんな球種でカウントを取れたのが良かった」
不調で4月21日に降格して以降、初めての実戦登板。テンポよく制球も意識した投球を続け、7回を5安打2四球で無失点と結果を出した。球数は102でまとめて9奪三振。ストレートに力強さもあった。矢野二軍監督は、
「しっかりとした内容と結果だった。あとはこれを続けるだけ」

上本が前日7日に大阪府内の病院で精密検査を受け、「左膝前十字靱帯(じんたい)の損傷」と、診断されたことを発表した。長期離脱が確実に。

○<巨人0-9阪神>◇8日◇東京ドーム