急場は任せろ、遼馬!

完封リレーで、遼馬が今季初勝利。秋山が、右太ももの張りのアクシデントで緊急降板。1回、2試合ぶりの出場で、3番に座る福留が一振りでとらえた。今季11号、先制ソロ。貯金「9」とし、広島の優勝マジック点灯も阻止。

代わった2番手の遼馬が緊急リリーフにも動じず、2回1/3を2安打無失点に抑えた。お立ち台では、控えめに笑ったが、
「自分のできることをやろうと思って、マウンドに上がりました。(今季初勝利は)うれしいです」
しかし、福留はちがった。スクランブル登板したを遼馬を、褒めちぎった。
「遼馬が、すごくリズムをつくって一生懸命投げていた。あの場面で、しっかり自分の投球をしてくれたのはチームとってすごく大きいし、きょうは打って勝ったというよりも彼がしっかり投げてくれて勝った、と。それが一番じゃないですか」
金本監督は、「サンケイスポーツ」によると、
「一番、早くできるから、肩が。まあそこは香田コーチが、すぐに松田といってくれたので」
と説明。さらに、
「途中からいきなりで、よく抑えてくれました」
とたたえた。

6回以降に登板した阪神の4投手は「H」ランプさえ点灯させなかった。3番手の桑原から藤川、高橋、ドリスまで、各1イニングをすべて三者凡退。パーフェクト救援で、無失点継投を完成させた。

とりわけ、7回にマウンドに上がった藤川だ。圧巻の3者連続奪三振。直球主体の攻めで簡単に追い込むと、最後は3人ともフォークボールでバットに空を切らせた。

「甘くきた球を、しっかりとらえることができました」
初回に、福留の11号ソロで先制点を挙げた。お立ち台で、不敗神話については「(そう呼ぶのは)ダメです」
と、おどけて笑わせた。5回一死一、二塁でロジャースがライトへ2点二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。
「捕られるかなと思ったけど、抜けてくれて本当に良かった」
と、安どの笑みを浮かべた助っ人。フルカウントからの6球目、高めに浮いた144キロのストレートをコンパクトに逆方向へはじき返した。打球は痛烈なライナーで右翼頭上を襲い、フェンス手前で弾んだ。

※ 秋山が3回二死走者なし、四球を与えたところで、自らタイムを要求。トレーナーに付き添われてベンチに下がった。そのまま姿を見せることなく降板。ここまでの投球数は52球。自身初の2ケタ勝利のかかったマウンドだったが無念の降板となった。診断結果が出るのは、6日以降になる見通し。今季の先発ローテーションを支えている存在なだけに、結果が心配される。

 <阪神4-0ヤクルト>◇5日◇京セラドーム大阪