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◇◇     ピックアップ! 宜野座 
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ロサリオがキャンプ休日の9日、沖縄・読谷村のチーム宿舎内にある室内練習場で休日返上練習に励んだ。キャッチボール、トレーニングなどで約1時間、汗を流した。

第2クール最終日の前日8日は肩肘に張りがあり、キャッチボールをおこなわなかった。だが、この日は球団関係者相手に約10分間、ボールを投じ、
「第2クールは(肩肘の)お休みをいただいていたんですけど、全然、問題無く、違和感もまったく無く、やれた」
と、笑顔を見せた。きょう10日からはじまる第3クールでは、11日にDeNA戦(宜野座)、12日に紅白戦が組まれており、状態に問題が無ければ、2試合とも先発出場する見込みだ。

8日、ロサリオが、屋外フリー打撃で驚がくの場外弾を放った。推定飛距離170メートル。55スイング中14本がフェンスオーバーし、ラストスイングだった特大の柵越えは走行中の車にあわや命中しそうな一撃だった。

■ ロサリオ、マルチ安打に、好走。

「これは、あくまでも練習の一環。自分のなかで、今日は試合とカウントしていない」
と言い切った。ロサリオが、沖縄・宜野座での紅白戦で実戦デビューし、来日初安打を放った。

4回二死走者なしで、岩貞の初球外角高め速球を痛打し、ライナーで左前へ運んだ。打球も速い。スイングが速いのはもちろんだが、バットに当たる角度がいい。その直後には二塁走者として、そつなく走って生還した。6回もバットを折りながらも左前へ。初陣でマルチ安打を放つなど、まずは上々の滑り出し。デビュー戦で十分すぎるインパクトを残したが、
「試合の中では走塁も大事。細かなところだけど、そういう部分でもチームを勝利に導きたい」
と、力を込めたロサリオ。初球から積極的に振ったことには、
「実戦から遠ざかっているから、積極的に振ってスイングを作っていかないといけないので」
と、調整の意図を冷静に明かした。初陣から、ユニホームを真っ黒にして大ハッスルしたロサリオ。愛称「トロ(闘牛)」の通り、相手へ本気で向かっていくときが今から待ちきれない。

大山が7日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座でおこなわれた今季初実戦の紅白戦で、チームで唯一の3安打を放った。侍ジャパン入りへ猛アピール。

「こういう視察のタイミングで紅白戦があって、そこで打つという。何か縁を感じますね」
と、稲葉監督。紅組の「5番・二塁」で、出場。左中間二塁打、右前打、中前打と3打数3安打で、特別ルールの6イニングまでの試合ながら猛打賞をマーク。
「今日は大山選手ですね。3本のヒット。もともと長打力には期待しているが、追い込まれながらもライト前に打ったり。いいものを見させていただきました」
と、真っ先に名前を挙げた。また同じく代表候補で、昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでも選出されていた石崎が白組の3番手で登板。2回3安打無失点だった。
「今年もパワフルで、今のところ順調そうですね」
と、高く評価する中継ぎ右腕の投球にもうなずいていた。

藤浪が、早くも実戦のマウンドに上がった。
「バッターとは初対戦なんで、その確認になると思います」
と話していた右腕は、白組の2番手で3回から登板し、2イニングを4安打2失点。ボール先行になり、ストライクを痛打される場面もあったが、力みのない新フォームを確かめるように41球を投げた。昨季目立った直球の抜け球はなし。最速は、球団のスピードガン表示で150キロにとどまった。

踏み出す足の歩幅が、半歩から一歩狭くなっていた。その新フォームの影響なのか、投球のなかで体のブレがなくなっていた。上からしっかり叩くという、本来の藤浪が目指す形ができている。ただまとまったフォームが、藤浪のひとつの良さを消すのは事実だが、強い球が投げられているし、苦しんだ昨年に比べると明らかにいいフォームだ。

ちなみに、白組で先発・小野が実戦登板。ロサリオを三ゴロで仕留めるなど、2回2安打無失点。2年目の才木は紅組の先発を務めたが、西岡に一発を許すなど課題を残した。
「(球が)シュート回転していた。(実戦が)最初なのでそんなものかもしれないが、そういっていられる立場でもないので」
と、反省。