CSも、ベテランに任せろ!

圧勝。3回に4番・福留が先制2点適時打を放つなど、今季チーム最多タイ、先発全員の16安打で11得点。能見は、今季初完投で6勝目。2年ぶりのCS出場を決めた。29日のDeNA戦で、勝つか引き分けで2位が確定。甲子園でのCSファーストS開催が決まる。

重要な試合で力を発揮するのは、やはりベテラントリオだった。「サンケイスポーツ」によると、
「トリも3本打ったし、ヨシオもいい追加点を挙げてくれた」
そして何よりも、
「突破口をね。孝介がやってくれました」
と、金本監督。先制打、ダメ押し打の2安打4打点と暴れまわった福留に賛辞を贈った。

重苦しい展開が続きそうだった0-0の3回、二死満塁。主将は、いとも簡単にプレッシャーをはねのけた。左前へ、痛烈な打球を放つ。
「能見がヒットで出たり、みんながつないで、つないで回ってきたチャンス。先に点を取れたのはよかったね」

その能見、淡々とアウトを刻んだ93球。4安打2失点で、今季初完投で6勝目を挙げた。
「取りあえず飛ばして行こうと思って、初回からいい感じで投げられて良かった」
と、4回まで無安打投球。打線の援護もあり余裕の完投。
「高さも意識しながら」
と、変化球を低めに集め、内野ゴロ14個を奪った。それにもまして、右打者の体すれすれに構えた捕手のミットをめがけて、左腕を振った。プロ13年目のいまもこだわり続け、生命線としてきた内角直球だ。プロ13年目の38歳。一軍投手では、最年長になった。1学年上の安藤、3学年下の狩野が今季限りで引退。

「ちょっと短かったかな。でも、非常に濃い、2年間だったと思います」
さらば、掛布二軍監督。聖地で、ラスト采配。大勝だった。今季最多の16得点で広島を圧倒。甲子園に詰めかけた7千人超のファンに白星を届け、試合終了後のセレモニーでは、「カケフコール」がスタンドから湧き起こった。

ただ、ナインによる胴上げは、逃げるように拒否した。選手たちには、セレモニー終了後に指揮官を胴上げする準備ができていたようだ。
「僕自身の気持ちで、胴上げされる身ではない」
と、断りを入れた。選手たちに申し訳ないという思いを持ちつつ、
「胴上げというのは、セ・パ両リーグの監督が優勝した時、選手が引退する時」と、自らの美学を貫いた。

 <DeNA2-11阪神>◇28日◇横浜

過去の試合;
● <DeNA4-4阪神>◇27日◇横浜

執念で、ドロー。序盤に4点のリードを許したが、不調だった打線が奮起。糸井が、15号2ランなど3打点の活躍。5回から、6投手による無失点リレー。ドリスが延長11回から登板し、最強のクインテットが完成した(☆ ドリス、マテオ、岩崎、桑原、高橋)。プロ野球史上初の5投手の60試合登板。秋山、4回7安打4失点で降板。

また、6番手・球児が今季50試合登板に達したことで、日本球界初の記録が誕生した。自身6年ぶりに50試合登板を達成。チームでは6人目の到達で、1チームから50試合到達者が6人出るのは史上初。

※ 掛布二軍監督が、球団から要請されていた坂井オーナー付アドバイザーへの就任を受諾。

※ ロジャース、抹消? 昇格は、良太!? 

● <阪神0-7DeNA>◇25日◇甲子園

散発5安打、完封負け。岩田、6回3失点降板。甲子園での3試合連続完封負けは、17年ぶりの屈辱。球団初! 救援4人が、60試合登板(高橋、この日で今季60試合登板。すでに桑原、岩崎、マテオ)。

起爆剤と期待された高山も、悔しい“復帰戦”となった。不振による8月18日の出場選手登録抹消から、約1カ月ぶりに昇格も、代打で空振り三振。

● <阪神0-2DeNA>◇24日◇甲子園

4安打完封負け。岩貞、久々マウンド6回2失点。甲子園で引き分けをはさんで、20イニング連続無得点、4連敗。