◆◆◆
◇◇     オープン戦も、たけなわ!(04) 
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ ロサリオ、調子上がらず!

能見がヤクルト戦に先発し、5回を3安打1失点(自責点0)と好投した。3回一死二、三塁で、中犠飛を許し、味方のエラーで出たランナーを返され1点を与えたのみ。
「しっかりコースを突くこと、緩急も織り交ぜて、ボールをよりよく見せることをテーマにした」
開幕へ向け上々の仕上がりをみせた。しかし、ほぼベストメンバーでまた貧打、黒星。金本監督、
「野手が、心配」

4番候補・ロサリオの調子が上がってこない。4四球は選んでいるが、二塁打も三塁打もなく、緩急を使う日本の配球への戸惑いも見受けられ、ゴロアウトが目立つ。打球が上がらない。
「自分のやるべきことを見つける期間。自分の形を見つけたい」
と話した。自ら望んで4打席に立ったこの日も、快音は響かず。期待された長打力は鳴りをひそめている。金本監督は、
「波でしょう。2月がよかったから。一年中打ったらどうするの」
と、心配無用といった様子。ロサリオは、
「自分のやるべきことを見つける期間。自分の形を見つけたい」
と、初めての日本球界で試行錯誤を続けている。

※ 西武・岡本投手と、榎田の交換トレードが成立し14日、両球団から発表された。岡本は昨季、14試合に登板して自己最多の6勝をマーク。先発、リリーフともにこなせる万能右腕。

<オープン戦:阪神2-3ヤクルト>◇14日◇甲子園

■ 大荒れ藤浪、開幕ローテ当確お預け。悪癖制球難、5四死球。
藤浪が4回途中で、6失点降板した。3回までは毎回、得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜けた。だがその3回、遊撃・西岡の失策に足を引っ張られる形となったが、2死球を含む5四死球と制球難の悪癖が顔をのぞかせたのも事実。

球数が87球になったところで、2番手・島本と交代した。その島本もつかまり、自責点はゼロながら6点を失い、イニング途中で降板した藤浪は、
「自分のいいタイミングというか、バランスというか、そういうことができなかったことが一番悔しい、といいますか、よくなかったですかね」
と、無念さをにじませた。金本監督から、
「ちょっとストライクを取るのに四苦八苦っていうのが、どうなんかな。ちょっと上がり目を見せてくれないとね」

◆遊撃レギュラー争いは、2年目の糸原が頭一つリードしている。11日の巨人戦(甲子園)では3番に抜擢されて2打数1安打2四死球。オープン戦打率を・304として西岡、北條らを圧倒している。ある球団幹部は、
「打力のあるショートとしてキャンプから目立っていた。鋭いスイングは金本(監督)好み。首脳陣は遊撃は何人かの併用を示唆しているが、抜け出すとしたら糸原」
と見る。

「5番・DH」で今年初実戦となった糸井は、2打数無安打に終わったものの、明るい表情で言い切った。
「(感覚は)めっちゃいい。(確認したいところは)今からする」
この日は5番を打ち、福留、ロサリオらとクリーンアップを形成。金本監督、「(打順は)また変わります。(今は)試し。その時の調子にもよるし」

<オープン戦:阪神5-10ヤクルト>◇13日◇甲子園

■ 遅ればせながら、今季のオープン戦初勝利を挙げた。ようやく白星を得て、金本監督も、
「日曜日で、お客さんがたくさん入っていた。勝ち試合を見たかっただろうし、そういう意味では良かった」
と、笑顔を見せていた。この日は2万1423人の観客が詰め掛けた一戦、9回は守護神・ドリスが3人で締めて、3点のリードをきっちりと守った。3・30開幕戦でも対戦する巨人を相手に、シーズン前哨戦でオープン戦初勝利を収めた。

0-1の4回、一死一、二塁で陽川が右前適時打で同点。続く中谷の左翼線適時二塁打で1点を勝ち越した。さらに高山が右前適時打で3-1とした。

2番手・岩貞が6回、一死一塁から同点2ランを浴びたが、そのウラ、打線がつながった。無死一、二塁で中谷が左中間に適時二塁打。なおも1点を追加した後、高山の中犠飛でこの回3点を奪った。
「こういうことを言ってはいけないと思うが、気持ちがホッとした」
と、スランプ脱出の中谷。高山も中谷に負けじと、2打点だ。片岡ヘッド兼打撃コーチも、
「タイムリーも犠飛も(高山の)いい面を出してくれた」
と、ほおを緩めた。試合前練習を終えると、クラブハウスに向かう通路に、高山の等身大パネルが置かれていた。これを見た金本監督が手ではたくと、周囲は大笑い。エールが快打につながった!?

■ 本拠地“デビュー戦”。ドラフト2位の高橋が上々の甲子園デビューを果たした。今季初の巨人戦の先発に抜てきされた。小気味よく左腕から140キロ台後半の伸びのある球を投げ込んだ。
「どの打者にもしっかり投げれば押すことができると分かった」
と、直球への自信を深めた様子。金本監督は、
「相変わらず、すごいいい球を投げている」
と褒めた。3回を投げて3安打1失点。立ち上がりの連打から1点を失ったが、2回以降は修正した姿で巨人打線を封じた。計58球。強気の真っ向勝負で抑え込むなど、最速は147キロの直球を軸に開幕ローテ入りを猛アピールした。
「すごく投げやすかった。緊張したのは初回だけでした。小さい頃からテレビで見ていた選手と対戦できてよかった」

岩貞、5回4安打2失点、8K。金本監督ニヤリ、
「高橋のボール見たら焦っていると思うよ」
持ち前の投げっぷりのよさを取り戻しつつある。

<オープン戦:阪神6-3巨人>◇11日◇甲子園