無敵のメッセ!

少ない好機を、きっちり生かした。接戦を勝ちきる連勝で、今季初のカード勝ち越しを決めた。メッセンジャー、8回11K。打線は4回に大山の左犠飛、8回には糸井の中越え適時二塁打で援護。2点リードの9回はドリスが締め、完封勝ちを飾ったチームは2連勝で貯金1とした。

「3安打に抑えられたので、いい仕事ができた」
メッセンジャーが、8回を3安打無失点。今季2勝目。「サンケイスポーツ」によると、
「梅野君のリードに助けられたというか、打者の目線を変えることもできましたし、緩急もうまく使えましたし、イニング間にいいコミュニケーションも取れましたし、梅野君に感謝したい」
直球で押す投球から、変化球を多めに交えるスタイルにチェンジしても、頼もしさは変わらず。8回まで、二塁を踏ませぬ熱投。150キロに迫る直球と、110キロ台のカーブを駆使して、DeNA打線を手玉に取った。春季キャンプでは右肩の張りでペースダウンしたこともあり、以前のような剛腕ぶりはまだ発揮できない。

96球、無四球。完封ペースも、マウンドを譲り、
「もちろん(9回も)いきたかったよ。でも首脳陣の判断。開幕して序盤だし、無理をさせたくないと気にしてもらっている。納得しています」
と笑った。金本監督も、
「1年を見据えてというのもあるし、中5日というのもあったしね」
と、配慮を明かした。11奪三振で、通算24回目の二桁奪三振。外国人投手の最多記録を更新した。最終回は、守護神・ドリスが締めて2セーブ目。ヒーロー・インタビューでは笑みがはじけた。
「ベンチにいる全員が戦う準備ができているので、自分も自分の仕事をするだけです。ホームにかえってプレーすることが楽しみです」

3回まで無得点に抑えられていたが、6番・大山が初球を左翼に打ち上げて犠飛で1点をもぎとった。4回一死からロサリオが中前打で出塁。逆らわず、コンパクトなスイングでチャンス・メークすると、福留は追い込まれてから4球目、高めに浮いたカーブを見逃さなかった。右翼フェンス直撃の二塁打で二、三塁とすると、続く大山の初球だ。真ん中に入ったチェンジアップをフルスイング。三走・ロサリオがタッチアップで生還した。
「チャンスだったので外野フライでも1点と思い、積極的に打ちにいきました。最低限ですが、先制することができて良かったです」

そして、1点リードの8回、糸井の右翼フェンス直撃二塁打で、貴重な追加点を奪った。先頭の高山が中前打でチャンス・メークすると、上本がきっちり犠打で送って、一死二塁。得点圏に走者を置き、3番・糸井が打席に立った。

3−0から5球目、内寄りのスライダーをフルスイングした。大きく弧を描いた打球は、そのまま右翼フェンスに直撃。二走・高山は悠々とホームに生還した。二塁ベース上で両手を叩き、貴重な追加点を喜んだ。金本監督は、
「完全に入ったと思ったけど。ホントに力ないな、アイツ」
と、冗談を交えて笑ったが、終盤に奪った1点で反撃の勢いを封じた。

※ 場面は、6回。糸井は、先頭で貴重な四球を選んだ。続くロサリオの打席で、プロ初登板初先発だったD1位・東の一塁けん制にやられた。東の踏み出し足の動きなどがルールの“グレーゾーン”だったとみられる。金本監督には、“ほぼ黒”に見えていた。
「ボークだと思うよ。はっきりと凝視していたわけじゃないけど、『アレ?』というようなね。あれは、ちょっと意見書もんだね」

<DeNA0-2阪神>◇5日◇横浜