2試合連続サヨナラ勝ち。6-6の9回ウラ、二死満塁から、隼太が右翼フェンス直撃の決勝打を放った。プロ初のサヨナラ打だ。ドリスが4勝目。

「チーム力、あきらめない姿勢と、守りでも走塁でも、勝ちに向かっての姿勢を強く感じている。手応えはある」
と、金本監督。隼太が右拳を高々と天に突き上げた。ベンチ前で金本監督に抱きつき、
「今まで味わったことのない最高の気分」
と、声を弾ませた。8月18日・中日戦(ナゴヤドーム)以来、出場13試合ぶりのヒット。「サンケイスポーツ」によると、
「緊張しっぱなしでしたが、二死満塁でオレにまわる、という予感がありました。こういう展開でしたし、しばらく打てなかったことは逆に忘れていきました」

難敵・サウスポーを攻略した。中軸の糸井と、福留の2人が快音を響かせた。先発したDeNAの浜口から4回2/3で5点を奪い、マウンドから引きずりおろした。そろって、4安打大当たりだ。
「最後まで諦めない気持ちを選手全員が持っていることは、いいことなんじゃないかな」
口火を切ったのは、福留だ。1回一死二塁で中前打を放ち、速攻で先制点を奪った。さらに3回一死、またしても中堅フェンス直撃の三塁でチャンスメークし、大山の適時二塁打を呼び込んだ。
「初球から積極的に打ちにいきました。ランナーをかえすことができてよかったです」
糸井も、今季初の4安打と大暴れだ。1回に右前打で出塁し、先制のホームを踏むと、4回、左翼席に13号ソロをたたき込んだ。これがチームとして7年ぶりとなるシーズン100号アーチ。さらに9回、無死一塁。カウント2-2から外角のスライダーを引っ張り、一、二塁間を破る右前打を放った。殊勲は隼太に譲った。それでもベテランの4安打が、劇的勝利に欠かせなかった。

先発・メンドーサは5回を6安打3失点。勝敗はつかなかったが、粘投で試合をつくった。
「あの回(2回)は悪かったけど、その後立て直して、気持ちよく投げることができました」
失点した二回以降はわずか1安打に封じた。また、2回には一死一、三塁から左翼へ犠飛を放ち、初打点も記録。
「当てなきゃはじまらないので、ゴロでもいいと思って振りました」
と、笑顔で振り返った。

※ ロジャース、キャンベルの退団が濃厚であることが10日、分かった。大物野手獲りに照準を絞っており、中日のアレックス・ゲレーロ内野手(30)に関心を示していることが判明。

<阪神7-6DeNA>◇10日◇甲子園