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◇◇     オープン戦も、たけなわ!(03) 
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■ オープン戦初勝利はお預け。試合は1点リードで迎えた9回に、マテオが自身の暴投もあり、同点適時打を許すピリッとしない内容、および結果となったが、全敗だったオープン戦の7試合目にして初の引き分けとなった。金本監督は、
「もちろん、特別な日なので、勝ちたかったですけど、勝ちきれんかったね」
と振り返った。

本日、球場前には、献花台が設けられた。元監督の故・星野仙一氏(享年70)の追悼試合。献花台には星野氏の笑顔の5枚の写真が飾られ、こらえきれず涙ぐむファンもいた。選手らは午後0時過ぎから、喪章をつけた背番号「77」の2002、2003年復刻ユニホームを着て、ベンチ入り。試合開始前にオーロラビジョンで追悼映像が流され、黙とうもささげられた。

初回に1点、4回に1点を阪神が挙げたことから、スコアボード上に起きた偶然がネット上で話題となっている。阪神のスコアボードには「1001」と数字が並び、「センイチ」に。ツイッター上では、「スコアボードに『1001』を刻み込むファインプレー」や、「なにげに1001(仙一)でよしとしよ」とする投稿が見受けられた。

恩師への思いが、福留の心にあふれていた。どうしてもグラウンドに立ち、感謝の気持ちを込めてプレーしたかったのだ。福留にとっても意味のある試合で、今季実戦初安打。中日時代、プロ入り直後にすべての道筋を立ててくれた恩師へ感謝の気持ちを込め、背番号8が聖地の打席に立つ。3回の第2打席で左中間へ二塁打を放ち、
「何か縁があるのかなと思います」
と、故人をしのんだ。というのも、
「監督の前で初めて打ったヒットが二塁打だったので。その時は右中間でしたけど、そういうことを感じながらグラウンドに立ってました」

◆秋山、開幕ローテへ快投。5回無失点、2回から5回をほぼ完璧なピッチングで、三者凡退。毎回となる7奪三振と持ち味を発揮した。金本監督は、先発マスクの原口に、
「ものすごくうまく、秋山の良さを引き出した。うちのチームは、今日の原口のリードを参考にしてほしい」

ロサリオが、先制点をたたき出した。初回二死二塁、左前にはじき返した。二塁走者の鳥谷が生還し、先制に成功。試合前までオープン戦4試合で9打数1安打に倒れていた助っ人が意地を見せた。

その後、5番・大山が右二塁打を放つと、一塁走者のロサリオは激走。本塁を狙うと惜しくもタッチアウトになるも、積極的な走塁を披露した。

◆高山が、追加点となる適時二塁打を放った。4回二死一、二塁で、カウント2-0からの3球目、外角寄りのカットボールを引っ張り込み、うまくバットに乗せて、右翼線へと運んだ。二塁ベースに到達すると、両手をポンとたたいた。この日は9番・レフトでスタメン出場。明大出身。
「後輩として、甲子園で結果を出せて良かったです」
この日まで2試合ノーヒット。本来の力を示す一振りで追悼試合を盛り上げた。金本監督も、
「ぼちぼちね」
と、復調の気配は感じている。

<オープン戦:阪神2-2中日>◇10日◇甲子園

■ 球団史上初OP戦開幕6連敗。若手を中心にした打線に。まだ元気がない。金本監督は、
「どうやろ。もう一つでしょう、調子は」
と、しぶい表情だった。

開幕投手に内定しているメッセンジャーが、右肩のコンディション不良から実戦復帰。オープン戦、初登板も先発で3イニング、41球を投げて6安打4失点で降板。初回に5本の長短打を集中され、いきなり4点を失ったが、2回以降はきっちり修正して復帰登板を終えた。
「打者に投げるのは久しぶりだったし、投げたかったコースより真ん中に集まってしまった。でも、次は問題ないです」
と、前向きに語った。

ドラフト5位・谷川が、オープン戦初登板でプロ最長の3イニングを投げて2安打1失点。最速144キロの直球に、厳しく内角を突くシュート、スライダー、フォークなど、多彩な変化球も駆使して、中日打線に的を絞らせなかった。先発候補にも名前が挙がるなか、本拠地で十分に存在感を見せた。メッセンジャー降板後、4回からマウンドに上がった。

<オープン戦:阪神2-5中日>◇9日◇甲子園