たかがオープン戦!?

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◇◇     オープン戦も、たけなわ!(02) 
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球団激励会が7日、大阪市内のホテルで開かれ、球団幹部や選手ら約200人が出席。冒頭のあいさつで金本監督は、
「やっと戦えるチームになったと思っている。強い気持ちを持って、執念を出して戦っていきたい」
と、力強く語った。しかしながら、試合の方は、オープン戦開幕から5連敗。打線がわずか3安打に封じ込められた。金本監督は、
「全然関係ない。シーズン中に(勝ち星を)取ってある」
と強気だった。ヒットが…、出ない。たかがオープン戦ではある。でも、少し心配になる。鳥谷、西岡は先発したが、主軸を打つ福留、糸井は調整段階。

小野が先発し、5回を投げ2安打無失点と好投。
「球数が少なく、テンポ良く投げられたと思います。ストライク先行で行けたのが良かった」
四死球なしで、課題だった制球も安定。キャンプ中から精度向上に取り組んできたフォークを決め球に、伸びのある直球をも主体に51球を投げ、開幕ローテ入りへ、猛アピール。

ドリス、2度の“不運”を吹き飛ばした。150キロ連発。キャンプ中には右肘に軽いハリを訴え、2月21日の練習試合韓国・KIA戦の登板を回避。さらに帰阪してからの3月2日には軽い腹痛を訴えて、別メニュー調整。遅ればせながら、投手陣最後の実戦初登板を終え、
「相手チームの打者に投げるというひとつのステップを踏めてよかったです」
と、胸をなで下ろした。

モレノも納得の“聖地デビュー”を果たした。7回に3番手でマウンドへ。先頭の大和にストレートの四球を与えたが、決め球のチェンジアップで封じるなど無失点に抑えた。
「甲子園球場で投げられてよかったですし、楽しかった。ホームでもあるので、このマウンドに慣れていきたい」
と笑顔だった。

ドラフト4位・島田の二軍降格が決まった。キャンプ後のオープン戦3試合で、計6打数無安打4三振。
「打席に入って一軍の投手の球に歯が立たなかった。体力も足りてないですし、走攻守すべてでレベルアップしないといけない。下でしっかり鍛えていきたい」
と、前を向いた。

<オープン戦:阪神1-3DeNA>◇7日◇甲子園

■ オープン戦4連敗も、収穫大。藤浪、才木が上々の内容。大山と、高山がマルチ安打。

藤浪が6日、DeNAとのオープン戦(甲子園)に先発した。
「全体的に感覚もよかった。力むというのはピッチャーの永遠の課題だと思うので。しっかり、次までにそういうのが出ないようにしていかないといけないと思います」
4回を投げて、2安打3失点。球数は56球で、三振を7つ奪った。3回までに6三振を奪い、無安打無得点の力投を見せたが、4回に3ランを許した。
「甘かったですし、逆球で球自体弱かった」
と、反省。最速152キロの直球だけでなく、変化球のキレ味も良く、開幕ローテーション入りへ前進した。
「あのぐらいのコントロールで強い真っすぐで。よくなっているんじゃないかな」
と、金本監督。

ロサリオが6日、DeNAとのオープン戦(甲子園)に4番一塁で先発出場した。初回二死一塁、115キロ変化球をとらえ、中前打を放った。

この日が、甲子園での初実戦。第1打席でセンターへのオープン戦初安打をマーク。見事な“甲子園デビュー”を飾った。しかし、掛布SEAは安打の場面を、「崩されながら対応出来る。打撃に幅を感じますね」
と絶賛。一方で、変化球攻めは、日本野球の“洗礼”なのか、
「気になるのは、軸足が動きだしていること。三塁側に引くようになっている。外のスライダーに届かない。気になりますね」
と、スイング時に右足を三塁方向に引く傾向が強まっていると指摘した。

2年目の19歳・才木が甲子園のマウンドで躍動した。5回から登板した4回1安打無失点の好投を見せた。開幕ローテ入りを狙う立場で、見事アピールに成功した。
「真っすぐで押して行けるところがあって良かった」
と充実した表情で話した。伸びのある直球を投げ込んだ。8回途中までパーフェクト投球を続けていたが、二死から中前打を浴びた。だが、次打者をきっちりと打ち取り、駆け足でマウンドを降りた。金本監督から、
「あとはスタミナだね。(先発枠入りへ)前進」
と、高評価を受けた。
「疲れは感じなかったし、まだまだ投げられる感じはあった」
と力強かった。

高山が2試合連続2安打をマークした。7番・中堅で出場。5回に真っすぐを左前にはじき返すと、8回は真っすぐを右前に運んだ。金本監督は、
「まあ、まだ振り過ぎもあるけどね。何かつかんでくれたらいいと思うし長打は勝手に出るからね。ワンバウンドの連続空振りとか、あのあたりはまだ力みがあるのかなと感じるけど」
としつつ、上昇気配を感じ取っていた。

<オープン戦:阪神3-5DeNA>◇6日◇甲子園