メッセ好投、4勝目。力のあるストレートを軸に7回3安打1失点、今季最多の110球の熱投。好相性の地方球場で、無傷の6勝。連敗を3で止めた。
「今日はどの球種も、低めに集めることができたね」
最速は147キロも、コース、緩急を駆使して、ツバメ打線に的を絞らせなかった。

打っては、小刻みに加点。長打がなくても、単打を重ねるなどして4得点。粘り強い攻撃が実を結び、金本監督は、「サンケイスポーツ」によると、
「しぶとい適時打が出たから、そういうのをきっかけにしてほしい」
と、期待した。

さて、1-0で迎えた3回、二死無走者から福留、糸原、大山の3連打で追加点。大山、10打席ぶり安打。二死から、5球目のカットボールを引っ張り込み、緩いゴロでしぶとく三遊間を破る力で押し込んだヒットだった。
「追加点の欲しい場面でしたし、2アウトから福留さんと、糸原さんがチャンスをつくってくれたので、つまってはいましたが、練習してきたスイングができて良かったです」
と、やっと笑みが浮かんだ。20打席ぶりのタイムリーだった。

7回には、ロサリオが25打席ぶり適時打だ。内角へ食い込む146キロを振り抜く。バットは赤のグリップ部から、グシャッと折れた。遊撃手のグラブを激しくはじいた。
「100%じゃないけど、安打が出てくれて良かった。自分の形を探すのに取り組んでいる」
と、主砲が意地の一打。いまも、日本球界の攻めに苦戦。最近は、軸足の使い方を試行錯誤。
「いまは球種じゃなく、コースでしっかり来た球を打つことを考えている」
つづいて糸原のタイムリーで2点を挙げ、突き放した。
「とにかく追加点を、という気持ちで打席に入った。いいところに飛んでくれた」と、今季2度目の猛打賞。そのすべてが、得点に絡んだ。この日も、左腕キラーは健在だった。

○<ヤクルト2-4阪神>◇25日◇松山

<ヤクルト-阪神=降雨のため中止>◇24日◇松山

甲子園で異例の全体練習をおこなった。金本監督は、
「打ててないから。何かきっかけづくりのために、各自がそれぞれやっていこうと」
と、説明。「地方の鬼」・メッセンジャーが、スライド登板で25日に先発する。

● <阪神1-10巨人>◇22日◇甲子園

■ 惨敗。赤っ恥。3タテ食らい、G戦5連敗。9勝10敗で勝率5割を切り、借金生活に突入した。初回に福留のタイムリーで先制したが、ルーキー・高橋遥が炎上。
「ボール先行の投球になってしまい、甘く入った球を打たれてしまいました。リリーフの方にも野手の方にも迷惑をかけてしまいました。力不足です」
と振り返った。打たれた9安打はいずれも直球か、ツーシーム。金本監督は、
「梅野の悪いところが出たでしょ。一辺倒が。曲がり球がほとんどないんだから。全部、外の真っすぐとツーシームだけだから」
と厳しく指摘する。リリーフ陣も勢いを止められず、今季初の二桁失点となった。打線も振るわず、攻守で完敗。16年シーズン以来、2年ぶりの屈辱だ。

● <阪神0-3巨人>◇21日◇甲子園

■ 10残塁の拙攻で、屈辱の零封負け。巨人に本拠地で連敗し、勝率5割に逆戻り。秋山が、5回8安打3失点で降板した。3回までは無失点だったが、巨人打線に捕まった。4回に5安打を許してしまい3失点と、集中打を浴びた。3敗目。

◆再三の好機を生かせない。今季初めて8番に降格した大山が3度の得点機で凡退したのが響き、今季2度目の完封負けを喫した。金本監督は、
「調子が悪い打者のところにまわってくるというか。巡り合わせですかね、それも」と、渋い表情で振り返った。開幕からスタメン出場を続ける大山は、打率1割8分3厘と苦しむ。

● <阪神2-8巨人>◇20日◇甲子園

■ 藤浪、二軍降格へ。大“乱調”。5回で120球の独り相撲…。6四球を与え、9安打6失点。4度目の先発も初白星つかめず、初黒星を喫した。試合後、悔しさをにじませながら、
「初回の先頭から四球を出してしまった。初回、2回と先頭に四球を与えたことが、リズムを悪くした要因です」
と、言葉少なだった。10奪三振も、6四球と大荒れの内容に、
「見ての通り。悪いところが出た」
と、金本監督は厳しい表情を浮かべた。10三振を奪ったが、先発としてゲームをつくることはできなかった。約1年間も勝ち星なし。完全復活はあるのか?

◆高山、2本の右前適時打。前日19日までの中日2連戦では、8打数無安打。
「使ってもらったことに応えようと思った」
6点を追う6回。先頭の原口、隼太の連打で生まれた無死一、二塁のチャンス。菅野が投じた変化球を巧みなバットコントロールでさばき、一塁左を鋭く抜く右前適時打で、1点を返した。8回は原口の二塁打を足場に、高山がふたたびび技ありの右前に適時打を運んで意地は見せた。途中出場ながら、今季初めてマスクをかぶり、反撃の口火を切った原口は、
「しっかりスイングできたのはいいこと。これを続けられるように」
と話した。